今年の夏休みと、秋の演奏会について
あっという間に9月も半ばになり、まだ暑いながらも少しずつ秋の気配が感じられるようになってきましたね。今年の夏は曇り空の日が多かったように感じますが、今日は久しぶりに天気もよく、夜空には中秋の名月がとても綺麗に輝いているのを見ることができました。
さて、みなさんは今年の夏休みはどのように過ごされましたか?
私は仕事の合間に、仙台フィルの山登りの先輩とともに岩手県の早池峰山へ行ってきました。
3年間続けているピラティスのおかげなのか、山を登っていても全然息が切れない自分にびっくり!早池峰山はこのような岩をずっと登っていくような山でしたが、とても楽しく頂上まで行くことができました。
頂上手前にはこんなハシゴがあり、登るときは平気だったものの下っているときに高所感がグッと増し、怖くてへっぴり腰になりながらようやく降りることができました。日常であんなにスリルを感じることはないので、ここが1番の思い出になりましたが、ハシゴはもうコリゴリ、という感じです。
そしてその後は、コバケン先生とのチャイコフスキー5番3連戦の合間をぬって日帰りで東京に行き、恩師 三倉麻実先生のお祝いのパーティーへ出席してきました。
先生に初めて出会ったのは高校二年生の秋。それまで私は音楽教室でのんびりと楽しくクラリネットを吹いていましたが、先生のレッスンに通うようになってからは状況が一変。クラリネットのことはもちろん、礼儀だったり、大切なことを厳しくあたたかく教えてくださいました。10代の大切な時期に、丁寧で面倒見の良い先生のもとで勉強することができた自分はとてもラッキーだったなあ、と今改めて思います。
先生の門下生は、春の発表会、夏の合宿、冬のおさらい会をするのが通例となっており、それが今の私にも理想とする形としてすごく残っています。
先生がなさっていたように、私も生徒の発表会をもっと規模を大きくしてやってみたいなあ、とか、合宿をしてみたいなあ、他にも企画してみたいことがあるのですが、現実的に考えたときに私は「できない」理由ばかり思いついてしまうのです。
でもこの前友人と話していたときに、「今はできなくても、いつかやればいいじゃない」と声をかけてもらったことですごく気が楽になりました。そのくらい頭を少しリラックスさせて、夢をあたためているのもいいかもしれないなあ、と。待つこととか時間がかかることはちょっと苦手な性格なのですが、あまり焦らず今できることをやっていければそれでいいのかな、と感じるこの頃です。
最後に、秋は演奏会シーズンということでオーケストラ以外の公演のお知らせです。
10月5日12:30‐13:15 イズミティ21小ホール
仙台クラシックフェスティバル
こんなにいたのか!東北ゆかりの名演奏家
グノーの小交響曲などを演奏します。
10月20日14時 ピアノサロン「ルフラン」
ピアニストの澁谷るり子さんのコンサートシリーズへのゲスト出演です。
フォーレの無言歌、プーランクのソナタなどを演奏します。
11月17日15時 イズミティ21小ホール
仙台銀行ホール イズミティ21 コンサートシリーズイズミノオト第10回
百花繚乱ノ巴里(ヒャッカリョウランノパリ)
フランス近代の木管五重奏曲を演奏します。
その他仙台フィルのコンサートにももちろん出演しますので、芸術の秋を感じに是非コンサートへお越しくださいませ!