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【MBA】マーケティング・経営戦略基礎DAY1:QBハウス

2024年にグロービスを卒業したので、これまで受講した科目を振り返り学びをまとめます。
一生に一度のMBAライフを楽しみましょう!
※本記事は自分自身の学びの整理で、授業内容全体の共有はしません。


テーマ

事業戦略における環境分析

授業内容

個人的には不得意なマーケティング+経営戦略のクラスです。
授業のDAY1では、まず「そもそも戦略とは何か?」という基本的な問いからスタートしました。
戦略という言葉自体は日常的に使われていますが、経営戦略の全体像を正確に理解していませんでした。。
経営戦略には、単なる市場の取り組みだけでなく、企業全体のビジョンやミッションを踏まえた長期的な視点が求められます。この授業を通じて、経営戦略の基本構造が明確に見えてきました。

また、ここで重要な役割を果たすのがKSF(Key Success Factor:重要成功要因)です。授業中に何度も強調されましたが、これが戦略の核となる要素であり、KSFを明確に定義することが戦略策定の第一歩となります。
DAY1では、このKSFの概念を学びつつ、それを活用して経営戦略の基礎を固めることができました。
この授業でフレームワークを叩き込まれます。

Day1振り返り

戦略の本質

戦略の本質を理解することがいかに難しいかを痛感しました。
例えば、「自社の戦略とは何か?」という問いに対し、頭の中が整理されておらず、一言でまとめることができませんでした。
しかし、授業を進める中で、どのポイントを押さえればよいのかが明確になり、文章で見える化することができました。

それでもなお、「本当に良い戦略は一言で伝えられるのか?」という疑問が残ります。
特に「持続的な競争優位」を確立するための戦略は、多くの要素が複雑に絡み合っています。
例えば、スターバックスの戦略を分析すると、彼らは「第三の場所」を提供するために直営店舗を展開していますが、単に直営を真似しても同じ成功は得られません。
出店地、メニュー、人材採用など、多くの要素が絡み合っているため、これらをしっかりと説明する必要があると感じました。

さらに、授業で触れた「トレードオフを伴う戦略」についても学びました。良い戦略は、模倣されるリスクを考慮に入れ、日々の試行錯誤が求められるものです。
戦略を一度決めても、それを維持するためには常に改善が必要であり、このプロセス自体が戦略の本質だと改めて理解しました。

KSF設定の必要性

戦略の成功にはKSFの設定が欠かせないことに気付きました。
これまで戦略の打ち手を示すKPI(Key Performance Indicator)にばかり目が行っていましたが、実際にはKSFを明確に設定することが、より大局的な視点で戦略を成功に導くために必要です。
KPIだけに注目していると、全体の戦略が見えなくなりがちですが、KSFを意識することで、戦場全体を見渡す力がつきます。
これは特に反省点として、自分のこれまでの行動を見直すきっかけになりました。

フレームワークの使い方

これまでフレームワークを使用した分析は、しばしば「分析のための分析」に陥っていたことに気付きました。
戦略的思考を強化するためには、フレームワークはあくまで手段であり、目的ではないという意識が重要です。
何のために分析するのか、その目的を明確にすることが、効果的な分析を行う上でのカギとなります。
これからは、フレームワークを使用する際には、その目的をしっかりと意識し、分析が目標達成にどうつながるのかを常に考え続けたいと思います。

業界分析と新たな視点

特に印象的だったのは、授業中に取り上げられた理容業界のケースです。
「なぜ理容業界は新規参入がしやすいが競合が少ないのか?」という問いに対し、最適な答えが出せず非常に悔しい思いをしました。

当初は、新規参入が多いものの廃業率が高いのではないかと考えていましたが、全理連(全国理容生活衛生同業組合連合会)の存在意義を理解する中で、理容業界の本質的な問題に気付きました。
つまり、差別化が難しいために全理連が業界全体をサポートしているのです。
この洞察は、業界分析を的確に行わないと見えてこないものであり、戦略策定の際には業界の全体像をしっかりと捉えることが重要であると再認識しました。

自分の学び、自社への落とし込み

今回の授業を通じて、戦略の本質、KSFの設定、フレームワークの使い方、そして業界分析の重要性について深く学ぶことができました。

これまでの経営経験を振り返ると、僕はプロダクトアウト型のアプローチが強かったため、マーケットインの視点を取り入れる必要があると感じています。
特に、事業の経済性や5FとPESTを組み合わせて事業の方向性を見極めることが重要。

戦略は机上の空論ではなく、実行されて初めて意味を持つものです。
そのためには、日々の業務の中で戦略を意識し、常に改善を続ける姿勢を忘れずにいます。

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僕は2022期東京校のセクションGです。
これまで先輩や後輩の皆さんと事業連携や相談を重ね、多くのサポートを受けてきました。
恩送りの精神を大切にし、グロービスのネットワークを活用していきたいと考えています。
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