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東大空手部流 初年次ゼミナール

時代錯誤社さんが逆評定の電子版を配布してくれてとても助かりましたよね。タイムライン上でも感謝のツイートがたくさん見られました。

コロナもそうですけど、今の時代、情報がどれだけの価値を持っているかをってのがよく分かり、もう勿体ぶってないでどんどん新入生に情報を流してしまえ!ってなんか思いました。

ということで初年次ゼミナールについて解説していこうと思います。逆評定とかを買っている新入生の方が多そうですし、教員の情報は十分に得ていると思われるため、それ以外の、どんな感じで授業行われるのかとかを軽く説明していきたいと思います。

(ALESA / ALESSほど長くないのですぐに読み終わると思います)


1.サクッと概要説明

初年次ゼミナールは1年生必修の授業です。
落としたら2年生で再履修となり、通称「次年次ゼミナール」となります笑。ちなみに進振りに必須なので、2Sまでに単位を獲得してないと進振りに参加できません。

主眼は学術的スキル(議論や研究、プレゼンなど)の習得や能動的な学習姿勢の獲得。ALESA / ALESSのように学生に全て任せるのではなく、所々で専門家の先生方が手助けをしてくれたりしながら研究や論文精読などを進めていくことになります。
ALESA / ALESSが身近な題材で良いのに対し、初年次ゼミナールはもう少し突っ込んだ、より専門的な内容になっているという感じでしょうか。本質的な部分は似ていたりします。

能動的な学習を促す割には抽選という形で選べる題材に制限があるのは変な感じですがね……。


初年次ゼミナールは英語中級と同じく抽選があります。文系であれば文系内で、理系であれば理系内で、それぞれ科類関係なくグループ分けがされていると思いますが、そのグループごとに選べるゼミが決められています。時間割を組むにあたり初ゼミのコマが2コマあったかと思いますが、受講するゼミは1つだけなので、実際の初ゼミは1コマだけですね。
抽選期間は4/6〜4/14まで。英語中級の時同様、履修MENUに「抽選科目登録」的な欄ができるので、そこで、文科については絶対第8希望まで、理科については少なくとも第5希望まで登録しておくことになります。なんで差があるのかは不明です…。

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(登録画面と結果発表)

毎年1回目では大教室に集まって各グループでの講義の紹介とかがあったんですが、今年は、少なくとも文科ゼミについては、UTASだけの紹介になりそうですね…。理科ゼミについては、ステージ・オレンジになる前にガイダンスビデオで代用しようとしていたようなので、もしかしたらそれをどこかで使うかもしれませんが…。

抽選結果について、文科ゼミについては「英語中級と被った場合、初ゼミが優先される」という伝達が教務課から来ていると思いますが、おそらく理科ゼミについても同様です。英語中級はあくまで総合科目ですからね。


授業進行についてはその講義内容によりまちまちで、実験やったり、論文とか文献精読・輪講したり、研究施設を訪ねたり、ひたすら議論したり。今年初めて授業持ちます、っていう教員もいたりするので、どういう授業かは取ってからのお楽しみ、という場合もあります。

授業によっては参考書が必要になったりするかもしれませんが、多分先生が適宜、必要な範囲を印刷してくれたりすると思います。
副読本として文献の調べ方や研究題材が載っているリーフレット(これはおそらく全員に配られる)や教科書がある可能性がありますが、必要かどうかはその人次第です。授業中にその辺りを教えてくれる先生も多いですし、ALESA / ALESSをやっていれば同じ内容でしょうから。

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(理科の副読本リーフレット。分厚い教科書を買う人は少数かと)

(文科では「読む、書く、考える -東京大学 初年次ゼミナール文科 共通テキスト-」というのがあるそうです)


課題などについても教師によりけりでしょうか。ITC-LMSを使う場合もあれば、UTASの履修MENUに存在する「振り返りシート登録」というところを使う場合もあります。これを出席確認とする場合もあるので忘れないように注意して下さい。


2.なんか役立ちそうな情報

文献検索に使えそうなツールでも紹介しておきましょうか。
おそらくはGoogle ScholarやGACoS (Gateway to Academic Contents System)とかになるでしょう。使い方はまぁいじってればなんとなく分かってくると思います。第1・2週が今年は休講なのですし、暇潰しに教科書を読むだけでなく、文献検索のツールを使いこなせるよう練習しておくのもいいかもしれませんね。ちなみに自分は圧倒的にGoogle Scholar派です。


あと理科ゼミについては、ALESS LabとかKWSみたいな存在として「初年次理科ラーニングコモンズ」っていうのがあります。プレゼン練習や題材についての相談だけでなく、文献検索とかについても扱ってたりします。今年のオンライン化でどうなるのか不明な点は多いですが、もともとメールでのやり取りも行っていたため、時間が経てば対応してくれるかもですね。Twitterアカウントは@commons_taです。


3.あとなんやかんや(空手部より)

毎年教員がコロコロ入れ替わったり、同一の教師でも授業内容が変わったりするので、あまり逆評定的は用意できなかった(というか電子版逆評定が出されたので、もう需要ないかな、という感じ)のですが、集まった分は掲載させていただきます。


岡田 晃枝 (指標から社会を見る)(紛争と介入をめぐる諸問題)(持続可能な開発について考える)
・まじでしんどい ・毎回の課題が多い ・学ぶものはある


土屋 和代 (社会史の世界)
 可愛いおばさん。優しい。基本優しいけど、気に食わないとプレゼンをボロクソに言う。
アメリカの社会史の本を読んで個人が各章についてプレゼン。扱う本については読まなきゃだけど、最悪読んでなくても何とかなる。個人のプレゼンの後のディスカッションに積極的に参加することが点数稼ぐには必須。そこで発言しないと印象悪くなるし、発言を求められる。
そのあとに自分のテーマを決めて研究し、プレゼンする。テーマは基本何でも良い。
去年は他の初ゼミの最終レポートが8月中旬だったのに、これだけ7月中旬でALESAとテストと被って大変だった。ただ字数が他が6000が主流な中4000でおっけーだった。そして、内容がある程度あれば優以上はくる。
とにかく授業でそれっぽいことを発言するに尽きる。


伊藤 武 (自由の境界と国家〜歴史と社会科学から探求)
・教員がツイッターやってる ・文一のAセメの政治を例年担当


阪本 拓人 (人工社会を作ろう:マルチエージェント・シミュレーション入門)
・この人の総合取ってたけど、とっても優しいイケメン。故に多分ゆるい


長谷川 まゆ帆 (祖父母の体験に学ぶ昭和史)
・友達が取ってた。自分の祖父母から話をきくらしい。詳しいことは知らんが大変では無さげ


山崎 俊彦 (数学・物理をプログラミングで考える)
pythonを独学する授業。
授業前半6回はpythonをプリントを見ながら各自で独学するだけ。後半6回はチームで何か1つテーマを決めて、それをpythonで解決する、という感じ。先生も優しいし、TAもやさしく教えてくれるので、プログラミングやってみたいなって人はいい授業だと思う。


新井 博之 (私たちの身近にあるワンパクなタンパク質を科学する)
長寿授業。
あり得んほど教員やTA(合計人数が学生を上回ることも)がいる中での授業。グループに分かれて推しタンパク質を決め、そのタンパク質の面白さを伝えるサイエンスツールを作る。結構チーム力が問われるので、メンバー間で熱意に差があるとキツい。

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何かまだ分からない点や他に履修で気になる点があれば、DMやリプ、質問箱で聞いていただければ答えます!

コロナで色々と大変かと思いますが、頑張って下さい!

                           (東大空手部)

(武道に興味のある方、大学から何か新たにスポーツをやってみたい方、タイマン勝負が好きな方は、ぜひこの機会に東大空手部新歓アカウントをフォローして下さい!)

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