見出し画像

そして音楽が消えた

小説を書くことは
自分を酷く痛めつけることだ

書き上がった朝
自分の書いた作品が怖くて
震えが止まらなかった
痛い 心が 痛い
怖い 生きているのも辛いくらい

そうならない
作品も ある
エンターテイメントだ

それも いい

でも書きたいのは
きっと
白い服で血だらけになって
自分を抉り出して
差し出すような

そんな作品なんだ

痛い
辛い
苦しい

それが
正義ではない

わかっているけど

そして音楽が消えた


よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!