デレステ曲の歌詞を読もう~八城雄太編3:Packing Her Favorite~
こんにちは Cu (math_ter0713) です!
シンデレラガールズを中心に毎日アイマスしています.
今日はシンデレラガールズで数多の名曲を生み出した八城雄太さんの詞を紹介します.
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歌詞の引用は https://www.uta-net.com/ から行っています.(歌詞カードと同一ですので,お持ちの方はそちらをお手元において読んでください!)
またサムネイルは https://columbia.jp/sl-stage/haishin/COCC-18009.html から引用しました.
具体的に読む前に~八城雄太って?
八城雄太(別名:モモキエイジ)さんは,作詞家・シナリオライターです.かつてはバンナムに所属しており,ゲームプランナーを主にされていたそうですが,シンデレラガールズで楽曲を作る際に,『Never Say Never』と『あんずのうた』を作詞して,数多のアイマス曲の作詞をされています.
デレマス以外にもミリオンライブ全体曲『Thank You!』やアイドルマスター15周年記念曲『なんどでも笑おう』と,アイマス全体でも活躍されています.
こちらのインタビュー記事に詳しいので是非読んでみてください.
どんな詞を書くの?
八城雄太さんの作詞の特徴は,何と言ってもキャラクターに寄り添った作詞でしょう.これまでにソロ曲を16曲(断トツ1位)書かれています.またその腕は『Twin☆くるっ★テール』などのデュエット・ユニット曲にも存分に活かされています.
「女の子らしい」歌詞を書くことも知られています.『Kawaii Make MY Day』はその最たる例です.(なんと 八城雄太女の子説 も提唱されています)
こうした歌詞の意味的な良さだけではなく,歌詞の日本語としての「音」も大切にされている作詞家さんです.是非この記事でその神髄をご覧になってください.
Packing Her Favorite
双子アイドルの久川姉妹の妹,颯(はやて)のソロ曲です.
久川姉妹って?
久川姉妹(凪・颯)はデレマスに登場するアイドルで,miroir というユニットを組んでいます.それぞれ一人称は「凪」と「はー」で,相手のことは「なー」「はーちゃん」と呼んでいます.2人で徳島から上京しアイドルデビューをしています.また『O-Ku-Ri-Mo-No Sunday』というユニット曲があります.(ちなみにこの歌の歌詞を連想させるフレーズが登場します.)
キャラクター性について説明しましょう.
凪は変わり者です.独特な言葉遣いや行動はコミュを読んでいただけるとすぐわかるでしょう.『O-Ku-Ri-Mo-No Sunday』の凪パートも聞いてみてください.
一方で颯はしっかりものです.が,いうなれば普通の女の子でもあります.参考として,デレステでの颯のオーディションシーンを例示しましょう.是非読んでみてください.ただ,普通ではありますが,普通にアイドルらしい女の子でもあります.
彼女たちを読み解く上でもう1つ重要なことがあります.というのは上京する前彼女たちはいつも一緒であったことです.部屋も同じだったようです.凪のソロ曲『14平米にスーベニア』でも,彼女がはじめての1人暮らしをするであろう表現が登場します.この fact については後でまたお話をしましょう.
お詫び
筆者は多田李衣菜Pであるため,久川P視点「ちょっと違うぞ」という部分がありましたら申し訳ありません.
タイトルについて
前述した通り,久川颯の一人称は「はー」です.『Packing Her Favorite』の「Her」は颯の「はー」と掛けられているのだということが分かりますね.
さて,Herといえば女性を表す三人称なわけです.となると,颯以外の人物の存在が暗に仮定されることになります.こちらは……? 分かる人は分かるでしょうが,まぁこちらも後でお話をしましょう.
14平米にスーベニア
凪のソロ曲『14平米にスーベニア』も八城雄太さんによる作詞です.同じ作詞家によるワザですので,意図的であろう対比が現れます.まずタイトルの時点で対比がありますね.
「スーベニア」とはお土産のことを指しています.ここで颯ソロのタイトルを振り返しましょう.「Packing」とは荷造りのことです.そう,双対的な概念になっています.今後「14平米」との関連は多く登場しますので,是非「14平米」も聞いてみてください.
先行研究
先行研究をいくつか紹介しておきます.参考にしました.
1番
Aメロ
さて,まずは1番を読みます.その後は部分的に紹介をしていこうと思います.
1Aではアイドルになるために上京する前日の風景を描いています.
注目すべきは「キラキラなフライト」と「照らしてリングライト」です.「キラキラなフライト」から明日がどれだけ楽しみかが良く分かりますが,この後に続く「照らしてリングライト」という詞から「今はキラキラではない」ことが暗示されています.
また「フライト」と「リングライト」の「イト」をさりげなく掛けているところで作詞の技量を感じます.
加えて「チケットが呼んでる」にも注目したいところ.「フライト」という単語を直前に配置することで,自然に「チケット」という単語を与えることができるのですが,この「チケット」は単に飛行機のチケットだけを指すのではなく,自分を「未来」へ連れて行ってくれる,いわばアイドル行きチケットなのです.
ラップパート
聞いているとかわいいよ.
まさに地方から上京する女の子といったところでしょうか.
『O-Ku-Ri-Mo-No Sunday』では,凪がラップ担当でした.それを大胆に踏まえた颯のラップが展開されます.
「ピカピカ」という単語に「キラキラ」に通じるものがあります.颯の「輝くものへのあこがれ」を感じさせます.
「つまり自分専用」という部分は,最初にお話しした「上京するまではいつも2人一緒であったこと」を踏まえれば,いかに颯の心が高揚しているかがわかるでしょう.
2人から1人と1人の構図はかなり重要と思われます.ここでは「14平米」の1番Bに
というフレーズが存在することをお伝えしておきます.
さて,「14平米」の歌詞ですが,もう1つ発見がありませんか?
そう,「スキだらけにするんだ」です.凪と颯の方向性の違いが大きく描かれています.「14平米」の1番サビも引用しましょう.
さて,ラップといえば韻を踏むことが肝要です.「ケース」と「でーす」のさりげない韻には舌を巻かざるを得ません.また「~し」が繰り返される部分は,単に韻を踏むというだけではなく,颯のキャラクター性を感じさせる仕組みもあります.実際2番の後の口上パートでも「し」が連発されます.
「思いっきり肩出しワンピ ママウケ賛否? でも着たい!」には,あっぱれとしか言いようがありません.
Bメロ
単純に荷造りの話であると同時に,颯という女の子自身のことも歌われています.「つめこんで」いるのは,荷物だけではなく「特別な女の子」である颯自身でもあるでしょう.「Packing はー」ということです.
「はじけそうで」というフレーズは上手いですね.はじける笑顔 などとも言いますね.颯の魅力を連想させます.
実は『O-Ku-Ri-Mo-No Sunday』に「ハジケタリ」というフレーズが登場します.こちらからの上手い引用でもあります.
サビ
「行くよ!」は前のBメロ最後「たったひとりの特別な女の子が」に連結しているとも読めます.
ここで再び登場するのが「キラキラ」なんですね.1番は上京・イブの歌ですから,「キラキラの世界」は未来,アイドルの世界に飛び込んでキラキラしている自分自身を夢想しているのです.
さて,「一番キラキラしたワタシ 好きになってね」に一抹の不安を感じるのは私だけでしょうか? 「好きになるから」ではなく「好きになってね」の差はかなり大きいです.自分自身を「可愛い」と称している一方でやはり不安感が残る,そんな颯をいとおしく感じます.
最後にもう1つ.サビラストに「今のワタシ パッキング」とありますが,Packing はー Favorite というタイトルを思い出すと,颯は颯自身のことが大好きなんですね.(このあたりは2番の後の口上にも関係します)
2番
Aメロ
2番まで見ていると,「キラキラ」「ピカピカ」「パツパツ」「そろそろ」といった繰り返し言葉が繰り返し登場していることが,意図的であろうことに気付きますね.
「ぜんぜんしまらないな」はキャリーが「閉まらない」であることはもちろん,準備が「締まらない」ことも意味しているのでしょう.八城雄太が得意とする「ワザ」です.
「そーこーしてたら やばいてっぺんてマジ?」とは,時計の短針がてっぺん=12にいることを意味しているのでしょう.「シンデレラ」ガールズの曲としては大変おもしろいアプローチで準備が長引いていることを示しています.(八城雄太さんによる挑戦的な「シンデレラ」ガールズ作詞については『ガールズ・イン・ザ・フロンティア』も参照してください)
ラップ
テンションがあがりますね.
「オヤツにバナナはいれます?」は横から凪が茶々入れてるんでしょうか.かわいい合いの手も凪でしょうか.
後半は怒涛のラップです.声に出して読んでください.なんと心地よいか.コーデ/カーデ/遠出 うまいですね.
ここで私たちリスナーが感じる「音の気持ちよさ」がそのまま颯の感じている高揚感に繋がっているようにも思えます.
しかしそれは「って待って」で破られます.そもそも「計画的に Check it」と言っているはずなのに,思いつきで荷物を増やしているのです.冷静ではないことがわかりますね.
あと,最後の「えーん」がかわいい.
Bメロ
まだまだ未来がキラキラしてよく見えないからこそ「夢も希望もおさまんない」のでしょうね.「選んで 工夫して オトナになっていく」とは,要するに分別がついていくということですが,なっていく「オトナ」とは,1番同箇所で登場した「特別な女の子」とは対極にある概念なのではないでしょうか.
ストーリー的なことを述べましょう.凪はもう誰がどうみても変わり者の女の子です.それを目の前で見てきた颯は自分自身のことを普通の女の子と評価してしまっているのでは? と思われます.颯の不安が「オトナになっていくのかな」という言葉として零れ落ちたのだと思わずにいられません.
ここでは颯が,「オトナ」というものが何なのか分かっていないことも示唆されています.颯が何も知らない/分かっていない/見えていないことは,この次のサビ部分でもよく分かります.さて,読んでみましょう.
サビ
理想と現実のギャップが歌われています.すると,このサビはアイドルになった後の颯を表現していると思えます.
これまでと打って変わり「いっぱい失敗してごめん」という弱気な歌詞が特徴的です.
「誰も知らない 今のワタシ」について3つ意味が重なっていると考えています.
まず,「誰も知らない 今のワタシ」というのは「一番キラキラしたワタシ(=颯の理想の颯)」を意識した歌詞でしょう.暗に「今のワタシ」はキラキラしていないことを意味します.「誰も知らない」というのにも今が理想から離れていることを想起させます.
逆に「キラキラの世界のワタシ」というフレーズに注目すると違う見方もできます.実際「キラキラの世界」自体にはいるわけですから,今の颯は「キラキラの世界のワタシ」であって然るべきです.ここに「誰も知らない 今のワタシ」を重ねると,実は颯が「キラキラの世界のワタシ」を具体的にイメージできていないことを導くことができます.それはもう「一番キラキラしたワタシ」なんて存在以前にイメージすらできていないのでしょう.自分自身ですらわからないのですから「誰も知らない」のです.
加えて凪との関連性も見てみましょう.凪は個性的で,皆が凪がどういう人物であるかはっきり知っているのだと思えば,颯は無難な人物であることを意味しているとも取れます.しかしこの「無難」とは一面的な捉え方です.見方を変えると,颯は誰とでもうまく合わせられるオールラウンドプレーヤー足り得ると解釈することもできるのではないでしょうか?
「できる子,だから」というフレーズが胸に突き刺さります.なんでしょうか,すがる子供でしょうか.やはり颯はまだ14歳ですし,幼さを強く感じます.(このあたりの颯の幼さは,デレステのコミュと合わせ,いつかまとめたいものです)
ただ,それでも「今のワタシ パッキング」と結ぶのは颯の強かさなのかもしれません.
「いっぱい失敗してごめん」と「何回だってやってみせるワタシ」という部分からも颯の強かさが感じられます.
まさに七転び八起き……ん?
七→なな→なー=凪
八→はち→はー=颯
うーむ,いかほど?
Cメロ~ラスサビ
口上
「今はこのくらいのサイズ だけど」という詞は,これまで登場した「パツパツのキャリー」といった歌詞との対比ですね.理想ばかりが大きくなるけれども,現状の自分は理想に比べて小さな存在…….ただ,それを彼女は悲観するのではないのです.1番サビの「期待しかない 今のワタシ パッキング」とありますし,この口上でも「もーっと大きくなるんだ」と決意表明をしています.
「しくはっく でもよろしく」というフレーズが印象的ですね.七転び八起き……は私が勝手に言っただけですが,ここでは「四苦八苦」が登場しました.4989と4649という見方もどうでしょうか? やはり「七転び八起き」を意識していませんかね? もっと言うとプロトタイプには「七転び八起き」というフレーズが存在していたかもしれないですね.
「今のワタシ あぶなかしい? ちゃんと考えたし!」と踏んでくるのも良いですね.直前の「しくはっく でもよろしく」にも「し」の音が登場しています.1番を思い出しますね.まぁそれにしてもやっぱり危なっかしく感じますね.曲全体を通して,意図的に軽い言葉遣いが頻出しているのも要因になっていそうです.
「ワタシが好きな 今のワタシ」というフレーズは,各サビのラストを思い出します.「ワタシが好き」だから「今のワタシ」を Packing するんですね.
最後に「ちゃんとみてて?」ですが,『O-Ku-Ri-Mo-No Sunday』のCメロを引用したくなります.
Cメロ
ここを紹介するためだけにフルで解説したと言っても過言ではないです.
物語の時間軸は変わり,お仕事で出張中の一場面と思われるシーンです.
お土産=スーベニアですね! 凪の存在を強く意識させられます.そう,Packing Her Favorite の Her は凪のことでもあるのですね.
「パツパツのキャリー」になってしまう颯が「あえて」スペースを作るのですよ.強い感情ですね.
「月曜日に会えるから」というフレーズがありますが,実は「14平米」に対応するフレーズがあります.
久川姉妹のデュエットに『O-Ku-Ri-Mo-No Sunday』というものがありまして,これを意識した歌詞となっています.ポイントは凪が「Sunday」と言っているのに対して,颯は「月曜日」と言っているのです.これは颯の未来志向の表れでもあります.歌い出しが「明日になれば世界は変わる」であることも思い出しましょう.同時に凪は現在思考なのか? という問いが現れますが,おそらく Yes です.前に「14平米」の一部を引用しましたが,そこで「最高なイマ」というフレーズがあったことを思い出しましょう.
ところで「月曜日」とあることから,歌のなかでは日曜日なのではないでしょうか.ということはこのシーンの颯は,凪への O-Ku-Ri-Mo-No を用意する Sunday を過ごしているのでしょう.
もう1つ言及するのであれば,「月曜日に会える」ということから,今は凪と一緒にいないことが暗示されます.最初に述べた通り,彼女たちは徳島時代常に一緒にいたのです.上京し,アイドル活動を通して,2人から1人と1人に変化したことがより一層イメージされます.
実は1単語だけ浮いて見える単語があります.しかし,この単語が非常に素晴らしい機能を果たしています.
それは「笑って」です.
まず,凪への感情がほとんど歌われていない中,どうして突然凪へのお土産の話が始まっているのかを考えましょう.なぜ「あえて空けた からっぽのかたすみ」というフレーズが登場するのでしょうか.
空白を連想させるフレーズとして,口上部分での「今はこのくらいのサイズ だけど」が思い出されます.すると「からっぽのかたすみ」とは,今の颯の未熟さのことも意味していると分かります.
すると「あえて」というフレーズは,凪への思いやりを意味する同時に,颯の強がりも意味していることに気付きます.
強がっているという視点を持つと「笑って」という単語の答えが分かってきませんか? なぜわざわざ「笑って」と歌うのでしょうか.
それは単純,このシーンで実は颯は泣いているのですね.
また「いっぱい失敗してごめん」と思っているのでしょう.心が「からっぽ」なのです.
でも颯はまた立ち上がるのでしょう.「絶対 笑って」立ち上がるのでしょう.だって「できる子,だから」
ラスサビ(兼 落ちサビ)
「あのね」という3文字が本当にうまくハマっているラスサビです.
「キラキラの世界のワタシ ホントは未発見 だけど」と告白されます.颯は理想の自分をイメージできていないことがハッキリと述べられました.(似たことを2番サビでもお話ししましたね.)
でも「見つけるよ 見せてあげるよ」とも言っていますね.「見せてあげる」対象は,凪であったりプロデューサーであったり,もちろん颯でもあったりします.「できる子,だから」きっと見つけてくれるのではないでしょうか.
さて,最後は「あの子も好きな 今のワタシ パッキング」と歌います.言い換えれば Packing Her Favorite と締めくくられています.
「あの子」とは誰でしょうか.
これもまた凪であったりプロデューサーであったり,もちろん颯でもあったりするでしょう.
結局 Packing Her Favorite とは何だったのか
Packing Her Favorite とは何のでしょうか.
これはキラキラに憧れる久川颯の強さと弱さなのではないでしょうか.
まだまだ隙間だらけで理想の自分が何なのか分かっていない颯です.言葉遣いもちょっと幼くて不安を感じます.
しかし,彼女は「やればできる子」です.しっかり未来志向ということは,夢見がちであると同時に,堅実に未来を見ているとも取れます.今泣いていても「何回だってやってみせる」のが颯.歌を通して颯の強かさが表現されているのです.
これからの久川颯を要 Check it です.
おまけ
『14平米にスーベニア』 広川恵一 Remix
こちらの Remix には八城雄太さんも大変驚かれていました.スゴイので是非(CDをなんとか手に入れて)フルで聞いてください.私がCDを持っているので,入会後に貸すこともできますよ.(露骨な入会誘導)
八城雄太ツイート紹介
終わりに
いかかでしたか?
八城雄太さんの作詞の奥深さ,ご理解いただけたでしょうか?
実は八城雄太さんの曲はかなり読みやすい曲です.かなり「理」で曲が作られているのでしょう.じっくりと歌詞を見ていると,さながらパズルのピースがはまっていくように,歌詞の繋がりが見えてきます.皆さんもレッツ八城雄太!
さて,東大アイマス研では,私の他にも歌詞について考察している 厄介オタク 知的な会員がいます.一方音楽的な側面に詳しい会員もいます.俺たちとアイマス曲を語ろう! 入会待っています!
その他の歌詞考察記事はこちらからどうぞ!
ん~~~よくよく見るとこの会,歌詞の話しかしてないなぁ~~~.
あ,SideM と 765AS 曲の考察がまだですね.
SideMからは『Multiple Entertainment Show!』の記事を書きたいですね.「推したい科目 教えたいのが教師」というフレーズを置いておきますね.
デレマス「究極」の曲『認めてくれなくたっていいよ』(作詞:八城雄太)の記事も書きたいです.
まぁどうあれ,次回作にこうご期待!です.