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意味がわかると怖い話(実話)

それは今朝のこと。
「ふんごろ、ふんごろ、ふんごろ」
いつものように、ねこが私の耳たぶを舐めに部屋に入ってきた。
寝室のドアは常に開いていて、ねこは自由に1階と2階を行き来できるようになっている。
「おはよ、ミント。よしよし」
「ふんごろ、ちゅーちゅー、ふんごろ、ちゅーちゅー」
寝ぼけながらも、ねこに耳を吸わせる私。これは毎朝の日課だった。

存分に耳を吸ったねこは満足したのか下に下りていく。私もすぐ、ねこのあとを追って下に下りた。
すると……洗面所に、いるのだ。黒い物体が。
(ゴ〇や……!)
私は目が悪く、寝起きでメガネだったためよく見えない……が、そんな私でもわかるくらい大きな〇キがいた。
卵Mサイズくらいのゴ〇。しかし様子がおかしい。近づける気がしないので遠目でじーっと見ていたが、一向に動く気配がない。
(死んで……る?)
勇気をだして二歩近づいた。ゴ〇はたしかに死んでいた。周りに羽?のような残骸がバラバラに散らばっている。なんとも無惨な死体だった。

一体夜の間になにがあったのだろうか。誰がこんなことを。
お掃除ロボットに襲われた?
……いや、お掃除ロボットはゆっくり動く。〇キなら簡単に逃げられるだろう。
なら考えられることは……。
私はチラッとねこを見た。ねこも私を見て「にゃあ」と小さく鳴いた。

その瞬間、全てを悟った私はそっと耳をおさえた。





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