【MBA】ビジネス・プレゼンテーションDAY4:ピザハット
2024年にグロービスを卒業したので、これまで受講した科目を振り返り学びをまとめます。
一生に一度のMBAライフを楽しみましょう!
※本記事は自分自身の学びの整理で、授業内容全体の共有はしません。
テーマ
プレゼンテーション全体の構造を作る
授業内容
プレゼン全体の構成を学ぶためにピザハットのケースに挑みました。
普段から利用しているので馴染はありましたが、内部を見てみると色々なところで戦略やオペレーションが洗練されていて事業として学びが深かったです。
プレゼンテーションにおいて最も重要なのは、情報をどのように構成し、聴き手に効果的に伝えるかという点です。
特に、説得力を持つプレゼンを行うためには、単に自分の意見を述べるだけではなく、聴き手に対してどのように理解してもらい、行動を促すかを戦略的に考える必要があります。
今回は、ピザハットのケースを使って、事業戦略やオペレーションがどのようにプレゼンに活かされるかを学び、プレゼン全体の流れを意識して組み立てる方法について深く掘り下げました。
実際に普段から利用している企業の事例だったため、より実践的で身近に感じることができましたが、その裏には企業戦略やマーケティング戦術がどれほど緻密に練られているかを改めて実感しました。
特に「誰にプレゼンをするのか?」を明確にし、「危機意識」をどう伝えるか、そして「顧客目線」で話す重要性について深堀りしていきます。
また、プレゼンの最後には、聴き手が行動に移せるような具体的な手順を示すことの重要性も学びました。
自分の学び、自社への落とし込み
誰にプレゼンをするのか?を明確化する
プレゼンテーションを行う前に最も重要なのは、誰に対してプレゼンをするのか、そのターゲットを明確にすることです。
実際にピザハットの宅配サービスに関して調査を行うと、84%の人々が「宅配のメリットを感じていない」という結果が得られました。
これを踏まえて、どの層に対してプレゼンテーションを行うべきかを考えると、宅配サービスの利用価値が伝わっていない層に焦点を当てるべきだと感じました。
最初は、宅配のメリットを理解していながら、提案されているサービスに抵抗を持っているターゲット層に注力しようと考えていました。
しかし、実際にはそのように絞り込みすぎるのではなく、より広いターゲット層を見込んだ方が効果的であると気づきました。
ピザを注文する目的や利用シーンは多様であり、宅配に対してあまりメリットを感じていない層にもアプローチできる可能性があるため、セグメントを大きくし、さまざまな視点から宅配サービスの魅力を伝えることが大切だと学びました。
自社においても、この学びを活かすためには、ターゲット層を明確にするだけでなく、そのターゲットが持っている課題や疑問を深く掘り下げて理解し、それに応じたプレゼンテーションを行うことが重要だと感じています。聴き手の状況やニーズに応じて、どのポイントにフォーカスするかを見極めることが、プレゼン成功の鍵だと再認識しました。
危機意識を伝える方法
プレゼンテーションにおいて、聴き手に行動を促すためには「危機意識」を持ってもらうことが不可欠です。
ピザハットのケースでは、ドミノピザが急成長しているという事実をロジカルに伝えることで、プレゼンテーションに説得力を持たせる方法を学びました。
このように、競合がどのように成長しているか、なぜその成長が起きているのかを具体的に示すことで、聴き手に「自分たちもこのままでは危険だ」と感じてもらうことができます。
具体的には、ドミノピザの成長をデータや戦略を通じて説明することで、「自社も同じような戦略を採らなければ、今後の成長は見込めない」という危機感を持ってもらうことができます。
これは、聴き手が今の成功に安住してしまうリスクを認識し、変革を促すための一つの方法です。
自社でもこの学びを活かして、事業が順調に進んでいる場合でも、「今の成功が永続するとは限らない」といった危機意識を伝えることが重要だと感じました。
例えば、業界内での競争が激化する中で、どのように差別化を図るべきか、また市場の変化にどう対応するかを具体的に示すことで、より積極的な改革を促すことができると考えています。
顧客目線でも話す
フランチャイジーのメリットのみではなく、実際にピザを食べるお客さん目線で話すことも重要だと思いました。
市場、KBFから3つの方針もすべて当てはまるので、次から見えないお客さんの声も入れていきます。
プレゼンテーションを行う際には、フランチャイジーや投資家目線だけでなく、最終的な顧客目線でも話すことが重要だという点を学びました。
ピザハットの事例でも、フランチャイジーのメリットだけを強調するのではなく、実際にピザを食べるお客様の視点を大切にすることが、より説得力のあるプレゼンテーションを作るための重要なポイントでした。
実際、ピザハットがどのように顧客のニーズに応え、サービスを改善しているかを明確に伝えることで、顧客の満足度を高めるための戦略が見えてきます。
また、顧客の「要望」や「不満」に対してどう応えるかを示すことは、顧客との信頼関係を築くために不可欠です。
自社においても、この顧客目線を取り入れることで、より実践的なプレゼンテーションを行うことができます。
顧客が求めることや、顧客が抱えている課題に焦点を当てることで、提案するサービスや商品がどのように顧客の利益に繋がるのかを明確に示すことができると感じました。
行動するための手順を伝える
プレゼンテーションの最後には、聴き手が行動に移すための具体的な手順を示すことが重要です。
ピザハットの事例でも、プレゼンを通じて「今すぐにでも実行すべき具体的な行動」を示すことが、聴き手にとって一番効果的だと感じました。
例えば、宅配サービスの改善策や新たな戦略を提示する際には、具体的な「次に何をすべきか?」を示すことで、聴き手がその後の行動に移しやすくなります。
自社においても、ただ提案をするだけでなく、その提案を実行するために必要なステップや手順を明確にすることが大切です。
これにより、聴き手は「この提案を実行すれば、どんな結果が得られるのか?」という具体的なイメージを持つことができ、行動に移しやすくなります。
結論
今回の授業を通じて、プレゼンテーションの全体構造を作るための具体的な方法を学びました。
ターゲットの明確化、危機意識の伝え方、顧客目線でのアプローチ、そして行動に移すための手順を示すことが、説得力のあるプレゼンを作り上げるために重要であることを実感しました。
これらの学びを自社に落とし込み、今後のプレゼンテーションに活かしていきます!
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僕は2022期東京校のセクションGです。
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