見出し画像

制作環境を大幅(?)に刷新した話 ④「導入した機材など」

前回の記事はこちら。

机がすっきりした。

ついでなので、今まで導入を迷っていた機材を導入してみた。たまたま知人から譲っていただいた機材などもあり、それらについて感想を書いてみたいと思う。

・IK Multimedia - iLoud Micro Monitor 

お世辞にも立派なスピーカーを使っているとは言えなかった。そんなに思いっきり鳴らせる感じでもなかったので。
今の環境であればそこそこの音量出しても大丈夫だろうということで導入した。

実は5月中に注文していたのだが、届いたのは8月の初旬。通販サイトでも入荷即完売の人気のスピーカーである。

びっくりするくらい鮮明に低音が出る。低音が強調されてるとかじゃなくて、低音がはっきり聞こえる感じ。

そして重要なこととして、小音量でもまあまあ鳴る。いつも大きな音で聴けるわけではないのでこれとても大事。

スピーカースタンドに載せられないわけではないのだが、底部にネジ穴があって、マイクスタンドに固定することもできる。卓上ということでこちらを選択。

・Audio-Technica - AT6099

スピーカーを換えて気付いた。

机 が 揺 れ る !

というわけでインシュレーターを導入。これ乗せるだけで本当に変わるのk……変わったよまじで!

画像1

音像がくっきりしたし、それ以上に本当に机の振動がなくなってびっくり。私は今まで机が鳴るブーーンという音を同時に聴いてたのではなかろうか...

投資額3000円にも満たないのにこれだけ聴いている音が変わるというのはなかなかインパクトが大きい。

・begringer HA400

(なぜか公式サイトに載っていなかったので日本代理店のこちらで)

今まで配線の関係でスピーカーとヘッドフォンはオーディオインターフェースの同一の端子から分岐して出力していたが、ヘッドフォン用に独立して端子を一つとることができるようになった。

それならさらに複数のイヤホン・ヘッドフォンを簡単に付け替えられるようにしようということでこちらを導入。

ヘッドフォン、イヤホンを同時に4台まで挿して、それぞれ音量調整ができる優れもの。

特筆すべきは何といってもその値段の安さである。どうせならもっと上等なヘッドフォンアンプをと一瞬考えないでもなかったのだが、安さには敵わなかった。

極めてわずかであるが、音質の変化とノイズがある。とはいえ普段の制作時に気になるレベルではない。

一家に1台あってもいい機材である。

・Steinberg - CC121

Cubaseの純正コントローラーである。知人から安値で譲っていただいた。

Cubaseの操作は主にキーボードにショートカットキーを設定して行っていて、それで特に不自由はなく、一見それほど必要性のある機材には思えないのだが、目玉機能のAI Knobでプラグインのリアルタイム操作が捗るんじゃないかと考えて導入してみた。

実際に導入してみたところ、AI Knobは使い所に困るが、全く気にしていなかった他の機能がとても役に立つという予想外の結果になった。

AI Knobとはとどのつまり、マウスのホイールをダイヤル化したものである。従って、ホイールで動かないパラメータに対しては無効である。

Kontaktのパラメータを操作しまくろうと意気込んでいたのに、回してもウィンドウが上下にスクロールするのみ。無念。

しかし、基本的な録音・再生ボタンの配置が素晴らしい。

初期状態で録音はテンキーの「*」キーに、再生・停止は「スペース」キーにアサインされているが、「*」の隣の「/」にサイクルのオンオフがアサインされていてしょっちゅう押し間違えるし、再生と停止が同じキーなのも一見便利なようで、停止中に再度停止キーを押すと再生位置が戻る機能を搭載していることを考えると意外にも不便と感じる場面が多い。

CC121は左から順に「サイクルオンオフ」「停止」「再生」「録音」とボタンが配置されており、しかも適度な距離があり、押し間違いの危険が少ない。これがびっくりするほど快適である。

画像2

そしてモーター動作するフェーダーも非常に使用感が良かった。感度が非常に高く、しかもトラックを移動した際の動作がキビキビしていて、とても気持ちがいい。

フェーダーに限らずソフト側のレスポンスもとてもいい。さすが純正。

そして何より驚愕したのは、これらの機能はCubaseがバックグラウンド時でも動作することである。PDFを開いていたり、ネットブラウザを見ていたりしてもCubaseを操作できる。これが如何に便利か、すべてのDTMerに同意していただけると勝手に思っている。

面白半分で導入したが、こんなに役立つとは。。。。

・その他配線の調整など

MIDIキーボードを従来USBでPCに繋げていた。機材によってはそれだけで電源を供給できるし(私のキーボードは電源ケーブル必須だけど)、MIDIケーブルだけでは不可能な通信が可能だったりすることもある。

だが。Cubaseは起動時に外部機器の認識を行うらしく、基本的に起動後に接続した外部機器を読み込んでくれない。したがって、Cubase起動後にMIDIキーボードの電源を入れた場合、Cubaseを再起動する必要があった。

しかも、ドライバの不調なのか、たまにCubaseがキーボードを認識してくれず、何度も再起動を試みるということがあった。

何とかならないか考えたことがなかったわけではないのだが、そんなもんだと数年間普通に諦めモードでそのまま放置していたのだが…

今回環境をリニューアルするにあたってネットでいろいろ調べたのだが、その際に偶然、MIDIキーボードはMIDIケーブルでつないだほうがいいという記述を見つけた。

MIDI機器も今やUSBで接続するのが当たり前となってしまい、MIDI端子が搭載されない機器すら販売されている今日この頃、完全に盲点であった。

MIDIケーブルであれば確かに、ドライバの認識という過程をすっ飛ばすことができる。MIDI情報の送受信だけならこれで十分である。

というわけでUSBを引っこ抜き、オーディオインターフェースのMIDI INに接続先を変更。

画像3

(ひどい図だ)

たったこれだけのことなのにびっくりするくらい快適になった。作業中に突然キーボードが必要になって電源を入れてもすぐに入力できる。

MIDIケーブルなんて旧時代の産物だと思って引き出しの一番奥にしまい込んでいたのだが、捨てなくてよかった、


というわけでブース外のPC周辺のリニューアルに関しての紹介はこれで一通り完了。

次回はいよいよブース内について書いていきたい。とはいってもそちらは大きな改造1つしただけなので、それについて書く感じになりそう。

おしらせ

BOOTHにて拙作を販売しております。お手に取っていただけたら幸いです。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?