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【放送ログ】2022年9月#4:ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡

まえがき

 これは【09月23日】に放送したラジオの内容をテキスト化したものです。
 実際に番組内で話した内容をそのまま文字起こししたものではありません。大体こんな感じの事を話している、というものになります。
 番組はインターネットに接続すら出来る環境と、音声ファイルを再生することが出来る機能が付いていれば聴くことができます。もしよろしければ実際に放送している内容を暇つぶしや静寂潰しのお供にどうぞ。
 私の番組については記事の一番最後に紹介させて頂いてます。

今回は「宇宙望遠鏡」です。

参考:ナショナルジオグラフィック(日本版)
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宇宙望遠鏡?

 大気圏外から宇宙を観測する望遠鏡。大気による光の吸収や、像の揺らぎがないため、詳細な観測を可能にしている……。つまり、地球上に存在しない! 日本の宇宙望遠硬派「ひさき」「あかつき」などが知られている。(知らなかったけど……無知よここに)
 今回触れていくのは、NASAが中心となって開発しているジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、通称『JWST(James Webb Space Telescope)』である。

宇宙写真の公開

参考記事:20年間の活躍が楽しみな初画像、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡:ナショナルジオグラフィック(日本版)

 2022年7月。JWSTから送られてきた写真が公開された。それぞれは大変美しく、まるで宝石をちりばめたよう。神々しい、神秘的、そんな言葉が浮かんだ。その色合いは西洋の宗教画を思わせた。私には、その美しさを伝えるために必要な言葉が足りない。特に『宇宙の崖』という一枚の写真が私に強い印象を与えた。
 宇宙の崖。写真は画像だ。画像はどれだけ立体感と奥行きを表現したとしても、それは平面でしかない。まして宇宙に上下左右はないと思っているのに、宇宙には崖があるうえに撮影に成功したわけだ。私たちが見ている夜空の向こうには、朝日が昇ろうとしているよりももっと向こうに、このような光景が広がっているという……。
 いつかこの目で見ることが叶うのだろうか。

孤高の任務

 きらびやかな写真は宇宙を相手にする大きなプロジェクトによって運用されている。JWSTは地球からあまりにも遠く離れたところからその任務に当たっており、万が一このJWSTに何があったとしてもレスキューすることは不可能とされている。
 なぜなら、JWSTは地球から150万キロメートル離れた場所に展開されているからだ。隕石の衝突などがあったとしても、即座に修理や調整作業を実施するために移動することはできない。
 また、撮影された光景は数億年前のものであるとされている。宇宙は光の速さですら『遅い』。リアルアイムな観測は無理とされている。しかし全くの無駄ではない。それらから得られる情報は、いずれも極めて重要な情報として収集されている。
 宇宙望遠鏡は、孤独な任務を冷たい宇宙空間で粛々とこなしているのだ。

この記事について

■note
・キャプション画像
unsplash:Samuel Berner
/使用ツール:JTrim(フォトレタッチソフト )

■インターネットラジオ
FMGIG:https://www.fm-gig.net/
Side-B(チャンネルB)/毎週金曜日/22:00~22:30
「こまえゆりのくるくるまこま」

・番組使用BGM
前半:capsule
後半:Clémentine

・番組中盤で流した曲
ヒトリエ:さいはて

参考:ナショナルジオグラフィック(日本語版)


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