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【ユニオンアリーナ】自信がついてきたストレイデッキ備忘録

こんにちは、泡沫です。

今回は異種格闘技カードゲームでお馴染み「UNION ARENA」から、シャニのデッキ「ストレイライト」の構築を書きます。

ストレイデッキは、キャラカードとイベントカードの相互作用に重点を置いたデッキタイプです。イベントカードを使用することであさひを強くして殴ったり、場外にあるイベントカードを除外することで相手の大型キャラを破壊して勝利を勝ち取るデッキです。原作遊戯王でよく言われた「モンスターとマジック、トラップの組み合わせが重要」みたいなイメージ。
このデッキの難しいところは、イベントカードの使用を半ば強制される点にあります。ユニアリのAPというシステム上、「イベントカードを使う=面展開が1手遅れる」になるため、イベントばかり使用していると盤面が貧弱になり、シンプルに殴り負けてしまいます。そのため、いかに盤面を強く保ちつつ、イベントカードとのシナジーを発揮させていくかが、このデッキの妙となります。

デッキレシピ

私のデッキレシピです。15種類、うちピン挿し1種で構成しています。

イベントカードの枚数は14枚。ストレイはイベントとキャラの比率に好みが出るデッキだと思いますが、「16枚だとキャラが出せずに事故る」「12枚だとイベントが回らず効果を活かせない」という経験則から、間をとって14枚にしています。

ここからは、カードの採用理由についてお話しします。

0/1 愛依

シャニのCカードでは珍しくソロ(に見える)イラスト

4積み大安定。現状、ストレイの0コストというだけで採用理由に足るのですが、書いてあることが全体的に偉いです。登場時にデッキを回せて、任意で場外にイベントを置くことができる、ライフに回ってもドロートリガーで手札補充できる、などなど。
いつでも出せるぶん、プレイする重要度自体は低めで、ストレイを盤面に揃えたいターンの最初に出したり、手札の入れ替えを行いたいときなどに出しがち。特に、後述の2/1愛依が手札にあり、2エナ発生がない場合は、優先的にそちらを出したほうがよいです。

2/1 愛依

うおっまぶしっ

3積み。5/1の冬優子を出したいときはもちろん、エナジーLに自由枠を増やせる貴重な2エナ発生カードですが、弱点がふたつあります。
ひとつはトリガーがないこと。キャラクターの場外利用がないので、ライフを割られたときに一切のメリットなし(むしろ情報公開でデメリットまである)になってしまいます。もうひとつは即効性に欠ける点。ユニアリのシステム上、盤面に出た次のターンからでしか活用できません。
以上の点を鑑みて、他のカードと比べても最序盤に出せなければテンポロスになりかねないため、3積みとしています。また、優先的に捨て先になるカードでもあります。

4/2 愛依

パラレルを入れています。本当に。見栄ではなく。

お守りとしてのピン挿し。4000BPやカラートリガー持ちとして希少な性質なのですが、如何せん使用シーンが限られます
消費APが2と他のカードより重いうえ、除去などの盤面干渉ができず、インパクトのようなライフへの打点要因にもならない。条件付きの3ドローは魅力的ですが、手札にイベントカードがなければならないことに加え、「はづきアシスト」や「ノー墨」だと捨てづらい(発動したほうが強く、公開情報にもなるので)という、手札を回すカードなのに手札に依存するという点もマイナスポイントです。そもそも先捨てがリスキーすぎる。
また、個別に上限が設定されているCOLORトリガーが魅力的に感じるかもしれませんが、赤のCOLORは弱すぎる。フロントにBP4000を並べるのがスタンダードな現環境において、取られてまずい2500BP以下が前面に並ぶことは殆どありません。小型を横展開してビートダウンするようなデッキが多くなったら出てくるかもしれませんが、ユニアリのAPシステムとバトルシステムの都合上、そういったデッキが出てくるのはまだ先かなあと思っております。
ここまで散々な言われようですが、条件付きとはいえ4000BPが立ちながら手札補充ができるのは、盤面がすでに整っているならかなりのアドバンテージを期待できる一手になり得ます。

登場させるケースは、先攻の3, 4T目で手札に「キング・アンド・ヒーロー」がある場合。「非日常」でもいいのですが、
 ①1AP少なく発動できて手札枚数の増減は同じ
 ②サーチカードの役割を果たす
 ③「イベントを使用した」ことによるあさひへのバフ
といった役割があるので、安易に捨てるのはおすすめしません。
上記以外のケースでどうしても出したい場合は、カードを捨てないことをおすすめします。その場合4/2バニラ(効果なし)4000BPになるので、1APで出せる4000BPのほうが効率いいんですけどね。

0/1 あさひ

愛依ちゃん家(ち)すぎる

4積み。0コストなので初動に必要、かつストレイであり、レイド先にもなる重要なカードです。トリガーはないよりマシって程度に考えてます。

2/1 あさひ

プロモはありません

2積み。エナジー役にもならず、2エナとしてはスタッツも中の下。効果が活きる機会は少なく、トリガーもなし。カード単体の満足度としてはこのデッキ中で最低と言っていいでしょう。とはいえ、メインアタッカーであるあさひを活かすためには必要なので、最低限の2枚採用となっています。
役割は基本レイド先。0/1あさひとの違いは、エナジーLで寝かせた後にフロントに出してサブアタッカーにできる点。出せるなら0コスよりは出したほうがよいです。

4/1 レイドあさひ

イラストがGOODなだけに勿体ないカード

ストレイ中で唯一直接的な打点になりうる、デザイン上では4積みエースだったであろうカード。しかし残念なことに、こちら3積みで運営しています。
理由は単純で、BPが低すぎるから。自ターン中は介護すればBPと効果が伸びていく設計とはいえ、素のスタッツはあれだけボロクソ言っていた2/1あさひと大差ありません。これではBP4000はもちろん、ついでに出された3000や3500すらもブロックすれば消し飛んでしまいます。シャニマス内だけで言っても、2エナの果穂や甜花に殴り負けるうえ、条件未達成の「こんなのホラーでしょ最悪」(シーズの除去札)に焼かれる始末。レイドトリガー持ちの中でも最上級の圧力の低さです。

とはいえ、他に直接打点をもたないストレイライトとしては貴重な戦力であることも事実。イベント1枚でも4000BPと1ドロー、2枚なら初撃確定のインパクト持ちになるので、生き残りさえすればかなり仕事はしてくれます。序盤に小型のあさひを出して、ここぞというタイミングで出してあげたいですね。

1/1 冬優子

この表情、好き

大安定4積み。2500BPでフッ軽(ステップ)なので、盤面形成の自由度を高めてくれるカード。無論レイド先にもなります。
唯一の弱点としてトリガーがないため、今後0~1のトリガー持ち冬優子が出た暁には抜けることになるでしょう。悲しいね。

3/1 冬優子

プロモカードが出た頃は存在を知らなかった

3と4で悩んだ結果、4積みに落ち着きました。今になって思えば4積み以外ありえません。
ストレイがイベントを回すデッキである以上、手札や場外にイベントカードが多数必要になります。それを1枚で満たしてくれるのがこのカード。デッキトップから「はづきアシスト」や「ノー墨」といった重要なイベントカードを回収してくれます。
2エナジーを即座に発生させられる点も評価◎。この後登場する5/1冬優子を出すには2エナが最低1枚は必要なので、優先度が非常に高いカードです。レイド先にはできるだけ1/1冬優子を選びましょう。
惜しむらくはノートリガー。ライフでこれが捲れたときは負けが見えるレベルできつくなります。せめてアクティブかドローでもついていれば……いや、よそう……。

ちなみに、イベントカードを手札に加えた場合は1枚捨てるデメリットが発生しますが、サーチできた場合は必ず手札に加えましょう。というのも、冒頭で述べたように、ストレイデッキはイベントカードが重要となるデッキ。これはイベントカードの使用だけでなく、場外にあるイベントカードの枚数も関係しています。そのため、加えるには微妙なカード(「キング・アンド・ヒーロー」など)だけがサーチにかかった場合は、手札に加えたカードをそのまま捨てることで、場外のイベントカードを肥やし、後の5/1冬優子に繋げることができます。

5/1 レイド冬優子

Rだからパラレルで絵柄変わらないのちょっと悲しい

4積み。俺のマイフェイバリットカードだ! 一部ではあさひの後片付けと呼ばれている。
4000BPでありつつ、レイド召喚すると召喚酔いを無効化し、理論上どんなキャラでも一発退場させられる、強力な除去カード。このカードの存在によって、イベントカードたちの存在意義が引き上げられているといっても過言ではありません。間違いなく、このデッキにおいて最高のバリューを持っているカードといえます。
唯一欠点を上げるとすれば、5エナジーが必要な点。先の2/1愛依や3/1冬優子で述べた通り、2エナ発生が最低1枚必要であるにも関わらず、ストレイライトには現状2種しか実装されていません。つまり上限8枚で、ゲットトリガーもないのでライフ落ちすると取り返せない。そういう時ほど手札に3枚来たりするので、最も事故要因になりうるカードでもあります。

基本的にはレイドで出して、相手のインパクト持ち4000BPを破壊するのが最もいいのですが、素出しでも十分強いです。というか、先に述べた通りストレイはレア以外のスタッツが貧弱なので、4000BPバニラでも出さないと圧が出ません。幸いゲットトリガーもあり、事故らない限りは割と引けるカードなので、ガンガン出して圧をかけていきましょう。


さて、キャラカードはこの辺で、次はイベントを紹介…………


            
                    オ

               ン


  !?


園田…智代子?
どうして今ここに…


0/1 智代子

「どうして今ここに?」って顔してる

突如現れたNOTストレイライト。しかしながらこのカード、現状4積みがほぼ必須のカードです。
現状のカードプールにおいて、ストレイライトは0エナジーカードが8枚しかありません。そしてエナジー展開のため、初手に0エナジーが1~3枚必要なことから、現ユニアリ界では1デッキに0エナジーカードを12枚は入れておきたい、というのがほぼ共通認識になっています。そのため、ストレイライトははづきさんかお隣の放クラから、0エナジーキャラを1枚借りてこなくてはなりません。
そこで採用されたのがこの智代子先輩。2000BPという比較的高いスタッツに加え、ステップ持ちなので序盤から気軽に打点になれるフットワークの軽さがポイントです。トリガーこそありませんが、そもそもシャニマスはトリガーが全体的に激弱なので、仕方がないと割り切りましょう。
代替として、瞬間的に2エナジーを発生させられるはづきさんや、インパクト無効をもつ夏葉あたりが挙げられますが、後述するカードとの関係もあり、こちらを採用するに至っています。

4/1 レイド智代子

Oh…

このデッキを支えてくれる超強力カード。残念ながらストレイではないため、デッキ安定性の観点から3積みに留めています。
レイド持ちであることを抜きにしても、1APで4000BPなので盤面形成において非常に強力なカード。雑にフロントLに素出ししても相当なプレッシャーになり、除去してもストレイではないため相手としてもメリットを感じづらい、という利点を持っています。
レイドした場合はさらに強力で、エナジーLから登場しつつ、味方のキャラを1体隠すことができます。これにより、受けに回ると貧弱なあさひを攻撃後にエナジーLに回して除去から防ぐことができるうえ、通常は不可能な5回目の攻撃を可能にしてくれます。ステップ持ちなので、相手の攻撃を凌げば再度利用可能な点も高評価です。
とはいえ、レイド先が4枚しかないので、レイド効果を活かせるシーンは少ないです。4000BPの壁兼圧力として運用しましょう。レイドできた場合も無理に効果を活かそうとせず、フロントが埋まっていなければ出したほうがよいです。

七草はづきアシスト

サンタコス事務員(非正規)

4積み必須。このデッキの核となるカードです。
使用時にAPを2回復するいわゆる「FINALカード」は、ユニアリにおいてすべてのタイトル・色に収録されている汎用カードです。これは言い換えれば「行動権を1回増やせる」という効果ですが、ストレイにおいては「イベントカードを使った」という条件を満たせるうえ、場外のイベントカードを貯められるという三重の意味をもったカードになります。
また、付属しているFINALトリガーは、最終ライフだった場合にライフをギリで保たせる気合いのタスキ的な効果です。そのため、通常であれば最後以外で出るのはノートリガーと同じなのですが、ストレイデッキの場合は場外肥やしにつながるため、ハズレ感が他デッキより軽減されます。あくまで気持ちの問題ですが。

ノー墨・勝者フェイス

面(ツラ)が良すぎる

「SPECIALカード」と呼ばれる除去用イベントカード。4投必須。
一般的なSPECIALは4エナジーが多いのに対し、このカードは3/1と比較的軽いのに加え、1ドロー1捨てまで付いてきます。ただし、ストレイが3種類(つまり全員)いない限り、2000BP以下しか除去できないという貧弱さが欠点。このイベントをいつでも使えるように、ストレイデッキでは早い段階で安全圏であるエナジーLにメンバーを揃えることが重要になります(理想は非レイドあさひ、2/1愛依、3/1冬優子)。また、手札に補充要因がいないのに面から誰かが消えるような事態は極力避けたいですね。
このカードさえ使える状況が整えば、「ノー墨」4枚+レイド冬優子4枚という大量の除去で相手のエースを落としていけます。もちろんイベントカードなので、あさひのBP加算にも一役買います。トリガーで引いた場合は一石二鳥の活躍をしてくれます。

馴染まないで非日常

癒しの一枚

5枚見て2枚までサーチできるカード。一時期入れてなかったのが嘘のように4積みしています。
先の「ノー墨」の条件達成や、あさひ・冬優子といったレイド持ちを安定して活用するためにも、このサーチカードは非常に重要な役割を果たします。手札や盤面と相談しつつ、その時足りないカードを手札に加えるようにしましょう。
また、こういったサーチ・ドローカードは、エクストラドローの効能と比較されることが多いのですが、ストレイの場合はイベント使用の利点が大きいため、エクストラドローするならこちらを使ったほうがよいです。

キング・アンド・ヒーロー

メガネクイッ凛世かわいい

お隣の放クラから借りてきたイベントカード。2枚採用です。放クラのほうがイベント多いってどうなってんだよ
味方のBPを加速できるアクティブトリガー持ち。ストレイにも類似するカードとして「腹が減っては遊びはできぬ」というカードがあるのですが、こちらはBP+1000とAP1回復。そちらでなく「キング・アンド・ヒーロー」を採用している理由は、BPをより多くできる点と、小型を除去できる点です。
BP差についてですが、ストレイライトはレア枠を除き、低コスト帯に3000BPがひとりもいません。そのため、現状バトルの基準値となっている4000の大台に乗るためには、+1000では足りないのです。
さらにAP1回復と小型除去の比較ですが、使用していて感じたことが、
「AP1回復、あんまり活きなくない?」
でした。同系のカードを持つノクチルデッキと比べ、ストレイは純粋なドローソースに乏しいため、APを1回復したところで、その枠でやりたいことがそこまでありません。そのため、AP1回復で手数を増やすより、2000等の小型を除去するほうが有効になりうると感じています。特にシャニ対面の場合は、インパクト無効持ちが軒並み2000BPなので効きやすいです。
今後、ドローソースの拡充やBP3000の追加があれば、「腹が減っては~」の採用もあり得ます。
とはいえ、2積みなのはさして重要でもない証拠。基本的には捨て先になります。無理やりあさひにインパクトを持たせたり、小型のフロントを強くしたりもできるので、ケースバイケースで利用していきましょう。

ざっくりプレイ意識

完全所感でプレイするときの意識を書いていきます。

初手のマリガンですが、ぶっちゃけ3ターン目まで動ける目算ができればそれでいいです。逆にそれすらできなければマリガンしましょう。「マリガン欲張って負ける」はメンタルに悪いので控えたほうがよいです。
理想は先攻0/1あさひ→1/1冬優子+2/1愛依→3/1冬優子+非日常+レイドあさひって感じです。あとは上振れをお祈りしましょう。

「ノー墨」の条件を揃えるために、できるだけエナジーLに3人が揃っている状態をキープしておくといいです。「小型だからSPECIAL撃たれないでしょ」と高を括っていると、意外な角度から除去されたりします(n敗)。

1ターンに使うイベントの枚数管理が大事です。レイドあさひが出ている場合は特に。基本的には1ターン1枚、詰めの場面では2枚使ってインパクトを持たせるイメージです。2枚以上のイベントカードを1ターンで使ってしまうと、次のターン以降に使うイベントがなくなり、面展開もできていない分、かえってディスアドバンテージになりかねません。4000BP1ドローを継続するだけでもかなり強力です。

4/1智代子や5/1冬優子は、素出し4000BPとしてガンガン出していくと、良い感じに圧が出ます。こうでもしないと圧が出ません。両方ともゲットトリガー持ちなので、わりと手札に居続けます。
レイドあさひに関しては、素出しするメリットがほぼないため、「ノー墨」撃ちたいけどどうしてもあさひが足りない……というシーン以外では滅多にやりません。

[追記] 相手がアタックしてきたときは、瀕死になるか次で負けが見えるとき以外、ライフで受けるようにしましょう。キャラのトリガーは貧弱ですが、イベントが落ちたときに確定トリガー+場外肥やしができます。また、イベントを併用していく関係上、一度盤面をとられると取り返しがしにくくなります。そのため、ギリギリまでライフ受けで粘って、次のターンにやり返すイメージでプレイしています。

終わりに

以上、ストレイライトデッキでした。環境評価は高くないデッキですが、比較的戦える形にはなったと思います。
12月の新弾でどんなカードが来るか楽しみですね。

それでは。


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