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【読書会】奥池袋読書会(奥いけ)
読書会にお招きされました
開催日:2022年4月17日(日)
書籍:現代文解釈の基礎
某日、Twitterにて『現代文解釈の基礎』という本を読み終えたことを呟きました。国語には自信があったのですが、苦手分野である「論文」に差し掛かると途端に読む速度が低下。ロジカルで論理的な文章よりも小説などの文章が得意なので、書籍も元々古いものであるということも相まって難しい解釈や考え方には頭を使いました。何度も同じページを行ったり来たりして、どうしてそう考えられるのか、根拠となる記述はどこなのかを追いかけながら、ゆっくりゆっくりと時間をかけて読んだのです。
この呟きにコメントが付きました。
自慢ではないのですが、私のTwitterアカウントはフォロワーが少ないことと、そこまで他者に絡む使い方をしていないためコメントが付くということは本当に滅多にないのです。
な、な、なんだろう?? ちょっとドキドキ。
コメントは読書会のお誘いでした。読み終えた本『現代文解釈の基礎』で行うということでした。
読書会のイメージ(あくまで私の、参加前の印象)
読書会。その言葉は知っていました。この時点の私がイメージできるものは次の二種類です。
一つは各々が読みたい本を持ち寄って時間まで読み、終わったら各々引き上げるというもの。読書をする時間と場所だけを共有する感じです。ちょっとドライな関係でしょうか。中学生くらいの読書会(部活動かな? 私は所属していないし、したこともない)のような光景かな、と思っていました。話が合う人とだけ読んだ本の感想なんかを共有するような。
もう一つは最近の『読書会』。インターネット上で行われる読書会。なんらかのツールを使ってウェブ上の会議室を開き、ある一冊の書籍をテーマにして感想や疑問点などをシェアするものです。実際には違った形式をとっている読書会もあるかもしれませんが、お誘いを受けるまではこの認識でした。
次に取る行動はシンプルです。誘われた読書会がどのようなものなのか、そして日時、使用ツール。私にははラジオを録る環境はありますが、普段使いできる環境にありませんしどちらかと言えば聞き専に回りたい。お声かけ頂いた際に聞き専でよいことは伺っておりましたので、あとはツールが動けば問題ありませんでした。本は持ってますからね。
今回のテーマである『現代文解釈の基礎』は、前述した通り難しい部分だったので、より理解を深めようと思ったら読み返すことが必須。私は軽い気持ちで参加の連絡を入れました。
ここからは個人的に必要だと思ったことや、あった方がよいもの、やった方がよいものを挙げていきます。私は今回が初の読書会参加であること、聞き専での参加であることをご承知ください。
■必要だと思ったこと
・ちゃんと該当範囲を読み返すこと
気軽に考えすぎていて、予習復習が足りてませんでした。自分で「この範囲の部分は理解度が足りてない」と分かっていたのに、愚かなことをしました……。
聞き専だと思って油断してしまったようです。
・タイムテーブルの把握
今回、私は完全に主催者に寄りかかっていました。聞き専だ、ということに甘えすぎてしまっていたようです。主題はなんなのかだとか。設けられた休憩時間の使い方とか。もう少し上手く参加出来たような気がします。
■あった方がよいもの
・ノート+筆記用具
もしかしたらマストアイテムかもしれない。自分の考えを書き出しておくこと、それから他の参加者の意見を書き留めておいて、読み返せるようにするとさらに理解が深まるかなと。
今回は勉強会に近い形だったので、特にあった方が良いと感じました。
・集中できる環境
なんとなく注意力散漫気味でした。難しい主題だったのもありますが……これは、予習復習が出来ていなかったのも原因でした。参加するとしても、私は今後も顔は出さない事でしょう……。
(パソコンのスペック的に背景が隠せない……)
■反省点
今回の私の反省点としましては、全体的に初心者丸出しだったところに集約されます。なにも想定することが出来ませんでした。何も考えていなかったつもりはないのですが、実際のところは何も考えていなかったのでしょう……。失礼があったかもしれませんし、ご迷惑をおかけしてしまったところもあるかもしれません。
次に、読書会に参加するにあたって気を付けたいことをまとめてみました。
■個人的に気を付けたいこと
・基本的なマナーや禁止事項の把握
入退室時のご挨拶、という初歩的なところはもちろんですが、昨今では顔出しで参加したWebミーティングの状況を『無断で』撮影(画面キャプチャ)してしまうという話を見たことがあります。
ほかにも、マイクやカメラのあれこれが分からないためその日当日に参加者や主催者に助けてもらう前提で参加するという話も流れてきました。こうすることで自分の存在を覚えてもらえるのだそうです。(合コンとかでも使われるテクニックらしい。敢えて遅刻するなど)
当たり前すぎてわざわざ注意書きしないレベルなのですが、参加するにあたって最低限の自分の備えは必要であると感じました。この『最低限』がどこまでを示すのかというところはありますが、トラブルを避けるためには必須であると思います。
撮影と録音は必ず許可を取ってから。
・環境音の遮断
天気が良い日は窓を開けて過ごしたくなるのですが、近くに公園や学校、幼稚園などの施設があると元気なお声が聞こえたり、大きな道路が近くにあると緊急車両のサイレンやバイクなどの騒音を拾ってしまう可能性があります。これらは「ヤメロ!」と言えば終わる話ではないので、自分で出来る限り遮断する必要があるかと思います。
私は聞き専だったのでマイクミュートでしたし、参加されていた方からそのような音は聞こえませんでした。ゆえに、自分のノーマークっぷりに気づくことが出来たと言えます……。ラジオやってるのにね……。
なにも防音設備を整える必要はなくて、窓を閉めたりドアを閉める、カーテンを閉じるなどで十分防げるかと思います。高性能な集音マイクを使う場面ではないので、よほど設定を大きく偏らせないならば窓閉めで対処できるかなと。
・不確定要素の排除(出来れば)
例えば宅配の受け取り。例えばお子様やペットの乱入。
宅配の受け取りは出来れば当日を避ける、せめて会の時間を避けるなどの努力は必須かなと思います。私はスケジュール管理が下手なので、気を付けてないとやらかしそうです。チェックリスト作成しようかな。
お子様やペットの乱入は、動画サイトでも見かけるのですがやはり集中が切れてしまいかねません。ただ、無下にも出来ないという事情は理解しています。一方で、その相手をしている間は他の参加者は待機しなければならなかったり、完了後には進んでしまった話を共有する時間が別途必要になります。
「あらー、かわいいねー」としか言えませんし、悪い顔をすることも出来ないというところも伝わってほしいところ……。主旨は『本』であるはずです。
止まってしまった時間、取り戻すための時間も合わせて参加者と共有している以上は、何らかの対処をした方がよいかなというのが私の思うところです。先述したとおり、お子様やペットの場合は期待通りの動きを取るとは限らないことと、無下に扱うことはできないことは承知しているので、あくまで「できれば」というところです。
これらは私の見解であって、あらゆる読書会に通用するものではありません。
読書会それぞれに主催者がおり、参加者がいます。それぞれに方針があり、掲げる理念があると思います。参加の際にはそれらをよく読み、把握したうえで参加したいと思います。それらがきちんと整っているということは、理想形が見えているわけです。
軽い気持ちで始めることが悪いとは思いません。読書は孤独な活動だったものが、読書会というもので集まりになることができ、ウェブで出来るようになると物理的な距離が問題にならなくなりました。これは素晴らしいことです。
■読書会のご紹介
最後に、今回私がお世話になりました読書会を紹介いたします。
奥池袋読書会(奥いけ)[PCでの閲覧を推奨しています]
奥池袋読書会@【奥いけ】(Twitter)
主催者様のお気遣いが優しく温かく、とてもありがたかったです。無名な私を見つけてくださったところからも、普段からのリサーチ能力の高さを感じます。
スケジュールが合うときには、どこかの読書会にまた顔を出そうとしています。聞き専かもですが……。(PC周りの環境が整ってないのです。)
素晴らしい機会に巡り合うことが出来たことに深い感謝の意を。
お邪魔させてもらえた読書会には本格的に研究をされている方ばかりで、私はまだまだ浅いところで言葉遊びでパシャパシャと遊んでいるようでした。もう少し、もう少しと思いつつ。私も勉強を進めます!
この記事を読んでくださった皆様にも、素敵な御本との出会いと読書会の出会いがあることでしょう。どこかの読書会でお会いすることがあればよろしくお願いします。
カバー写真:unsplash
撮影:Aaron Burden