企業の広告戦略について。
こんばんは。皆さんが広告に触れない日はない、というほど、人々にとって広告というものは身の回りに溢れています。
広告とは「経済を回す潤滑油」と私は表現しています。トイレットペーパーやお菓子、重機や音楽サービスなど、企業や個人が提供する消費財を消費者が消費する、このサイクルがより回れば回るほど経済は活性化し、社会は豊かになり(消費に囚われた経済に対するアンチテーゼは今回議論の対象外とします)、という定説のもと、そのスピードを加速させるツールとして広告・宣伝があります。
その潤滑油は、2020年に6兆1,594億円(前年比88.8%)投入されております(dentsu調べ)。TV業界はコロナ禍で減少したものの、インターネット広告費は、社会のデジタル化加速が追い風となり、プラス成長しております。
上記のグラフからも分かるように、インターネット業界だけが一人勝ちするトレンドの中、広告の属人化・SPOT化が進んでおります。
インフルエンサーと呼ばれる広告塔たちは、自らの主戦場を各SNSに構えております。Tiktok、Youtube、Twitter、Twitch... 彼らは自分の属性をタグ付けし、関連した企業からSPOTで仕事をもらってくるのです。
このスタイルのメリットとしては、インフルエンサーが抱えるViewerに対して、関連した宣伝を効率的にできること。今までのマス向け広告に対して、SPOTでの広告は費用対効果が大きいといわれています。
上記の企業は広告宣伝費が多いTOP10企業です。彼らの多くがインフルエンサーを使った宣伝とマス向けの宣伝のハイブリッド戦略で宣伝を進めております。
今後は、彼ら自身が内部にインフルエンサーを取り込み、より効率的な宣伝を推し進めると考えられます。岸田ショックで低調な日本経済がより活発になることを期待しております。
それではまた。