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Vol.30「打切り漫画も人生を変える。」

気づけば30日連続で日記を書いてました。何度か0時を回ってから投稿したこともありましたが、ここまで続くのは意外。Vol.365までいったら何かください。

さて、今日の『半分、青い』も琴線に触れる回でした。臨時バイトの涼次くんが鈴愛の漫画のファンだった展開。多少できすぎかな・・・とは思ったけど、自分は好きだな。

初めてファンに触れるシーンで漫画家をやってきたことは間違ってなかったんだ、と涙する鈴愛。連載経験のある90年代の少女漫画家ならサイン会をやったことがないのはおかしいのでは?とちょっと疑問に思ったりもしましたが。

そうだよな。出会って人生が変わる漫画は、メガヒット漫画だけとは限らないもんな。

『蹴撃手マモル』と出会ってキックボクサーになった人もいるし、『Sporting Salt』が縁となって結婚した人もいる。俺だって前の仕事を辞める際のトドメになった出来事が「『再生学校』の次号で打ち切り決定」でしたから。『再生学校』が打ち切られてなければもうちょっと頑張れてたかもしれないけど。打切り漫画だって誰かの人生を変える力を持っている。全ての漫画にはその力がデフォルトで備わっている。必ず作用するかは別として。

なので架神恭介先生夫妻は、是非とも『Sporting Salt』以来、作品を全く発表していない久保田ゆうと先生の行方を探して、「私たち、あなたの作品が縁となって結婚しました」と報告して欲しいなと思った。ていうか、ずっと思っている。

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富士口勇生
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