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青空
The Birthdayにハマり、少しずつ好きな曲が増えていった。
もともと知っていたのは「ROKA」と「さよなら最終兵器」。そして「くそったれの世界」で決定的にThe Birthdayにハマったので、続いて「涙がこぼれそう」「誰かが」など、疾走感ある8ビートの曲がお気に入りになり、自分の中のThe Birthdayのイメージが形成されていった。
そんな中、どうやら「青空」という曲が良いらしいという情報を小耳に挟み、聴いてみる。
タイトルから明るい曲を想像していたが、イントロはベース主体の重たい曲調で始まる。
青空というより曇天なイメージ。
ただ、短いBメロパートの「悲しみはもう 捨てていいよ」の歌詞をきっかけに、サビは明るい曲調へ。雲の隙間から日の光が差して、わずかに晴れ間が見えたような嬉しさを感じる。
その解放感を、「この街に雪が 積もってスケーター ボードを投げて 走り出したよ」と表現しているのも、映画のワンシーンを観ているようでグッとくる。
一曲の中で感じる闇と光のコントラストがたまらなく美しい。
暗い曲だからこそ一筋の明るさが強烈に光って愛おしくてたまらなくなる。
この曲は演奏もすごい。
こういった世界観の強い曲だと、シンセを入れたりエフェクトを過剰にかけたりして音色で彩りを加えた方がより世界観を強められそうだけど、あくまでギター×2、ベース、ドラムで完結するミニマムでストロングなロックスタイルを固持。
無骨なサウンドながらしっかり情景が伝わってくる。
暗さと明るさを両立させるテンポ感も絶妙。
表現力のぶつかり合いで成立する曲なので、バンドで演奏するのが本当に難しく、全員が曲の世界に没頭しないとただの音の羅列になってしまう。
ギターも難しくて演奏にあまり余裕がないけど、本番では頭を空っぽにしてひたすら曲の世界に没頭して、ライブハウスに曇天と、わずかな晴れ間を作りたい。
【ライブ情報】
・DATE:2/9(日)
・PLACE:新小岩bushbash
https://bushbash.thebase.in
・TIME:open 14:30/ start 15:00
・TICKET:free!
・ACT:
チーム山口界隈
ザ・リバースデイ🤮(The Birthday)
ティートエイチ(UK系オリジナル)
陽だまり⭐︎Rock(アニソン)
蒼は流れてる(邦楽オムニバス)
ヒヨコサウンドファクトリー(オリジナル)
ザ・リバースデイ🤮にギターとして出演。
15:40頃から演奏予定です。