
2019.7.16 気品の具わるもの
絵画やイラスト、なんでもないスケッチに心を奪われるとき、その奥には気品がある。
その正体、それは卓越した素養や技術だ。これまで、気品を纏うものたちは、言わずもがな作品で体現して来た。そして後世にその気品たるを伝えて来た。
ふるいにかけられる時代が終わり、目に留まるものに歯止めがかからない現代において、大衆の目を養う機会は失われていく一方だろう。
今、すべての表現するものたちに問いたい。
あなたにその気品はあるのか?と。
求め続けても手に入らないかもしれないけれど、求め続ける価値は、僕らにはあるのだと言いたい。
僕はそれを、歌の奥に求めたい。
そして、そんなものは関係ないと振る舞う人ほど、気品を具えていたりするから惑わされてはいけない。