
歌は肩で決まる?〜肩甲舌骨筋と肩の種類〜
前提として、僕はなで肩だ。
当然、いかり肩の人とは骨格が違う。
肩甲舌骨筋は、文字通り肩甲骨と舌骨をつなぐ筋肉。
この肩の形が、咽頭の作用に深く関与しているということは事実。
このことを改めて考察すると、歌にとって肩はなで肩じゃ無い方がいい。
どんなに首から上が整っていても、肩甲骨が錨のように重たいと声は抜けにくい。舌骨に重たくのしかかり、咽頭の重りになるのだ。
僕がなで肩という前提があるから、この考察は生まれ、実験し証明されるけれど、ジェイムス・テイラーも、ニール・ヤングもジョン・デンバーも、カレン・カーペンターも、ケイシー・マスグレイブスも、僕が思ういい歌い手になで肩はいない。
これはちょっとショックなんだけど。でも少し肩を持ち上げて見ると、呼吸も声も楽になることは確か。
このように前提が違うだけで、物の見え方は全く違う。
だから、毎日たくさんの考察をするたびに、、新しいことを知るたびに、、視点が増えるたびに、何事にも「こうです!!」とは言いずらくなる。
「こうです!!」というのは僕の景色なのだ。
僕がなで肩であるという前提を示してからの「こうです!!」でないとダメなのだ。
少し肩を持ち上げる良い!という言葉は、いかり肩や普通の肩の形の人にとっては、違う意味を持ってしまう。
本日の結論
なで肩の人は、肩を自然な位置に少し上げて、舌骨に余計な負荷をかけないように心がけましょう。首回りの筋肉もリラックスするので喉頭がより自由になります。