この世はすでにパラレルワールド

我思う、ゆえに我あり

有名すぎる名言。
近代哲学者、デカルトさんの言葉だそうだ。
いま知った。

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言わずもがな、世の中で今起こった事象は1つでまちがいない(と、思う)。

ある人が魚を捌いて、調理して食卓に並べ味わう。その事象としてはその一連の流れ1つ。


ただ、そこにそれぞれの想いが乗ることで
真実はいくつも枝別れし、そこにいた人それぞれの世界ではそれが事実として想い出に刻まれることとなる。

ある人にとっては、自分で捌いて食する一連の流れが丁寧な食卓の想い出になるし、ある人には命をいただく重みを知り、非常に思慮深い食卓の想い出となるかもしれない。


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想い出になるまでもなくその場でも、
同じ空間にいながらも
すでに違う世界を過ごしていることは多々ある。

たとえば
泣き喚く赤ちゃんがいたとする。

事象としては
「赤ちゃんが泣いている」
この1つ。

でも、ある人は
「うっせぇな…早く泣きやませろよ…」
と思い、赤ちゃんを泣かせる悪い保護者がいる、という事実になっているかもしれない。

ある人には
「かわいいなぁ…力いっぱい泣いて、生命力を謳歌してる!」
と、生命力の息吹を力強く感じ、むしろ思いっきり泣かせてあげる、器の大きい保護者に出会った、という事実になっているかもしれない。

同じ空間
同じ事象を
同時に体験していながら
その2人がいる世界はすでに別物である。


この世界は
いくつものパラレルワールドの集合体。

あなたが見て感じる世界を
隣にいる誰かが同じように見ているとは限らない。

言い尽くされている表現ではあるが、
色ですら、あなたが思う「赤」は他のダレかには「緑」に写っているかもしれない。

その波長の数値を示すことで名前が付けられているだけで、隣の人が同じ色で見ているとは限らない。

「赤」と呼ばれる波長のものが、赤に見えてようが、緑に見えてようが日本語では赤と呼ぶし、英語ではredと呼ぶだけの話で、どう見えているかの確証はない。

黒い目の人と青い目の人では見え方が違う(らしい)。


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これがわかるだけでも
ずいぶんと生きやすくなる。

たとえ同じ国に生きていたとして、
もしくは、家族だとしても
それぞれ違う世界を生きている。

違っていて当たり前。
見えてる景色が違うのだ。

誰に否定されようが
評価されようが気にする必要はない。
その人はその人の世界の話をしているだけなんだから。

ワタシの世界では
ワタシが監督だし
ワタシが主人公。
いや、脇役でもいい。

限り無く自由である。


他人の世界に干渉しない限りは、ね。
同じように相手の世界ではその人が中心だから、その人に認められない限りは干渉することはできない。

そう考えると
人と接するのがちょっと面白くなる。
その人の作り上げる舞台を鑑賞する感覚。

一本の映画を見るように
その人の人生という舞台を覗いてみると
いつのまにか世界が交わってくることがある。

そうしていつのまにかお互いの世界の国境が見えなくなって、居心地のいい存在になっていく。


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人付き合いはパラレルワールドを1つにするということ。

それってとっても難しい。
それができるなら、地球上の国境も戦争もすでに無くなっている。

難しいからこそ
人付き合いがうまくいかないと悩む必要はないし、付き合わなければいけない人で悩んだら、まずは相手の生きている世界観を知ることで、戦略を練ることができる。

でもそのときに絶対必要なことって
ワタシがワタシの世界を知ってることだと思う。

我思う、ゆえに我あり。

デカルトさんが言った意味とは違うと思うけど、これとっても大事!

これからのパラレルワールド交流に向けて
もう1度、自分の望む世界観を見直してみよう。


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noteをはじめて、『スキ』をもらえるのがとってもうれしい!って感じてます。

自分の感想を記録に残して、誰かがそれに共感してくれたことが目に見えることがうれしいです。

『スキ』してくれる方々へ。
ありがとうございます!

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