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【猫のこと】運命の出会い

前回

さて、ブリーダーさんのところへ行く運命の日。

ブリーダーさんのところへ行く=猫を飼う
みたいなものなので、「ああ、本当に猫を飼うんだな」と実感がわいてきた。
ドキドキはMAX。
しばらく車で走ってやっと到着したら普通の家で。
あっ、ブリーダーって普通の家でやるんだ!ってことを知る。

「ねこちゃんは2階にいますよ~」
と言われ2階に上がると……いた!
わちゃわちゃっと子猫たちが!!
なにこれ、なにこのかわいい生き物たちは…!
大興奮だけど大きな声を出すとダメなので叫びたいのをグッとこらえた。
とにかくもう、すんごくチマくてかわいいんだ!!!

当初、四姉弟のうちの男の子を希望していた。
どの子かなぁ?とキョロキョロ。
どうやら恥ずかしがり屋みたいで、ずっとゲージの中に隠れている。
抱っこさせてもらっても、ビビっているのか爪がめっちゃ出てて。
「初めて猫を飼うんです」
と言うと、「じゃあ女の子の方がいいかもしれませんね。他の子も見てみますか?」とブリーダーさん。

補足✱
ノルウェージャンフォレストキャットという種類の猫なんだけど、男の子だと大きい子で10kgとかいくみたいで。毛ぶきもよく、初めて飼うとするとお世話が大変かもしれない、という話だった。

ということで、他の女の子を見させてもらうことに。
どの子ももちろんかわいいんだけど……1匹だけ、すんごくこっちに寄ってくる子がいた。
置いてあったコートの下にもぐりこんだりして(当時、冬)。
その様子を見たブリーダーさんが、「珍しいですよ!ふつう、猫って知らない匂いに寄っていかないので!」と興奮気味に言った。
そんなの聞いたら 「えええ、まじですか!」と思っちゃうじゃないか。(ちょろい)
たしかにその子だけ懐っこく遊んでくれるし……これは……運命なのでは!?

そう思った私は、迷ったあげくその子に決めた。
まだチビなので、(譲渡は生後何ヶ月~という決まりがある)その日は一旦帰り、後日引き取りに行くことになった。

早速帰ってからブリーダーさんに言われたものの準備を始める。
猫のトイレ、猫砂、ゲージ、餌入れ、水入れ、爪とぎ、ブラシ……全くなんにも知らないので、めっちゃ調べまくった。たぶんXでも聞いたと思う。
特に猫砂めっちゃ迷った。紙、木、オカラ、鉱物、シリカゲル……なんでこんなに種類があるの!?!?
紙は固まらないよ、木とか鉱物は間違って食べちゃうかも、オカラは変わった匂いがするよ。
そんなこと言われたらどうすればいいかわからないじゃないか。絶望した。
で、結局、ブリーダーさんのところで使っている紙の猫砂にした。
急に変わったら困るかなと思って……。

なんとかもろもろ準備が終わり、いよいよお迎えの日がきた。


つぎ



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