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【MBA】パワーと影響力DAY3:Dr.ローラ・エッサーマン

2024年にグロービスを卒業したので、これまで受講した科目を振り返り学びをまとめます。
一生に一度のMBAライフを楽しみましょう!
※本記事は自分自身の学びの整理で、授業内容全体の共有はしません。


授業内容

今回の授業では、利害関係が薄い他部署や外部組織をどのように動かしていくかについて学びました。
特に「直接的な権限がない中でどのように影響力を発揮し、目標を達成するか」という視点でケーススタディを進めました。

このテーマは実務でも頻繁に直面する課題であり、非常に実践的かつ興味深い内容で「パワー」というキーワードを軸に、具体的なアプローチ方法を学べたのは大きな収穫です。

やはり授業楽しい!!

自分の学び、自社への落とし込み

ありたい姿の時間軸を長く分ける

授業では、目標やビジョンを長期、中期、短期という時間軸で分けて考える重要性を学びました。
これにより、現在の課題や将来的な方向性を明確に可視化することが可能になります。

具体的には、長期的な「ありたい姿」を描きつつ、それを実現するための中期的な戦略や短期的な具体的アクションに落とし込むプロセスが大切です。

自社でも、長期的な方向性については総論では一致していても、短期的な具体策において意見が分かれることがよくあります。
この現象を「総論賛成、各論反対」と捉えることができ、こうした構造が問題の根本原因となっていることに気づきました。

これを解決するためには、長期の目標を具体化し、それを中期や短期のアクションにブレイクダウンする必要があります。

たとえば、新規事業の開発においては、「5年後に市場シェア20%を確保する」という長期目標に対し、1年以内に市場調査を終え、2年以内にプロトタイプをリリースするという中期計画を策定しました。
さらに、短期的には、今月中に関連部署との調整を完了させることを目標に設定しています。
このプロセスを経ることで、具体的なアクションが見える化し、プロジェクトがスムーズに進むようになりました。

ビジョナリーすぎると理解されない

自分自身の特性として、抽象度の高い夢やビジョンを語ることが得意な一方で、それを具体化するプロセスが不足しがちであることを自覚しました。
この点について、授業でのローラのケースが非常に参考になりました。ローラのように「ビジョナリーすぎる」と、周囲の人々が具体的なイメージを持てず、結果的に巻き込みに失敗する可能性があります。

自社でもこれまで新規事業のアイデアを提案する際に、抽象的な表現が多く、具体性に欠けることで相手に理解されにくい場面がありました。
その反省を踏まえ、今後は具体的な説明ができるメンバーと協力してプレゼンを行うことを考えています。
具体的には、自分は全体の方向性や長期的なビジョンを提示し、チームメンバーがそのビジョンを具体的な数値目標やスケジュールに落とし込むという形で役割分担を行います。

また、「あるべき姿」に立ち返る習慣を持つことも重要だと感じました。
自分の世界観に固執するのではなく、他者の意見を取り入れる柔軟性を持つことで、より多くの人を巻き込む力を高められると確信しています。

感情を理解し対応する

嫉妬の感情については、授業での学びが特に印象に残りました。利害関係が複雑な状況では、感情が大きな障壁となることがあります。
自身も、他社の社長として新規事業を進める中で、社員や他部署の責任者から嫉妬や抵抗を受ける場面に直面したことがあります。

例えば、あるプロジェクトで他社の社員を巻き込んで進めた際、責任者の一部が「自分たちの業務が軽視されている」と感じ、プロジェクトに協力的でなくなる状況が発生しました。
このような場面では、相手に敬意を払い、丁寧なコミュニケーションを取ることが重要です。

具体的には、以下のような工夫を行いました。

  1. フラットな姿勢を保つ
    社長としての肩書きを意識しすぎず、相手と対等な立場で議論を行うよう心がけました。また、服装や言葉遣いにも注意を払い、威圧感を与えないよう配慮しました。

  2. 相手の業務への配慮
    忙しい責任者に対しては、新規事業のタスクが「追加業務」ではなく、既存の業務とシナジーを生む形であることを強調しました。このアプローチにより、プロジェクトのメリットを相手に納得してもらい、協力を得ることができました。

  3. 相互利益を明確にする
    新規事業が成功することで、双方にどのような利益が生じるかを具体的に示しました。これにより、プロジェクトの意義がより明確になり、巻き込みがスムーズになりました。

嫉妬は避けられない感情ですが、それを適切に扱うことで、より良い関係性を築くことができると感じました。


学びのまとめと今後の展望

今回の授業では、パワーの活用や他者を巻き込む方法について多くの学びを得ました。
特に、以下のポイントを意識して今後の実践に活かしていきます。

  1. 時間軸を活用した課題の整理
    長期・中期・短期の目標を設定し、それに基づいて現状の課題や解決策を具体化する。

  2. 抽象と具体のバランス
    ビジョンを描くだけでなく、それを具体的な行動計画に落とし込むための協力体制を構築する。

  3. 感情を考慮した巻き込み
    嫉妬や抵抗といった感情に配慮し、丁寧なコミュニケーションを通じて信頼関係を築く。

これらの学びを基に、今後もプロジェクトの成功や組織の成長に貢献していきたいと思います。

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僕は2022期東京校のセクションGです。
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歌川貴之@企業顧問/シリアルアントレプレナー
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