つぼみ大革命『HAPPY GAUGE』感想。
2024年4月29日
つぼみ大革命ワンマンライブ
『HAPPY GAUGE』
を観てきました。
つぼみDKMさんのワンマンライブの中でも、
サジヒロ福田麻貴さん監修の
いわゆる”デカワンマン”というやつ。
今回の『HAPPY GAUGE』は歴代デカワンマンの中でもかなり好きな作品でした。
ワンマンの5日前。
4/24から配信スタートした「美しき疲労感」「アケテーヤ」の2曲。
この2曲がワンマンで絡んでくることは間違いない中で
特に「アケテーヤ」は、
あきらかにワンマン向きの曲調で、尚且つ、好みの曲調だったのでいつも以上に期待して行ったんですが
期待以上の構成と、ライブの力に
ぼくちんの”HAPPY GAUGE”も満タンになったぜ!
(いきなりテンション高いの怖)
ということで。
ここからはネタバレを含む感想になりますので、
見たくないよという方はこの辺りで。
セトリとかは全然ちゃんと覚えてないけども
振り返っていくー
(はじめてnoteを使うので目次を謙遜抜きで本当に無駄に使った)
序章
この物語の主役
人生なかなか上手くはいかず、
悶々とした日々を送る女性
ちーちゃんこと、松下千紘さん。
(あの"かまぼこまあや"の生みの親)
そこに突如現れた
杉山優華さん演じる”スギヤ大臣”。
スギヤ大臣からちーちゃんに。
「(私の)世界を救って欲しい」と。
(覚えてないけどそのようなこと)
ここから物語がはじまる。
「バイトを飛ぶ」というワードだけでお客さんがもう笑っていることも、「スギヤ」呼びに対して笑いが起きることも、この14年で培った身内ノリがつらい。(つらくない)
それにしてもスギヤさんのハスキーボイスいじりはいつまでもおもしろい。
ずっとあんなおもろいことなんてなかなかない。
『岡田を追え!!』で246万回再生されている動画の「声の説明しとかんでいける?ほんで」は、公開から2年経った今も何度も見てしまっている。
第1章
スギヤ大臣がちーちゃんに「(私の)世界を救って欲しい」と。
「あなたなら救える」
つぼみDKMさんのデカワンマンでは、
メンバー紹介映像が流れることも多くて
いつも良いなと思うのだが
今回のライブではいつにも増してこのオープニング映像が好みだった。
(オープニング映像と呼んでいいかは不明)
映像内で1人1人が「HACHAMECHARGE」衣装?から、スギヤの世界の登場人物に切り替わる(※)際にそれぞれ別の顔を見せるのがとてもカッコよく。
ラストのソイヤさんのいつもの悪役顔も、あれは笑いが起きて正解のやつだったはずだろう。
映像からヴィランズの棲み分けもわかりやすく、
このあとの展開が非常に楽しみになるかなり好きなオープニングだった。
エフェクトや画質やいろいろなこと含めたここのクオリティの高さはライブの満足度に結構かかわる。
本編とは別バージョンというか、告知用動画が公式からUPされたので興味ある方はこちらも。
少し戻るけど、「アケテーヤ」めっちゃよかった。
特にしよりさん。
しよテーヤ特有のピンとした姿勢も、表情も歌もこの曲との相性抜群で、いっぱい見ちゃった。
今もずっとアケテーヤが頭の中を流れてる。
ディズニーランドの次のショー、これやっててもおかしくない。
ちーちゃんが異世界にいってから出会った最初の敵。
「名前は『ソイヤ』」
と言ったところで会場から笑いが起きていて
これは正直身内ノリ規準でもよくわからない謎の笑いではあったが、
誰でもわかる素晴らしきザコ感
ソイヤさんが悪役をやるときの表情が、あの人の悪役像どうなってんねんとツッコミたくなる顔をいつもしていてとても笑わせてもらった。
ここからソイヤさんのいる敵組織の4人も出てきて、
2×5の構図での「ちゅき♡らびゅ ~HARD ver.~」
これめちゃめちゃよかった
そもそも「ちゅき♡らびゅ」のHARD verは曲単体として、素晴らしいのだけれど、今回のシチュエーションにこんなにガチッとハマるんだと。
曲初めのソイヤさんの雄たけびのクオリティの高さ。
この日全体を通して全員の歌やダンスのライブとしてのクオリティも高くて、
コントを観ながら「いやこの人ら歌上手いのおもろいなぁ」と思ってしまった。
「ちゅき♡らびゅ HARD」でかまぼこ×スギヤにかました後、
「TOO BAD」で5人は見事な自己紹介を済ませる。
おかしいことなんてずっと前からわかっている。
自分たちはこうやって生きていくしかなかった。
これからも愚行だとわかっていても今の生活を続けるしかないのだ。
曲の中でしっかりストーリーは進んでいて、完璧なミュージカルだった。
歌の演出や衣装や映像を使ってのキャラクター付けがわかりやすい。
『5人の敵』という次につながるワクワクを残して
第2章へ。
第2章
なんだかんだあって列車に乗ったかまぼこさんとスギヤの2人。
だがしかしその列車は既にさきほどの5人組に占拠されていた。
5人みんなで登場して協力して2人を倒せばいいものをなぜか1名ずつ登場して倒したら次に進む感じが。
「幽遊白書」然り、我々が通ってきたアニメ感。
とても良い。
やったるぞとなった時に、かまぼこ×スギヤのユニットであるKOMAGOMEさんの曲を披露。
初めて見た。
かっこいい。
見れて嬉しい。
そうか、この2人。
KOMAGOMEだった。
ここから五天王との闘い。
見たことあるキャラと特殊能力の詰め合わせ。
自分もダメージ受けてるソイヤさん
もはや自分だけダメージ受けてるソイヤさん
透視能力以上に打撃かっこいい久美子さん
関係ないこと思ってるちーさん
ツッコミまで透視する久美子さん
対策超簡単な久美子さん
雰囲気すごい依音さん
デメリットえぐい能力の依音さん
あざとずるキャラはお手のものの糸原さん
その力あればずるしなくても余裕で勝てるやろの糸原さん
サイコキネシスかっこいいしよりさん
とにかく弱いスギヤさん
優しさと勇気で裏切ったソイヤさん
ラストは能力を使わず闘う熱い展開
王道展開+笑いの融合
たくさん笑ったし、ワクワクもした
写真を撮っていたカメラマンさんも笑いながら撮っていたが、そりゃあれは笑う
Bling-Bang-Bang-Bornで腹ちぎれるかと思ったわ
第3章
ここで真のラスボス登場
試される7人
なんやかんやあって全員で助かる道を探すことに。
ここでOvertureか。
とても良い。
良いです。
これはいい。
7人が一致団結したこの瞬間からライブのギアがもう一つ上がる。
構成的には、欲を言えば客席からのもう1段階上の熱量を期待しているのだとは思うが、座りのライブ&劇であること。声出しが当たり前の状況を過ごしてきたファン層以上に、コロナ禍で声出しがないことが当たり前の中でグループを好きになった人たちも多い中で、どうボルテージを上げるかは難しいだろうな
沸き地蔵※のオマエが言うな
と、セルフツッコミを置き地蔵しておいて。
頭と能力を駆使してなんとか列車を止めることに成功した7人。
が、この展開は実はスギヤ大臣の手のひらの上だった。
スギヤの無駄だと思われた能力が最後に繋がった。
ちゃんちゃん。
かまぼこさんが大切なことに気が付き、
最後に変わる決意をしたタイミングで
「スーパーヒーロー」
『前向け、今を、生きろ』
良い。
この曲の杉山優華さんの歌が本当に良い。
めっちゃ良い。
ライブあるときはもう毎回やってくれ、と願ったくらい好きな曲。
ここでスーパーヒーローか。
最高。
杉山優華さんの最初の歌を聴きながら、グッと内に熱いものを感じてうるうるとくるものがあった。
なんで自分が泣きそうなのか理解できないまま、
目の前でまっすぐ前を向いてキラキラした顔で歌う7人を見ていた。
スーパーヒーロー、マジでいい曲。
この曲は自分の中のどこかに眠っていた力が起きる感じがする。
9人のつぼみDKMさんもよかったけど、
7人のつぼみDKMさん、俺はとても好きだ。
アンコールでは、舞台の世界から出てきたとにかく笑顔で楽しそうにライブをするつぼみDKMの面々
晴れやかな、HAPPYな気持ちで帰ることができた
『HAPPY GAUGE』
『GAUGE』の言葉の意味の中には
いわゆる「ゲージ」。「測定」や「基準」の意味のほかに、
というのもあったが、
「自分より上だと思う人に投票する」という構成にも合っている気がして勝手に意味を一つ持たせてみたりした。
あらためて、とても良いワンマンライブだった
このグループは他にない特別なことをしている
また次も見れることを楽しみにしよう。
最後に関係ない話
amebaownd無料プラン終了※に伴って
noteでの初感想記事でした。
改行タイミングなど慣れないところもありましたが、
新うたかた日和もよろしくお願いします。
(※うたかた日和移籍のお知らせはこちら)