2019.4.3~5 の考察
ここ最近、インスタグラムなどの動画で、様々な外国の人の歌が聞けるが、音楽的なものはほとんど無く、言語コンプレックスは僕の中から消えようとしている。
そして、日本語とか、英語とか、そもそもそんなことは関係ないというのは、響きを知ってしまえば、それは間違いなく言えて、言語による音楽的な響きは変われども、絶対的な「音楽的」という解釈の前では、言語の差は不問であると思えて仕方がない。
さて、咽頭扁桃周辺の意識を再び考える。
Aのゾーンで響くには、鼻からどの程度の息が漏れているのか、ということは非常に重要な気がして、極端に鼻から出しながら発声してみると、納得できた。
鼻を解放することで、咽頭扁桃周辺への意識が効果的になった。
そういえば随分前にも、試したことがあった。その時は極端すぎてあざとい響きになってしまってやめたけど、今回はすこし違う。
第一頸椎から咽頭扁桃付近の意識を使って、空気を送り込む時に、鼻の穴を解放するイメージを持てば、無理なくAゾーンで響く。
つかみにくい時は、大げさに鼻から息を吐いて、同時に咽頭扁桃周辺、第一頸椎、眉間、側頭筋の連動を感じればいい。
言葉によって発声が違うけれど、舌やオトガイ筋から連動する動きをそれぞれに合わせればいい。
ストレスなくAゾーンへ音が流れると、オクターブのイメージとかをすっとばして、メロディーへ入っていける。
言葉の連続の最中は考えてなんていられないけれど、オクターブ、それを見ているに越したことはなく、ロングトーンになったときなんかは、それがとても助けになる。
オクターブのイメージは、大雑把にMID2の音程はその2オクターブ上、そこから上は1オクターブ上のピッチをイメージするといい。
あと、結局、これまで歌っていて、いい感じだと思っていた時というのは、自然に鼻が解放されている状態だったという体感がある。
体のいろいろな機能の連動で、自然とうまくいっていたというやつだ。
鼻の解放を意識すると、これがまた面白くて難しい。意識しても解放されなかったりするし、言葉やキーによっても、解放の程度に差がある。
そんなとき、やっぱり目指す音のイメージを持っていれば、それに追従して鼻が解放されたりする。
人体の不思議の中で、僕は歌っている。