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【MBA】パワーと影響力DAY5:グリーンドット・パブリックスクールズ

2024年にグロービスを卒業したので、これまで受講した科目を振り返り学びをまとめます。
一生に一度のMBAライフを楽しみましょう!
※本記事は自分自身の学びの整理で、授業内容全体の共有はしません。


授業内容

今回の授業では、「社会を動かす」という非常に大きなテーマに取り組みました。
具体的には、行政や国といった巨大な組織をどのように動かし、社会全体に影響を与えるムーブメントを起こすかについて考察しました。

授業の中で取り上げられたスティーブ・バーの事例は、ソーシャルビジネスを志向する自分にとって非常に参考になり、多くの気づきを得ることができました。

自分の学び、自社への落とし込み

自分の原体験を言語化する

スティーブ・バーが教育改革を目指す背景には、彼自身の原体験や弟の死という深い個人的経験があることを考察していきます。
これにより、「ビジョン」と「行動」の源泉となる原体験の重要性を再認識しました。ビジネスや社会活動の中心には、自分自身の価値観や使命感が根付いており、それを言語化することが、他者を巻き込む力になると感じました。

これまで無意識に影響を受けてきた原体験が、今のビジネスアイデアや価値観に繋がっていますが、それらを明確に言語化したことはありませんでした。
この授業を機に、以下のアプローチで自分の原体験を内省し、言語化していこうと考えています

  1. 幼少期や学生時代の経験を振り返る
    自分の人生における転機や大きな感情の動きを特定し、それが現在の価値観や行動にどう影響しているかを分析します。

  2. 原体験を核にしたストーリーテリングを構築する
    ビジョンを語る際に、自分の体験を基にした説得力のあるストーリーを作り、他者を巻き込む力を高めます。

  3. チームメンバーと共有する
    自分の原体験を言葉にしてチーム内で共有することで、ビジョンに対する共感を深め、組織全体の方向性を一致させます。

具体的には、ソーシャルビジネスを進める際に、自分が「なぜそのテーマにこだわるのか」を徹底的に掘り下げ、パートナーや投資家に対して説得力を持たせたいと考えています。

ゴールから逆算するアプローチ

授業では、複数のステークホルダーを動かす際の戦略として、「ゴールから逆算する」という考え方を学びました。
スティーブ・バーのケースでは、LAUSD(ロサンゼルス統一学区)が最終的な目標の相手であるため、そこに到達するための道筋を明確にし、CTA(教職員組合)、教員、保護者といったステークホルダーを順番に巻き込む戦略がとられました。

この手法は、複雑な利害関係を持つプロジェクトを進める際に非常に有効だと感じました。
特に、以下の手順で実務に活かすことができると考えています

  1. 最終ゴールを明確化する
    プロジェクトの目的地を具体的に設定し、それを全関係者で共有します。

  2. ステークホルダーを階層化する
    各ステークホルダーの影響力や利害関係を分析し、どの順番で動かすべきかを検討します。

  3. アプローチ方法を具体化する
    それぞれのステークホルダーに対して、個別にカスタマイズされた説得方法を設計します。

実際の業務では、新規事業の立ち上げにおいて、複数の部署や取引先を巻き込む場面があります。
その際に、最終的なゴールから逆算して、誰から順番にアプローチすべきかを計画することで、より効率的な進行が可能になると確信しています。

ムーブメントを起こすには?

授業では、「ティッピング・ポイント」の理論を用い、ムーブメントを起こすための3つの要素(少数者の法則、粘りの要素、背景の力)について学びました。
このフレームワークを自社の事例に当てはめて考えた結果、新たな発見がありました。

  1. 少数者の法則
    自身は「コネクター」として人と人を繋ぎ、「セールスマン」としてビジョンを伝える役割を担っています。そのため、まずは自分自身が強力な少数者として影響力を発揮できるよう、ネットワークをさらに拡大し、適切なメッセージを発信する必要があります。

  2. 粘りの要素
    「粘り」とは、明確で記憶に残るメッセージを繰り返し発信することです。特にソーシャルビジネスでは、複雑な内容をシンプルかつ感情に訴える形で伝える必要があります。例えば、プロジェクトのキャッチフレーズやビジョンを短くインパクトのある形で表現し、それを繰り返しコミュニケーションに取り入れます。

  3. 背景の力
    ムーブメントを成功させるためには、世論や社会的な支持を得ることが欠かせません。そのためには、タイミングを見極め、既存のトレンドや社会問題と自分のプロジェクトを関連付けることが重要です。

教育格差を是正するプロジェクトを展開する際には、ニュースや報道を活用して、現状の問題点とプロジェクトの価値をリンクさせる取り組みを行います。
このように、背景の力を最大限に活用することで、プロジェクトの影響力を飛躍的に高めていきます!

学びのまとめと今後の展望

今回の授業で得た知見を基に、社会を動かすための実践的な戦略を深めることができました。
特に以下の3点が、自分自身のビジネスやプロジェクトにおいて鍵になると考えます。

  1. 原体験の言語化
    自分のビジョンの核となる原体験を明確にし、それを他者に共有することで巻き込む力を高める。

  2. ゴールから逆算したステークホルダー戦略
    各関係者の影響力を分析し、最適な順番でアプローチすることでプロジェクトを効率的に進める。

  3. ティッピング・ポイントを活用したムーブメントの形成
    自分の役割を明確化し、粘り強くメッセージを発信するとともに、社会的背景を活かした影響力の拡大を目指す。

これらの学びを基に、今後は具体的な行動計画を立て、実際のプロジェクトで成果を上げていきたいと考えています。
特にソーシャルビジネスの立ち上げを視野に入れ、より広い視野で社会全体にインパクトを与える活動に挑戦していきます!

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僕は2022期東京校のセクションGです。
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歌川貴之@企業顧問/シリアルアントレプレナー
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