『レナトス(訳:生まれ変わる)』 〜ボイストレーニングから見えた本当の自分〜 2/3
ー ずっと気になっていたけど、そのままにしていた ー
私の歌唱で考えると『歯擦音』が放置していた課題の一つでした。
ボイストレーナーには『歯擦音の軽減』についての指導を最初にお願いしました。
ちなみに『歯擦音』とは、摩擦音の一種で、舌を使って狭めを作ることによって速い気流を生じさせ、歯の裏などに当てることによって強い噪音の…etc(Wikipedia)
…はい??←『相棒』の右京さん風
例えば、れるりりさんの「愛してる」という曲の「愛しーーてるーー」の『しーー』の部分が強目の音になってしまうこと。音の立ち上がり時のノイズのような音のことです←
ボイストレーナーの指導では、今まで意識していない事だらけでした。
『歯察音』の原因は、上の歯と下の歯の間が「サ行」の時…
自分が思っているよりも口を閉じて発音していた!?
バンドで歌う時、とにかく滑舌良く、歌詞が聴き手に届くように意識していました。その結果、歯擦音が強く聞こえていたんです!!
歌うとき『口腔内の広さを常にキープ』することが重要だった。
ー 歌に対して真剣になっていなかった ー
私が求める歌唱では、これまでの歌い方を修正する必要があると気づかされました。
『こんな気持ちでは他人に求めてもらえる歌なんていつまで経っても歌えない』
ここから地道な発声練習や呼吸法の練習を開始しました。
他にも多数の発見がありましたが、ボイストレーニングにご興味ある方は、こちらへ!!
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ー 自分を客観視できていなかった ー
『自分』って…一番見えないもの。
周囲の方がよく見えているもの。
自分では出来ていると思っていることでも、実はできていなかった経験ってありませんか?例えば、周りにいません?こんな人…
『そこそこ歌うまいやん俺〜』←1年前の俺〜🤣
『自分が仕事ができると思い上がっている人とか〜』←半年前の俺〜🤣🤣
文章力そこそこあるからnoteいけるんじゃね?←1週間前の俺〜🤣🤣🤣
最近、気づきと反省の日々です😂
まさに『無知の知』が重要ですね。
再び、『歌唱』に戻ります💦
ボイストレーニングの重要性は自分でもしっかりと理解できました。地道に練習も行ってきました。
しかし!!
気持ちが落ち込んでいるとその落ち込みが歌に出ちゃうのよね〜。以前のバラードの歌唱は暗すぎて。ちなみにこちらです
2021年11月21日「水平線/back number 歌ってみた」(奏流LIVEチャンネル)←チャンネル登録泣いて喜びます✨
いかがでしたか?
『なんか出だしから暗いなあ〜😂』
『サビでハネないな〜😂』
当時は『なんで再生回数伸びないの?ボイストレーニングも始めたし、歌唱もまともになって来たのに、なんで?』と…
最近、「世阿弥」についての芸術論の本を読んで個人的に感じたことがあります。「陰」と「陽」で歌を捉えた場合、バラードは「陰」です。
当時の私はいかに気持ちを「陰」にして歌うかに意識が向いていました。というか単純にマインドが「陰」だったので「陽」がなかったのでしょう。自分に対する自信のなさの表れです。その結果、このような歌唱になってしまいました。
おそらく「世阿弥」の考え方を引用すると「陰」の中にも「陽」があることが大事で「暗すぎず、明るすぎず。まさに中庸。」のような歌唱がバラードには必要ではないかと考えるようになりました。
この曲では、サビが「陽」にならないと、しかも、1番・2番と展開が進むにつれて「陽」の明るさも徐々に明るくなるように歌唱するのがベターかなと今は解釈しています。
しかし、この頃の歌唱では、サビは「陽」になりきれていないし、入りは「陰」過ぎるし…今の私ならこのような歌唱はしません💦
そして、この頃の歌唱の大きな特徴の一つ!!
それは…
「歌手の歌声に寄せて歌っている」こと!!
自分に自信が持てない場合、「見せたくない自分」を無意識的に隠しており「憧れの歌手」のように歌うはずです。
以前までは『そんなことない!!』と強がっていましたが…
歌手に寄せて歌うと世間の方がその歌手を認めているため、「うまい風」に聴こえるじゃないですか?
だからついつい売れてる歌手や好きな歌手に寄ってしまうんですよね。それが私の課題でもありました。
誤解がないように記載しますが、歌唱のはじめの入り口としては憧れの歌手に似せて、あるいは寄せて歌うの方が良いと思います。
その方のオリジナルソングであれば、その方の音域に合っている曲だと思いますし、とにかく歌いやすい。高音パートも出やすいなどのメリットもあるでしょう。
ただ、私が求めている歌唱はモノマネではなく、自分の声の追求です。
世間のいう歌うまや今の流行りの歌い方ではない。
ー 本当の自分の歌声 ー
偽りの『自信』ではなく、本当の『自信』のために
私は配信を行なっている「topia」から離れ、twitter上でのオーディションに参加することを決意しました。
2022年1月8日「歌みたドリームマッチvol.4」
私の歌唱の転機と言える曲に出会い、本当の「歌声」が少し見えてきました
(つづく)