2019.7.9 ジェイムス・テイラーの肩周りと方程式
少し前にJTのインスタグラムで、彼が歩くのを後ろから撮影した動画が上がっていた。
肩の位置を見て、おおお~って思った。
空気がいい感じで入る時の形をしている。
笹グラ第1章で肩甲骨とか瞑想のポジションとか、散々書いていたあの形だった。
この頃、肩の骨格が、肺にかかる圧力に大きく影響している気がしていたので思い出した。
その思考に至る過程はこんな感じだ。
副鼻腔の響き→それを支える声門下圧→肺の大きさを保ちながら吐く→肺に負担のかからない肩周りのあり方
僕は基本的になで肩だけれど、少し肩を持ち上げてやると肺に空気が入りやすいし、吐くときも肺の大きさを維持する筋肉を使いやすく、みぞおちへの神経の伝達が作りやすい。
よって肩周りの骨格が肺活量に与える影響は軽視できない。
実際、肩周りを肺に負担にならない形に保つと、声の抜けが違ってくる。
肺の上に乗っている肩は肺の重りになってはいけない。
そこで思う。
生まれつき何がし、とか、天才とかいう言葉は、言い換えると、「理に叶っている」ということ。
目的に対して、体が生まれつき整っているということだ。どんなに目的に向かって努力をしても、結局それがわかっていないと天才たちには追いつかない。
円周率を知らなければ円の面積を求めることはできないし、方程式を作らなければ、答えは導き出せない。
JTの肩に、また一つ方程式を感じた。