UT-BASEは個性のサラダボウル
こんにちは!岡本琳南です。
突然ですが、私は初対面の方に自己紹介をする際、自分の名前に「文科一類の〜」とか、「UT-BASEの〜」とかいった枕詞をつけるのをあまり好みません。
私は私であり、所属とは独立した存在だと思うからです。
さてさて、今週のサザエさんは〜♪
1. UT-BASEにはどんなひとがいるの?
2. それぞれを尊重しよう 〜UT-BASE is strong because it values diversity〜
3. 多様なだけではない、もう一つの側面
の三本です!
<UT-BASEにはどんなひとがいるの?>
UT-BASEでは、現在29名のメンバーが活動しています。
全員がUT-BASEの活動に専念しているのではなく、授業・部活動・サークル・学生団体・ゼミ・インターン・研究など多様な活動と両立しています。
学年は1年生から4年生まで、在籍する学部学科もさまざま。
(1年生:4名 2年生:12名 3年生:6名 4年生:7名)
詳細:https://ut-base.info/members
例えば、こんな人がいます…
*ボケを繰り出す速度が凄まじいひと
ミーティングに現れる度、華麗なボケに笑いの渦がおき、みんなを和ませてくれます。
先日は、YouTubeによく現れる広告、「カスタマイズしたあなただけのオリジナルシャンプー&トリートメント!」のモノマネが大ウケでした。
*ディズニー大好きなひと
一緒にディズニーに行くときは、混雑予想などから分単位のスケジュールを組んでくれます。その時間通りにアトラクションもショーも食も満喫できます!
*ガンジス川に飛び込んだりヒッチハイクしたりするひと
語ってくれる冒険話には、それ本当!?と目を見開くようなこともありますが、どれも面白くて未知の世界へ飛び込むガッツと勇気をもらいます。
*200時間連続で起きていられるひと
数日連続で起きていることがしょっちゅうで、いつ寝てるの?と思うのですが、案外ミーティングしてること忘れてミーティング中に寝ちゃったりするのもツボなんです。
メンバーの興味や趣味に合わせてイベントが企画・開催されることもしばしばです。
Dオタといくディズニー、早起きもセットなので朝弱い私にはしんどい皇居マラソン、生物学に関する論文購読会のお誘い、サッカーサークルで大活躍のメンバーたちによるフットサル大会、プログラミング大好きな仲間たちによるslackのbot整備方法のレクチャーなどなど。。(※対面での活動は、それが禁止されていない時期に感染対策の下行っています)
物事の捉え方や考え方もさまざまで、メンバー同士で話しているとよく議論になります。
自分の内面を他の人にオープンにする「他者への開放性」について話していたときは、
「私はこういう人間だ!」と自分の内を全面に出して嫌われることも厭わないというひともいれば、
「誰からも良い印象を受けるひとでいたい」と、自分の嫌な部分や弱い側面を曝け出すことをしないことが自分にとってよいとするひともいました。
このように他者との関わりにおける価値観の違いでは、コミュニケーションの仕方にも影響が出るので、時には摩擦も生じます。お互いに話し合い、寛容になることが求められます。
特に印象的だったのは、UT-BASEが目指す「世界一の学び場」がどんな場所かについてトークをしていた時に、「学び」とは何かを議論したことです。
「学び」とは外部の刺激が自分に対してプラスに働きかける状態のことで、価値観の変容や豊かさの増す相互作用のことを指すと考える人もいます。
自分自身が一番学びを得られたと感じるのは、追い詰められたときや、刺激的な経験をしたときだとする人もいます。
ある人は、そもそも「学び」と「学び場」とは切り分けて考えるべきで、私たちが目指す「学び場」は大学生という身分だからこそ楽しめる遊びを排除するのではなく、質の高い学びにいつでも取り組める環境であると考えています。
他方では、「遊び」と「学び」とを二項対立的に捉えて、「学び場」においては遊びは排除されるべきだと考える人もいます。
このテーマは、UT-BASEにおいてかなり白熱する議論で、結論はありません。
しかし、お互いの考えの根底にある価値観や、それを形作ったであろう経験の違いは、「世界一の学び場」のイメージを膨らませてくれます。
<それぞれを尊重しよう 〜 UT-BASE is strong because it values diversity〜>
このように個性豊かなメンバーが集うUT-BASEでは、他者を尊重し、意見を自由闊達に交わして団体のミッションに向かって発展させていくことを大切にしています。
この姿勢は、UT-BASEがバリュー(チームとして共有する価値観)に定めている
1. 発言責任/傾聴責任
ー立場拘らずに発言し、傾聴する心がけを大切にしよう
2. 全方位に至誠を貫く
ーユーザー、メンバー、そして自分:全関係者に誠実でいよう
にも深く関わっています。
UT-BASEには学生団体での幹部、ゼミ運営、インターン、研究などの多岐にわたる分野で活動を楽しんでいる人たちが集まっています。
彼らが別々の場所で学んだことをUT-BASEに持ち寄るので、多面的で鋭いフィードバックが飛び交うのです。
“多面的で鋭い”個性豊かなメンバーが集まると、意見がぶつかることも多々あります。
それはご飯のお供は何か論争から始まり(みなさんは何派ですか?私は納豆派です。)、学生団体のあり方に至るまで・・・
メンバーの多様性がより良い形で活用されるためには、
・個々人が尊重され、意見を表明しやすい環境である
・全員が同じ方向に向かっている
・意見交換により新たな価値が生まれる
ことが鍵になってきます。
ひとりがたとえ突拍子もなく思えるアイデアを提案をしたとしても、そのメンバーが提案をするに至った背景に思いを巡らせながら、UT-BASEという団体として取り組むためにどのような工夫ができそうかを考え、フィードバックをしていきます。それによって、新たなアイデアが生み出されるのです。
<多様なだけではない、もう一つの側面>
ここまで、UT-BASEでは個性豊かなメンバーが活動しており、その多様性を武器にしていることを書きました。
ただし忘れたくないのは、UT-BASEは多様でありまたある意味で画一的な団体でもあるということです。
先ほど、メンバーの多様性がより良い形で活用されるためには、「全員が同じ方向に向かっている」ことが重要であると述べました。
まさにUT-BASEは、「東大を世界一の学び場にする」というミッションに共鳴し、挑戦し続けるという点で一枚岩となった団体です。
団体の画一性は諸刃の剣です。
団体で通用するあたりまえは、それ以外の場所においては納得されなかったり、反感を買ったりする場合もあるからです。
UT-BASEは現役東大生で運営されています。
学んだり、気づきを得たりすることに熱中し、挑戦し続けたいという意欲に燃えた学生が集まっています。
一方、現役東大生は、日本国内の大学生のわずか0.004%です。
現在のUT-BASEは特に学問に関わる挑戦を応援していますが、本来大学時代を謳歌する際に熱中する対象はさまざまあってしかるべきです。
私たちの思う「あたりまえ」から排除されているひとはいないか。
私たちの思う「よいこと」が「わるいこと」として作用することはないか。
それらを常に意識することで、UT-BASEが持つ画一性は、多様な個々人が一つの方向を目指すため武器として機能するでしょう。
さあ、そんなUT-BASEでは現在一緒に活動する仲間を募集しています。
UT-BASEは、いろいろな人が集まるからこそ魅力が高まる団体です。
皆さんがUT-BASEの活動に違和感を覚えることや、改善する必要のあることを感じたら、ぜひ遠慮なく教えてください。
責任を伴う発言に、私たちはしっかりと耳を傾けます。
少しでも気になった方は、こちらのリンクをポチッとしてみてください。
皆さんのご飯のお供は何かを聞けることを、楽しみにしております!