じぶんのうた。
自己満足で終わらせられないこと。
「他人が笑おうが笑うまいが自分の歌をうたえばいいんだよ」
岡本太郎の言葉。
勇気をもらったことが何度もある。
別に自分はアーティストでも表現者でもない。
けれど人が希望を持って行うことの多くには、
なにかを訴えかける表現めいた力。
そんな熱意が見え隠れしている。
吹けばさめそうな「熱」にほどやどる、
生きている力があるような気がする。
太郎の「笑おうが笑うまいが」って言葉には「人を笑顔にできなくても」
って意味が見え隠れしている(そう考えるようにした)
「自分の歌」は「歌」でなくてもいい。
「熱くなれること」「好きなこと」
「平易な生活」の中でこそきっと表現者は、
自分の表現を求めるんだろう。うん。
僕は岡本太郎の言葉を信じて自分の歌を探していた。(自分の求めるレベルで)
歌詞が作りたくてあえて自分の歌ではない「誰かの歌」を精一杯目指したりとか。
そんな表現に価値はなかったのかもしれないけど、
たまに意味はあったのだろうと思える。
趣味的な表現、余暇に作る表現。
様々な種類の表現から、
一生分の中から表現によく似た何かを探しているのです。
岡本太郎の本懐にはそぐわないかもしれないけれど、
自己満足で終わらせない。
その為の表現なら答えは自分ではなく「他人」が持っている。
自らの命を灯してできる表現には、誰かを笑わす力があると信じている。
と言うわけで、表現が好きです。
素敵な人生の表現者は実は身近にいるのでは?
おしまい。