SWEET♡STEP感想
新入生の入ってくるこの時期に
みなさんこんにちわ、くすつP(@kusutu0629p)です!
新入生の入ってくるこの時期に、主に歌詞の感想。一言でいえば「何かに挑戦するときに是非聴いてほしい一曲」です!大学生になると、自分から動いて何か新しいことを始めることが多くなります(というか、そうしなければ何も始まらない生活になります)。そんな生活の中で、少し躊躇したくなる時、私はよくこの曲を思い出したり、聴きます。
個人的な思い出
個人的な思い出としては、この曲は大学入試の休み時間中に何度も聞いていたことです。歌詞の中にある「踏み出せ運命はSWEET」「勇気出して せーので! 物語動き出す」「飛び込め展開はSWEET」の部分が精神的な支えになっていました(歌詞と入試で状況違いすぎるが)。以降、何か新しいことをするたびにこの曲を聴いています。
この曲のおかげで(?)大学に入学できて、今度は次の受験生に教える立場になりました(バイトですが)。受験期間中に覚えた知識で、日本語を書く際にも大切に持ち続けているものに「二重否定」があり、よくこれを受験生たちに教えます。「二重否定」は例えば漢文における「〇〇に如くはなし」のようなものです。日本語訳で「〇〇が一番である」となります。これは
〇〇に届くものがない ⇔ 〇〇が一番である
という具合に言いかえがなされていますが、こういう便利な表現は自分で使って教員に媚びます。受験生には特に英作文の指導で使います。同じ意味のことを言いたい時に、同じ語を使っては興がそがれます。そういう時に、難しい語彙を知らなくても、語彙力があるかのような広い表現が可能です。
例)関係者以外立ち入り禁止 ⇔ 関係者だけいいよ=STAFF ONLY
(STAFF ONLYを日本語に訳すと「スタッフだけ」になりますが、こんな表記を使用した店を私は見たことがありません。このような時に「二重否定」を使います)
(注 : 現代文の記述解答で「○○でない」と答えるのは危険です。これは「○○でないなら、なんなんだよ」と具体性に欠けているとみなされうるからです。上の例では「関係者以外ダメ」←「じゃあ誰ならいいんだよ!?」みたいな。すなわち「関係者以外だめ」と書きたくなったら「スタッフだけは良いのである」のように言い換えて解答できるといいかと。)
これを元にSWEET♡STEP中の歌詞「抱えきれない♡」等の部分に注目したいです。ゴロを気にしなければここは「たくさんの♡」や「めいっぱいの♡」ともできますが歌詞では「抱えきれない♡」「包み切れない♡」の二つの言葉が使われています。構造としては
たくさんの♡
⇔
(二重否定)少なくない♡
⇔
(別表現に言いかえ)抱えきれない♡ 包みきれない♡
でしょうか。二重否定はお勧めですが、この二つ目の⇔での言いかえで頭を使う必要があります(ここがうまいと、教授からのほめられが発生したりします!)。「少なくない」では「ない」はそのままに「少ない」を言い換えるべきです。ここで「少ない」の類義語や言い換え・同義語-Weblio類語辞典さんを参考にすると言いかえとして思いつくものは
でしょうか。自分なら、いい表現思いつかないし歌詞の方向性変えちゃうかもです…。ですがSWEET♡STEPではあきらめることなく「チョコ」等のお菓子の歌であることから、その量の点で「抱えきれない」、その体積の点で「包み切れない」という言いかえになっています。
(少し本筋から離れますが、形容詞での言いかえが難しければ思い切って品詞を変えてみるとうまくいくことがあります。今回はそれでしょうか。形容詞(少ない)→抱えきれない(動詞)のような変換がうまく効いています。)
お菓子との関連性に限らず、「抱える」「包む」という二つの漢字の形が似ているところも良いですね。こういう言いかえができることが作詞等におけるかっこよさだと思うし、目指したいところだと思います。
(実際は「抱える」「包む」が先に出てきた可能性の方が大きいとも思いますがw批評の真似事なので勘弁)。
又、シャニマス全体で言えることですが、構成要素の単純さが本当に良いですね。難しい言葉で言えば、現前の単純さについてです。歌詞における語彙や、イラスト上の物体等は単純であればあるほど「身近さ」が現れると思います。ですが、ただ単純にしただけでは「安っぽさ」になりかねません。そういう意味で(歌詞においては)言葉選びが大切で、神経を使う部分だと思います。歌詞全体を通しても合いの手は「あげる!」「そうよ!」「ステキ!」とお菓子作りや自分への応援のような歌詞。抽象的な「ぐるぐるイメージ涙出そうです」「ほらほらShinyなMagicかけて」等も具体性はこちらに想像させるやり方(「振られちゃうかも!?」「もしかしたらいける…?」「倒れちゃいそう…」等の具体的な感情のどれを持つかは視聴者にゆだねられる)もばっちし決まってます。これらの言葉はしっかりシャニマス(アイマス)内でよく使われる言葉でしょう。すなわち普段から浴びている、状況の想像しやすい言葉が良く使われている、ということです。あげるお菓子の形や種類、味に大きさ、量や渡す状況に作る様子、その間の会話の想像がはかどるはかどる…!特に、歌詞の流れとして
君へ伝えたいこと
→
自分の中での不安
→
勇気出して自分への応援
→君に伝えたいこと
と繰り返される心の流れが…かっわいい….!!!!。このぐちゃぐちゃした感情がだんだん、「本番」に近づくにつれ無理にでも自分を鼓舞して、思いつく言葉全部で君に畳みかける感じ。切羽詰まった時間と感情、思い切って全部吐き出す健気さ…ひおり、好きだ(灯織の歌かどうかは個々人による)。
僕の担当はめぐるなので彼女で話すと、めぐるだし「友達の分とか言ってめぐる自身抱えきれないほど多くのチョコ作ったんだろうな~」とか、ひおめぐ推しなので「ひおりへのチョコだけちょっと大きかったりしたら嬉しいな」(←「いつもちょっぴりクール」「bitterなまなざし」!!!!)とか、直球な表現(「This is for you!」「This is my love!」「君のことが大好きです!!」)、畳みかけるラストの告白繰り返しと「ねぇ」の部分!!!!!!!!!!!!!
こんなん言われたら卒倒するし、灯織に言ってたら無限円スパチャするしかない。こういう理由でSWEET♡STEPは非常に可愛い曲なのだと思います。
あと、全然関係ないですが、シャニラジ等での真乃ちゃん(ひとみん)がめぐる(だまゆ)やひおり(れいれい)に話を聞いてほしいときに「ねぇ~がさ!!」「あのさあのさ!!」なんて楽しそうに呼びかけているのを見るたびに、先に述べたねぇ…こっち来てねぇ…もっと聞いて!ねぇ…大好き!!の歌詞を思い出して笑顔になっています(きもい)。そういう理由で今日もまた、「関根瞳ちゃん!大好きだよ!!!」