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ベビーカーと、ごみをまたがないというはなし。


今日もまたライフワークの1つである早朝RUNと筋トレをしてきて今はカフェでこの記事を書いている。


書くことを始めて間もないが1日1日ごとにかかる時間が少しづつ早くなってきたように思える

自分の言葉で自分の気持ちを伝えることは今まで難しいことだと避けてきたが
不思議なもので、慣れてくる




いつかのランニングのときのお話

東京都心でのランニングの場合、大きな公園内や皇居の周りなどを除いた場合もっぱら走るのは公道になる。

マンションのジムでインドアランなども雨の日はする時もあるが景色が変わらないので私は極力外を走るようにしている。


と言っても5キロ〜10キロというさほど長い距離でもないので
コースに変化をつけることは難しい。


いつものコースを5分30秒〜5分50秒くらいのペースでいつも走っているのだが
コース内にはいくつかのバス停がある

ちょうどその日は夕方の帰宅ラッシュの時間帯だった

私の目の前でバスが停まり、たくさんの乗客が降車していた

我先にと降りる乗客
でもなかなかバスは出発しない


ふとバスの中を覗くとベビーカーでバスから降りようとしているお母さんが、
ベビーカーを降ろせずに慌てている姿が目に入った


降車ドア付近にいる乗客は少なくなかったが

みんな一様にスマホを見ていたり、
少し心配そうにそのお母さんの行く末を眺めている乗客もいた


思わず汗だくのまま声をかけてしまった

『お手伝いします、わたし前を持って降ろすのでそのまま前に降りて下さい』

ベビーカーはハンドル部分にたくさんの荷物をぶら下げ、バランスが悪い

普段だったら慣れているだろうし楽に降ろせたのかもしれない

お母さんはそのバス停で最後の降りる人だった

よく見ると汗だくのお母さんは涙目になっていた

「ありがとうございました。。。本当に助かりました。ありがとうございました」

深々と頭を下げ、お礼を繰り返す彼女はとても恐縮していて
その場にいると余計に気を使わせてしまいそうだったので

「大丈夫です。ベビーカーって車から降ろすの1人だと大変ですよね、失礼します」
と言ってその場を去った。


時間にして手を貸したのは5秒だ。


ここで何故自分は声をかけたのかを考えてみると
答えは簡単で

人が困っている、それを私は見た、だから手を貸した

何故、手を貸したくなったのか。


それは私も同じ経験があるからだ


当日ワンオペ育児をしていた私は、アニを抱っこし、オトウトをベビーカーで引いて歩いていた。

2つ差の兄弟なので、オムツだの着替えだので荷物も多い。
ハンドル部分にフックを付け、バスのお母さんのように荷物を多くぶら下げていた

ベビーカーはいつも不安定だ。

ベビーカーは段差に弱い。



当時は沖縄に居たのだが(3年住んでいた)
階段でベビーカーを畳もうとしてもたついているといつも助けてくれる人がいた。

スーパーで買い物袋に食材を詰めていると、次男を抱っこしてくれているおばあもいた。

沖縄の人の温かさもそうだが私が感じたことはそういうことではない。
広島でも同様なことは多々あった。

その時に、会社員風の男性は
「僕が前を持ちますから、バランスとってそのまま降りて下さい」
と言った。


困った人がいたら助ける
それは人間の本能だ。


自分の助けてもらった経験、困っていた経験が、行動へとなった。


見て見ぬふりをするのは、簡単なことだ。

無視をしたらいい。
多くの人がしているし、自分1人がやらなくても問題はない。


目の前にあるゴミと一緒だ。


またもやオットのはなしになるのだが

オットは目の前にあるゴミを跨がない

必ず捨てている


一度オットとその話をしたことがある。


「目の前にゴミがある、捨てればいいと皆んな知っている。でもほどんどの人はやらないんだよ。知っているのに、やらない。それは最悪なんだよ。普通のことを普通にすることを自分は意識している。出来ない時もあるよ、でも意識してやるようにしている」



5秒の自分の行動で人が救われたら
相手も嬉しいし、自分も嬉しい。


人と人は助け合っている。


経験は目的となる。


オットは自分の経験上、困ったこと、苦しんだこと、挫折した気持ち。
それと嬉しかったこと、達成感、幸福感
全ての自分の経験を元に、今の仕事をしている。


人に与え、還元している。
そしてチャンスを奪わない。


目の前にある自分以外の人が何気なく捨てていったゴミを拾うこと
目の前にいる困っている人に手を貸すことは自分でなくても良いとき


どうしたらいいのかを知っているはずのことをしないのは何故か


わたしはそれらの事が出来る人でありたい

これからも出来るように行動して行こう


行動し続けていたら、それはいつか習慣になる。


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