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楽な道を選ぶな!なぜ起業家は最短で年商1億円を目指すべきなのか?【実行編⑤】

下記のマガジンで年商1億円を超えるためのノウハウを書いてきて記事は20本を超えてきました。
いつも読んでいただきありがとうございます。
おかげ様で問い合わせも多くいただくようになり、事業成長に繋がれば嬉しいです。

このノウハウは、僕が実際に未経験の業界で起業して会社を売却するまで経験してきた実話です。

20本もあればベースは十分で、これをすべて読んでもらえたら経営全体を掴めて年商1億ぐらいはすぐに超えられます。
僕も新しく事業をするなら同じように行動するでしょう。


記事が増えてきたので、今回は改めてなぜ起業家は最短で年商1億円を目指すべきなのか?
というテーマで、これまで書いてきた記事を紹介しながらまとめていきます。

僕は起業当初から起業家の先輩方に恵まれて、「年商1億もいかない事業は価値がない」と言われ続けて盲目的に1億を目指してました。
結果、2年で突破していくわけですが、1億を超えると見える世界が変わります。
なので、目標がなければ、まずは1億を目指してみたら?と同じように伝えているんですよね。

なので、この記事やマガジンが参考になるのはこちらの方

・年商1億円未満の起業家
・会社を成長させたい
・起業したけど事業が伸びない
・売上数百万〜数千万で安定してきたけど次のステージに挑戦したい

逆にこんな方は参考になりません。

・会社員の人
・これから起業しようと考えてる人
・今の売上で満足な人
・年商1億円を突破している起業家

会社員の人は当たり前として、これから起業する人には早すぎるし、今の売上で満足しているならこの記事を読むのは時間の無駄です。

なので、起業していて成長したい人に向けてまとめていきます。


✅前提

年商1億はただの通過点なのでゴールではありません。
さらに売上1億円です。利益1億円ではなく、あくまでトップラインです。
※コンサルみたいに売上=利益になるなら利益1億円になりますが。

よくVCから調達したらホームランを打つために、目先の利益よりも将来の大きな利益と言いますが、そもそも売上のトップラインが伸びない限りは利益もでません。
なので、成長したければどんな事業でも、まずは年商1億円を目指すのは理にかなってると言えます。

死の谷を乗り越えろ!

このように売上で生存確率が変わります。

山を超えたと思ったら次の谷と山が待ってます。
起業から年商1億円までは、あなたと事業が市場に価値があるかの証明になります。
あなたという起業家の旗に対して何人応援してくれる人がいるのか?
サービスはニーズがあり安定した事業になるか?
が1億を超えるハードルです。
証明できないと谷に落ちるように倒産や、1億を諦めてゆる~い事業になります。

さらにやっと1億を超えたと思ったら次は10億の山です。
次は組織崩壊や損害賠償、社内トラブルなど、また新しい谷が出てきます。
これも乗り越えると10億ですが、乗り越えられないと組織崩壊を恐れて社員を増やせなかったり、大きなトラブルで事業が伸びなくなります。
ここでも10億を諦めてゆる〜く事業もするものいいでしょう。

何を言いたいかというと、売上が高いから偉いとかすごいというわけではなく、自分の合う売上を見つけることです。

僕も起業当初は上場する!と意気込んでましたが、売上が伸びるにつれ上場が自分に合わないと思い会社を売却しました。

なので、自分に合う売上を見つけられればいいのですが、それには最低限の売上がないと何も分かりません。
それが年商1億円だと考えてます。

上を見たらキリがないですが、「売上1,000億を目指します!」と言ってもそもそも1億を超えないと話にならないわけです。

楽な方に逃げるな!

あえて厳しい言葉で言いますが、想いがあって起業したのにも関わらず、
たった1億すら超えない起業家が多すぎます。

これだと社会にインパクトなんて出せるわけありません。
下記の記事でもまとめてますが、1億に行かない理由の多くは行動不足です。
BtoBなら法人営業だし、YouTuberでも動画アップし続けないと話になりません。

やらない理由は何でも言えます。

ある先輩起業家の言葉をお借りすると、
「できるできないではなく、やるかやらないかで世界を変える!」
まさにこれで、本当に出来ないものは出来ないので仕方ないです。

ただ、やれるのにやってないから事業が伸びないんです。
ハッキリ言います。
本当に大事な業務から逃げるな

✅ゼロから年商1億円の重み

とは言っても年商1億円はそれなりにハードルは高いです。
年商100億円を101億円にするのと、年商0円を1億円にするのでは重みが違います。

年商1億を超えているのは全体の約19%

この統計を見てください。

これを見ると中小企業の売上高の中央値は、たった1,500万円です。。。

で、別な統計だと約368万社?の中でも年商1億円を突破しているのは19%だと言われてます。
さらに年商10億を超えるのは3%です。

僕も売上ゼロの時は年商1,000万でもすごいと思っていて、1億なんて夢のまた夢でした。

さらに、ここ10年で起業した人に500名ほど会ってきましたが、この中で年商1億円を超えてるのは把握してるだけでも43人でした。
数えてみたら約10%しかいません!

なので、たった1億円と言いつつも、ゼロから起業するとそれなりにハードルが高いということです。

※引用:中小企業・小規模事業者の実態

✅年商1億円の価値

もう少し年商1億円の価値をまとめます。
これを理解して、なぜ1億円を目指すのか?を明確にしましょう。

市場の証明になる

年商1億円を達成することで、顧客や取引先、投資家から「このビジネスには価値がある」という信頼を得ることができます。

PMF(プロダクト・マーケット・フィット)の証明にもなり、特にスタートアップにとっては、一定の市場ニーズに応えられる商品やサービスを提供できているという証拠です。

経営者として成長ができる

年商1億円は起業家から経営者になる第一歩です。
経営者になる過程でビジネスモデルの設計、顧客の獲得、組織構築など、多くのスキルを磨く必要があります。

さらに失敗と学びも1億で学べます。
初期の段階では多くの試行錯誤が必要ですが、それを乗り越えた経験が次の成長フェーズへの準備になります。

競争力の強化に繋がる

1億を超えると競合との違いを最低限出来たと言えるでしょう。
事業成長しようとしたら他社との差別化を図り、自社の価値を明確にすることが必須です。

そのため効率化とスケール化も頭に入れてください。
成長するためには、より効率的なプロセスやスケールする仕組みを構築する必要があります。

資金繰りが楽になり持続可能性になる

年商1億を超えてくるとグッと資金繰りが楽になります。
※赤字掘るなら別ですが。。。

さらにキャッシュフローの管理も大事です。
売上が増加することで運転資金も増えるので、キャッシュフローの適切な管理も学べることでしょう。

初期段階では利益率が低いこともありますが、1億円を超えてくると収益性を高める戦略が求められます。

チームの達成感が高まる

僕もそうでしたが、ゼロから年商1億円を達成することで、経営者やチームの自信が大きく向上します。

1億円はあくまで通過点であり、その後の5億円、10億円を見据えた計画が重要になります。

✅何からやればいいのか?

では1億円を目指すために何をすればいいのか?というのを書いているわけですが、事業成長には起業家の能力開発・人材・戦略・実行・資金が必須です。
この中で何を優先すべきはまずは能力開発です。

あえて優先順位を付けるとしたらこちらです。
年商1億行くまでの話ですね。

①能力開発

「会社を大きくしたいです!」と想いがあっても年商1億円さえ超えない起業家は何かがズレてます。
※ビジネスモデルは置いておいて。

それは戦略とかビジネススキル以前に、起業家としてのマインドが醸成されてないと感じてます。
表現するとしたら人間として浅いんです。

人間として浅いと、サービスは売れないし、優秀な人材は採用出来ないし、
資金調達も失敗して、応援してくれる人がおらず事業が失敗します。
起業当初はあなたがすべてです。
まさに「起業家以上に会社は成長しない」ことを理解してください。

②実行

後ほどまとめますが、営業力のない起業家は年商1億すら超えません。
よくネットサービスならマーケティングのみで伸ばせると考えてる人は多いですが完全に間違ってます。
ラクスルやエアークローゼットなど、初期は起業家自身が営業をして市場の証明をしてる例の方が多いです。
凡事徹底に勝機があることを心に刻んでください。

③資金

行動して市場の証明ができたらデットやエクイティ調達を検討していきしょう。
実績ができると有利な条件で調達できます。
起業してすぐに調達に走る人が多いですが、実績も何もないとバリュエーション低くなるだけですよー

④人材

資金調達ができて売上が伸びてきたら社員を増やしていきましょう。
起業したらこの言葉が痛いほど分かるはずです。
「早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け」

ただ、仲間を採用するの市場の証明、もしくはPMFした後です。
これらが達成してないのに仲間だけ増えたらコミュニケーションコストがかかって身動きできなくなります。

⑤戦略

ここでようやく戦略の出番です。
僕の結論は、年商1億を超えるまでは戦略なんていりません。
実行でPMFをさせて最高の仲間を採用できたら戦略がなくても1億を軽く超えます。
頭でっかちにならないようにしましょう。

ここからは書いてきた記事を紹介していきます。

✅能力開発

能力開発はやることが多いです。
会社の成長は起業家の成長とリンクするので、あなた自信の成長が絶対条件です。
成長できるような記事を紹介します。

自分を内省する

まずは自分自身を内省してください。
なぜ起業したか?明確にするのがスタートです。
利己的でも利他的でも何でもいいので可視化しましょう。
内省のやり方をまとめてます。

本を読む

次に本を読みましょう。
資本主義社会が始まってからビジネスの本質的は変わっていないとしたら、あなたの通る道は過去に誰かしら経験してます。
今はSNSやYouTubeで質の良い情報は取れますが、過去の情報は取れません。
なので、守破離は本から始めましょう。
おすすめ本はこちら

プレゼンスキルを上げる
プレゼンスキルはすべての事業活動に使えるので必須でスキルだと考えてください。
ビジネスコンテストはもちろん、普段の営業活動、採用で候補者を口説く、VCや銀行への説明でなど、ありとあらゆることに活かせます。
プレゼンスキルの上達方法をまとめてます。

もしも起業が辛くなったら

静かに、そして確実に訪れるハードシングス。
成長する起業家には避けても通れない修羅場です。
そんな時に何を考えどう対処してきたかをまとめてます。

確実に言えるのは何よりも自分自身のメンタルを大事にしてください。
疲れたらゆっくり休むのも大事です。

✅人材

人材編は採用方法やマネイジメント方法などまとめていきます。
先に言うと、もし人系の決断やトラブルが起きたら即断即決だけは絶対にNGです。
人は事業成長にとっても大事であり、かつ慎重になってください。

今後は社員のリストラや組織崩壊した場合の対応など修羅場の話も書いていこうかなと。

共同創業メンバーは慎重に!

初めての起業で右も左も分からないなら共同創業メンバーは入れずに一人で登記するのをおすすめします。
理由としては共同創業メンバーがいると立ち上げ初期の大事な時期に莫大なコミュニケーションコストがかかるからです。

初めての起業は不安になり最初から仲間を集めがちですが、揉めて解散すると確信を持って言えます。
不安な人ほど仲間を集めがちなんですよねー

リファラル採用方法

初期の採用方法はリファラル採用一択です。
採用費をかけるのももったいないし、ミスマッチを防げます。
僕が使ってきたテンプレートもあるので、是非活用してください。
個人的にはリファラル採用が一番得意です。

最高のメンターを探せ

最短で事業成長したいなら最高のメンターを見つけることです。
なぜならば、下から上は見えないが、上から下はよく見えるので、あなたのビジネスをどのように伸ばせばいいか一目瞭然です。

で、誰にアドバイスを求めるか?は下記の方だけです。
・自分より成功している起業家
・あなたの業界トップランナーの人
※補足で販売する目的前提で顧客になり得る人

それ以外の人のアドバイスに価値はありません。
今やどこでも創業セミナーやイベントとかしてますが、誰でも構わず事業のアドバイスを求めるのは意味がないですよ。

特に起業してない人の意見は机上の空論なので注意が必要です。
メンターの探し方はこちら

✅戦略

戦略の極意は戦わずに勝つ方法を見つけることです。

戦略策定

どんな事業でも行動したら1億ぐらいは超えていくのですが、それは前提として儲かる事業だからです。
行動する前に最低限押さえておくべき戦略策定のフレームワークを紹介しています。
売れるけど儲からない!という状況なら参考になるはずです。

PMFは目指すが捨てろ!

PMFを達成できたらいいのですが、達成見込みがなければPMFは捨てて1億円を目標にしてください。
初期は売上以外の数値はすべて無視です。

ピボットを見極める

そして撤退も見極められるようになってください。
趣味でやるならいいですが、売れない事業をしても価値がありません。
何を基準にピボットしていくかはこちら。

もしも会社を売りたくなったら

EXITの一つとしてM&A会社売却があります。
会社を売りたくなったら、僕の会社売却の経験シェアを参考にしてください。
M&Aは奥が深いです。

一番最初にミッション・ビジョン・バリューを作れ!

戦略は一番最後と言いつつも、実は何を差し置いても起業当初に作るものがあります。
それがミッション・ビジョン・バリューです。

特にバリューだけは社員を採用する前に必ず最初に考えてください。
なぜ大事なのか?や作り方はこちら

✅実行

実行編はどのように行動して、組織マネイジメントをしていくかを中心にまとめてます。
僕に相談が多いのは「この事業を考えてるのですがニーズありそうでしょうか?」ですが、僕の答えはいつも「そんなの知るか!」です。

なぜならば、事業の良し悪しは行動してからではないと判断できないからです。
行動してみた結果、顧客のフィードバックや営業手法やマーケティング含めて総合的に考えて事業の良し悪しを判断するのであって、行動もしてないのに話すのはホント机上の空論でセンスがないと考えてます

法人営業方法

これまでゴリゴリしてきた営業方法についてまとめてます。
起業当初は営業が勝機になります。
ここを本気でやる抜く覚悟と行動が、年商1億はもちろん、10億、100億の基盤を作ります。
なぜならば創業者以上に営業はしないからです。
みんなあなたの背中を見てますよー

PDCAサイクルの回し方

行動だけしても何が良くて悪いか分からないのでPDCAを回すのは必須です。
KPI管理もしっかりしていきましょう。

✅資金

資金編はまず調達方法から始まります。
今後は、調達した資金の使い方や、決算書の読み方、節税方法などネタは色々あるので、ゆる〜く書いていこうかと考えてます。
このテーマで書いて欲しい!というニーズあれば連絡くださいね。

エクイティ(出資)調達

いわゆるPMFするまで外部の資金調達はおすすめしません。
僕もシード期にエンジェルで出してもらったんですが買い戻しています。
そんな失敗経験をまとめてます。

デット(融資)調達

まずは金融公庫から引っ張ってこれる日本金融公庫の創業融資の活用をおすすめします。
銀行の付き合い方はこちら

✅最後に

今回は年商1億円を目指す意味をまとめてきました。
今後も別な切り口で書こうと思いますが、正直1億のノウハウはこのあたりで十分です。
今後の記事は直接1億円に繋がらない記事もありそうで、ノウハウは薄くなることでしょう。

なので、この記事が参考になったらブックマークとかで残しておいて、
仕事で「もう無理ーーーーーー!」
となったら読み返すように使ってもらえたら嬉しいです。

過去の自分へ

実はこのマガジンは過去の自分へ書いてきました。
音楽業界から何も分からず起業して、事業も上手くいかず周りからボロクソに言われて悔しくて泣いたのを思い出します。

何度も何度も事業ピボットを繰り返ししてきて
「自分にはビジネスセンスがないんじゃないか」
「もう起業は諦めて会社員に戻るか」
という考えにもなり、売上も伸びず、プレゼン大会でも負け続けて自信もなくなり夜が寝れない日々もありました。

そんな行動だけしていた自分に
「大丈夫。今の行動は間違ってないから自信を持って。」
と温かい言葉をかけてあげたい。

あの時に知っておけば良かったことは多くあり、その経験からノウハウをまとめてきました。
この話は続きはこちら

メンバーシップ募集中!

最後に告知でメンバーシップも募集中です!
限定記事の公開や、起業家のコミュニティを作ってるので、今後は交流会などお互いサービスの営業ができるようにしていきます。
興味がある方は是非入ってください!

それでは年商1億が超えない悩みがあれば、具体的なアドバイスができるので下記からご連絡ください!
少しでも社会を良くするベンチャーやスタートアップの起業家が増えるように願ってます。






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歌川貴之@企業顧問/シリアルアントレプレナー
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