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推しは推せるときに推せって言ってたから
行ってきましたライブ!
\\ゴスペラーズ 30周年記念祭 in大阪城ホール//
(わーパチパチ👏)
すごーくよかった。ビックリするくらいよかった。
実は汐月、ゴスペラーズの出戻りファンなのである。
おそらく、10代20代は「ゴスペラーズって誰?」状態だろうし、30代以上も「あーあのサングラスのね、愛してるって最近言わなくなったの人ね」くらいの感想しか持ってないんだろうなとは思う。
思う…んだけど、ちょっと聞いていってほしい!(圧)
出会い
私がゴスペラーズと出会ったのは、「サングラスの人が愛してるって最近言わなくなった」でおなじみの「ひとり」という楽曲が流行った2001年のこと。
子どもだったから、ぶっちゃけ母親の影響が大きい。
当時、同級生たちはみんなそろって某Jr(キラキラ若いイケメン)を好き!と言っていて、一方私が好きなのはイケメンとは言い難いおじさんたち…。(20代後半はおじさんだったよね…)
とてもじゃないけど堂々と「好き」とは言えなかった。
そんなこんなで推し友もいない私の「好き」は、目まぐるしく変わっていく学生生活に揉まれながら徐々に熱量を失っていく。
再会
ゴスペラーズのことを思い出すこともなく、月日は過ぎ、生活も落ち着いた最近のこと。
YouTubeを見ていたら、とある動画がふと目に入った。
これである。
うわーあ、懐かしいなぁ。いまどんな感じなんだろ? …と思い、再生してみた、ら。
えええええエグッ
バチクソかっこいいのだが…!?!?(昇天)
ゴスペラーズといえば「ひとり」。サングラスの人。フォーマルでクラシカルな感じ。
…なーんてぼんやり考えている人は騙されたと思って再生してみてほしい。たった4分ぽっちなので!お願い!
私は叫んだ。「これこれ!これだよー!」
ゴスペラーズはコーラスグループとか言われることあったけど、「ヴォーカルグループ」だってことがわかる動画!
それぞれが作詞作曲できて、メインボーカルもできる、それがゴスペラーズ。
聞いてもらったらわかる通り、5人それぞれ声質がまっっったく違う。クセもある。それなのに合わさると見事なハーモニーを奏でるのだ。
これって結構特殊なことだと思う。
高校は合唱部で、大学はオーケストラで指揮者をして、音楽の先生になろうとしていた私が言うんだから間違いない(知らん)
たとえば、声質が同じような人だったら、キレイなハーモニーになるだろう。それこそ機械で作ったハーモニーみたいに。
でも声質がちがう場合、誰かの主張(クセ)が強すぎるとそこのパートだけ尖って聞こえてしまう。あくまで全員が平等に、いかに主張を消して、メインを引き立てつつ響かせるかが重要であり、それをするには互いの音をよく聞いて調節するテクニックが必要なのだ。たぶん。
彼らはハモる部分はとても美しく、かといって誰がメインボーカルをしても没個性にならない。
そこが魅力的なんだよなって再認識できた…ので、こうして無事に出戻ってまいりました。
やっぱさ、推しは推せるときに推せって誰かが言ってたからさ。
思春期の頃はそのビミョーなダサさに恥ずかしくなって目を背けてたけど、いま見るとそのダサさが良くない? ビミョーにダサいおじさんたち…かわいくない?
いやむしろいい。好物です。推せる。(確信)
おじさん好きでよかったと心底思った瞬間である。24年後も好きだと思わせてくれてありがとう。
そんなわけで、2025年30周年記念イヤーは推し活エンジョイしようと思います。
さっきも書いた通り、全員が作曲するので曲の幅もすごく広いよ。
かわいい曲ならこちら。永遠リピート余裕。
ゴスペラーズっぽい感じならこちら。イントロの終わりをあえて不協和音にしてるのがすごくいいから、イントロだけでも聴いてって!
たまたまだけど全部アカペラの曲になっちゃった。
MVよりもやっぱり生の方が声の力を感じる。
ライブ、できるだけ行こ。そうしよ。
ということで、2025年も汐月は元気です。
ベーグル食べつつカレー作りつつ推し活しつつ猫愛でつつ、たまに小説書いて生きるね。