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【MBA】パワーと影響力DAY6:ダイエー創業者 中内功

2024年にグロービスを卒業したので、これまで受講した科目を振り返り学びをまとめます。
一生に一度のMBAライフを楽しみましょう!
※本記事は自分自身の学びの整理で、授業内容全体の共有はしません。


授業内容

今回の授業では、起業家としての「栄枯盛衰」とその背景にある要因について学びました。
特に、マキャヴェリの『君主論』を軸に、リーダーシップや権力の本質について深く考察していきます。
起業家が成功を掴み取る過程と、やがてその地位を失う流れを学ぶ中で、成功を維持する難しさと人間の本質に触れることができました。

特に印象に残ったのは、「中立を選ぶ者は滅びる」という教えです。
勝者から見れば中立者は不要な存在となり、敗者から見ても信頼を欠くため、結局どちらからも受け入れられない、という指摘は極めて示唆に富んでいました。
現実のビジネスにおいても、決断を避けることはリスクを回避するどころか、むしろ組織や個人の立場を危うくする可能性が高いことを改めて認識しました。

自分の学び、自社への落とし込み

ロールプレイを通じた「誰をどう動かすか」の学び

授業内のロールプレイでは、「名古屋の婦人団体」「県会議員」「市議会議員」という複数のステークホルダーを対象に、どの順番で、どのようにアプローチすべきかを検討しました。
初めは、名古屋にダイエーが進出することへの「恐れ」の感情が主なポイントだと思っていましたが、婦人団体の視点からすると、「ようやく待ち望んでいた進展」という期待感もあると学びました。

さらに、時代背景を踏まえたアプローチの重要性にも気づきました。
たとえば、当時の肉の土産が非常に高価で特別なものであったことを理解することで、相手のニーズや感情をより深く掴むことができます。
この学びから、以下の実務的なアクションを考えました。

  • 時代背景や文化の理解を深める
    特に新規市場や地域に進出する際には、単なるデータ分析だけでなく、その地域の歴史的・文化的背景を踏まえたアプローチが重要です。

  • ステークホルダーの多面的な感情を把握する
    表向きの意見だけでなく、恐れや期待といった相反する感情を理解し、それを前提に戦略を立てます。

具体的には、今後の営業活動や新規プロジェクトにおいても、相手の立場や歴史を考慮し、アプローチ方法を再構築していきます。

中内功氏と『君主論』の現実主義

中内功氏の「現実主義」に基づくリーダーシップは、1兆円企業を築く原動力となったと感じました。
彼の成功の背景には、夢を実現するために現実的な選択を徹底的に追求し、中途半端な妥協をしなかった姿勢を感じます。
『君主論』の教えに通じるこのアプローチは、「やるなら徹底的にやる」という覚悟の重要性を教えてくれました。

一方で、自分自身にはまだその覚悟が欠けていることを痛感しました。
この授業をきっかけに、以下の問いを自分に投げかけました。

  • 本当に目指すべき志は何か?
    中途半端な行動や迷いを捨て、自分が心から成し遂げたい目標を再定義します。

  • 現実主義をどのように実践するか?
    ビジョンを描くだけでなく、達成のために必要なリソースや行動を具体的に計画します。

具体例として、自社の新規事業開発においては、夢やビジョンだけでなく、現実的な収益計画やリスク管理を徹底的に見直し、実現可能性を高めていくことを優先します。

成長のための覚悟と壁を乗り越える方法

授業の振り返りを通じて、これまでの自分の経営スタイルを分析しました。自分のコンフリクト・スタイルは「適応」に近く、協働や逃避に柔軟に対応する一方で、「競争」を避ける傾向がありました。
この傾向は、これまでの経営で一定の成果を上げてきたものの、リスクを避けることで成長のチャンスを逃していた側面もあると感じます。

中内氏の背中を見て学んだのは、「周囲から恐れられても、とことんやる覚悟」が企業を飛躍的に成長させる原動力になるということです。
この学びを踏まえ、以下の具体的な行動をしていきます。

  1. 弱点を克服するための逆算思考
    自分が「競争」を避ける傾向がある場合、それを克服するための戦略を明確にし、行動を逆算して設計します。

  2. 得意分野をさらに活かす
    自分の「適応力」や「協働力」を武器にしつつ、苦手な競争の場面でも逃げずに向き合います。

  3. リーダーシップのスタイルを進化させる
    自社のビジョンを軸に、チーム全体を巻き込んで一体感を持った成長を目指します。

また、具体的な行動としては、次のような取り組みもしていきます!

  • 目標達成へのコミットメントを高める
    短期的な利益やリスク回避に囚われず、長期的なビジョンに基づいた意思決定を行います。

  • チーム内での対話を強化する
    自分の覚悟をチームに伝え、一緒に壁を乗り越えるための具体的な計画を作成します。

学びのまとめと今後の展望

今回の授業を通じて、「中立を選ぶ者は滅びる」という教えの深さや、起業家として成功するための覚悟の重要性を実感しました。
特に以下の3点が、自身や自社の成長において鍵となると感じています。

  1. ステークホルダーを動かす戦略
    相手のニーズや時代背景を踏まえたアプローチで、複数の関係者を順序立てて動かす力を磨きます。

  2. 現実主義に基づくリーダーシップ
    成功のために徹底的な現実主義を貫き、目標達成への妥協を許さない覚悟を持つ。

  3. 弱点を克服するための具体的な行動
    自分の苦手分野にも挑戦し、ビジョンを実現するための行動を逆算して進めます。

今後は、これらの学びを基に、さらに自分のビジョンを明確化し、チームやステークホルダーとともに企業としての成長を加速させていきたいと考えています。
特に、長期的な視野での意思決定と短期的な実行力の両立を意識し、自社を次のステージへと押し上げていきます。

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歌川貴之@企業顧問/シリアルアントレプレナー
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