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我儘ラキア「SUPERIORITY TOUR at Zepp Haneda Tokyo」感想

我儘ラキアの「SUPERIORITY TOUR」のZepp Haneda Tokyo公演に行ってきたので、色々と感想をだらだら書いてみようかと思います。
言ってみれば備忘録みたいなもので、後で自分で読み返して楽しんだりできるかなって期待して書いております。
…などと駄文の言い訳をしておいたりして。

会場は「Zepp Haneda Tokyo」!
初めて行くライブホールなのでちゃんと行けるか緊張…。
ネットで行き方を念入りに調べてから行くことにしました。
なんと京急の羽田空港行きに乗れば、横浜から乗り換えなしで行けてしまうんですねー。
京急蒲田駅は一つのホームに3番線まであったりするという、ハリーポッター並に複雑怪奇な構造なので、乗り換えなしで迷わなくてよかったぁ。
(帰りは直通じゃなかったので、京急蒲田駅の乗り換えでしっかりと迷いました!)

Zepp Haneda Tokyoの最寄り駅は「天空橋」です。
って、なにやらラピュタみたいな名前の駅ですな。
命名した人は絶対ジブリのマニアですね。もうバルスです(意味不明)

エスカレーターで2階に上がったら近くに飛行機が見えて、男の子(精神年齢的に)な私もテンション上がってスマホで写真を撮ってしまったりします。

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傘をさすほどの雨ではないけど、空港が近いからか周囲に何もなくて風通しが良すぎて寒い…。
でも1年前の横浜ベイホールほどではなかったです。
あの時は待っている間に体温下がりすぎて、検温で測定不能になったりしたのも、今ではキラキラした青春の思い出です。

会場に着くと、例によってラキアクルーの皆さんは99%ぐらい黒い服を着ています。
いや、99%はオーバーですね、98%ぐらいです。
何故かはわかりません。

とりあえず問診票と検温をクリアして会場にin!
ピクチャーチケットをもらえるのですが、ネットのチケットが主流となった時代に、こうして形に残るものをもらえるのは嬉しいですねー。
(そのうちチェキもデジタルデータとかになったらどうしよう…)

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ドリンク代600円でペットボトル1本はボッタクリじゃないか、と誰かが言ったのか知りませんけど、Zepp特製のカラビナがついていてお得な感じでした。
でもコップのドリンクよりもペットボトルの方が、客の方としては便利な気もするのですが、どうなんでしょうね?

フロアに入ると、すぐに椅子が並んでいるのが目に入って、2階と間違えたかと思ったら、1階自由席も椅子ありなのは、ちょっと意外でした。
でも椅子だと荷物が置けるので便利。
コインロッカー争奪戦で、無駄に争わなくて済みます。争いのない世の中…。
BGMは、入った時にはRed Hot Chili Peppersが流れていて、その後はBeckとかでしたね。
…ま、無知なのでその二つしか知らなかったですけど。
開演前の会場BGMもメンバーが選曲しているのかなーなんて想像しながら聴いたりすると楽しいです。

ちょっと暗くなってライトの演出が始まってエレクトロな音楽が流れ始めたので、いよいよ開演か!と浮足立ったのは私だけで、周りは意外と冷静。
ちゃんと皆さん分かっているみたいで、それからしばらく音楽が流れたまま、なかなか始まりませんでした。
そういえば「Ten minutes!」(←10分)とか言ってたっけ? とか思い出していたら「One minutes!!」ってなって、いよいよ「ten, nine, eight…」とカウントダウン!
ここで席から立ち上がるのが正解だったようです。
ちょっと暗くなった時に浮足立った勢いで一人だけ立ち上がらなくて良かった…。

そして1曲目はいきなりの「JOKER」!
川﨑先生だけでなく、今回は㍉先生やカイネ先生からも振り付けの宿題動画が提出されていたので、完璧に仕上げられなかったオジサン勢(私だけ?)に緊張が走ります。
実際のところ、ちょいちょい間違えてたけど、そんなの気にならないほど楽しかった!

そして今回、おそらく目玉の一つであるバックの映像が凄かったです。
かなり気合いの入った映像で、ドクロとかガイコツとか、メタルテイストが濃くてインパクト抜群でした。
(あ、「メタル」と呼ぶと何故か怒る人もいるので気をつけないといけません…)
もちろん音楽と映像はタイミングがピッタリと合っています。
VJ(ビデオジョッキー)が手動で合わせているのか、映像に合うように演奏していたのかわかりませんけど、ミュージックビデオみたいに完璧な演出でした。
この映像、曲によっては歌詞も入っていたりして、このZepp公演にかける強い意気込みが感じられます。
このZepp Haneda公演はDVD化されるそうなので、このステージ映像も間違いなく見どころのひとつになるはず!

2曲目も最新EP「SUPERIORITY」から「FUTURES」!
ヘヴィです! ヘヴィなグルーヴのうねりです!
(ちょっと何言ってるかわからないかも知れませんけど)
3曲目、4曲目は「?」シリーズで「Trash?」「Why?」!
「Trash?」は大好物なんですよねー。
ラキアの曲は「We'll keep raising the flag」とか、展開しまくる曲が多いんですけど、その中でも混沌した世界が繰り広げられる「Trash?」は最高な曲のひとつ。
ちなみに、このへんの曲で、星熊さんがカイネさんをどついてたような記憶…。仲良しです。ほっこりです。

(↓ 画像お借りします ↓)

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5曲目の「New World」から「GIRLS」「Ambivalent」と3曲続けてフルセットのパートということでダンサーチーム参加で盛り上がります。
登場からクルクル回ってきたりして、ダンサーチームの気合いも凄い!
「4人だけ」→「バンドセット」→「フルセット」とポケモンのように進化するラキアの最終形態。
ガンダムで言えば「フルアーマーガンダム」です。
(予想ですが、連載が進むと「Night Owl」とフュージョンして、ゴジータみたいになりそうです)
フルセットはとにかく豪華すぎて、どこに目を向けて良いかわからなくなるぐらい。
ただ、星熊さんとダンサーさんの絡みはしっかり見逃しませんでした。

一旦フルセットの皆さんがステージから退場。
㍉ちゃんだけになって、ここからソロコーナー。
この強弱をつけたライブの構成が飽きさせません。
㍉ちゃん、MCがまた良いんですよね。
歌ったのはsoundcloudで発表している「FLYING」というHIP HOPな曲で、等身大の㍉ちゃんの心境を吐き出した歌詞なのだそうです。

次に登場したカイネさん。
事前に初めて歌詞を書いた曲を披露することは発表されていて、「緊張で口から何かが出そうです」とツイートしたりしていたカイネさんでしたが…
曲の前のMCでは、息を吸うたびに「フルフルフル…」って息が震えていて、これはガチで緊張している!?
その場にいた全員一人残らず「がんばれ!」っていう気持ちで心が一つになった時間でした。
この素晴らしい一体感は、この日のハイライトのひとつだったのではないかと思います。

でも、いざ歌い始めると、これがまた感動的だったんですね。
「前に飼ってたペットとの別れのこと」を歌詞にしたとのことですが、なんだかカイネさんの優しさがあふれ出ていました。
初めて自分の書いた歌詞の曲を披露する場が「Zepp」というのは、とんでもなく緊張することだったと思うのですが、見事にやりきったと思います!
この曲「One Room」(←表記は不明)というそうですが、配信とかされるんですかね。
AppleMusicでもYouTubeでもsoundcloudでもいいので、何度も聴きたいです。
よろしくお願いしますっ!

と、感動が冷めやらぬ中、なにやらコミカルな動きの水色のクマが登場。
みんな期待していたと思うけど、やはり出てきてくれたDEATHNYANNこと星熊さんのソロプロジェクトです!
ということは…と、ここからはまさかね、と思っていたPaleduskのギタリストDAIDAIことdaisukeさんが文字通り飛び込んできた!
動きがカンフー映画みたいなのに、ちゃんとギターを弾いているのが驚異的すぎです。
カイネさんのソロからの展開の落差がジェットコースター並です。
デビュー曲「illumina」のミュージックビデオの衣装を着た星熊さんが眼前で歌っているというのも、なんだか非現実的な光景に見えてしまったりして。
そして、水色のクマは坂田師匠リスペクトな動きをしたり、星熊さんに蹴られたりしてました。
(しかし、ダイスケさん、全く紹介されないまま退場していったような気が…)

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またガラっと雰囲気が変わって、川﨑先生のダンスのコーナーです。
ダンスチームも気合いが入っていて、BON.井上さんに至っては髪の毛が発光してたり。
とにかく川﨑先生はいっつも格好良くて、キラキラ輝いています。
なんというか、ダンスをしていると身体も心も健康でいられるんじゃないでしょうかね。
不健康なダンサーなんて見たことない。
ちなみに川﨑先生、今回のライブでMCがほとんどなかったような記憶…。
言葉じゃなくて、ダンスで語っていたからいいのか! やっぱり格好いい!

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ソロコーナーの次はバンドセットに戻って「‪reflection‬」「Letting Go」と続きます。
メンバーの衣装もお色直し。
「Letting Go」は、これまた雰囲気がガラっと変わって、すごい楽しい感じ!
そういえば、後ろでノリノリで「風車奏法」をかましているところを、ギター好きのラキアクルーは見逃していなかったはず!
風車奏法をご存じない方にちょっと説明すると、腕をグルングルン回してギターを弾くザ・フーのピート・タウンゼントが得意とした奏法です。
Guns N'Rosesの「Sweet Child O'Mine」のMVで、ちょっとだけ見れるけど、これが個人的に最高な風車奏法!
間違えたやり方をすると腕をギターネックに強打して痛いっていう…。

そして、ここからアルバム「Starting Over」から「‪Leaving‬」「ゼッタイカクメイ」「Days」「The Reason」と4曲続きます。
初期からのラキアクルーにとっても、最高の時間ですね。
もう盛り上がらない訳がないです!
特に「Days」の最後、マイクなしで歌う星熊さんが圧倒的すぎました。

㍉ちゃんのラップがエモーショナルで感動的な「FLASHBACKS」、川﨑先生のダンスが魅惑的な「rain」と来て、「SURVIVE」で本編ラストかと思いきや、「Melody‬」と「JOURNEY」も来て、もうこのへんはずっとクライマックス的な盛り上がり方です。
本当にラキアは名曲ばかり!

アンコール1曲目は「One」。
スマホのライトの出番です。
実はいつ「One」が来てもいいように、ポケットにスマホを待機させてました!
客席からはわからないのですが、ステージから見るとこんな感じだったようです。

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そういえば㍉ちゃんが、客席のファンの顔が見えるように度数の高いコンタクトをしてきました、という話をしていました。
私もメンバーの顔が良く見えるように運転用の眼鏡をしていこうと思って、久しぶりにケースから出したらフレームが折れていて使えず…しくしく。

最後の曲は「There is surely tomorrow」。
ライブの締めとして最高でした!
と言っても、ツアーはあと2本残しているので、さらにZepp Osaka Bayside、Zepp Nagoyaとこれ以上に凄いライブを見せてくれるのだろうと思います。
ラキアはライブをするごとに進化していくので、まだZeppシリーズのスタート地点ということですね!

星熊さんがMCで「Zeppは、たまにしか来ない海外アーティストがライブをする場所」みたいなこと言ってました。
個人的にラキアのZepp公演が発表された時、お台場のZEPP TOKYO(当時の名称)に「Velvet Revolver」と見に行ったことを思い出して、「そんなすごいライブハウスでラキアがやるのか!」とビックリしたものです。
(ちょっと調べたら、2005年2月9日だったようで、それ以来のZeppだった…)
その時、やたらとベースのダフ・マッケイガンが格好良くて、あんな歳のとりかたをしたいと思ったのに、今の自分のありさまといったら!
星熊さんのMCで「諦めないで!」と励まされたので、これからまたダフを目指します!(食生活改善とか…)

帰りの電車では、ラキアクルーの皆さんの感想を見て、うんうんと心の中でうなずいたりしてました。
特に今回のライブをよく上手く表現していたなと思ったのは「母親を連れて行ったら、全然飽きなかった、と言ってた」というツイート。
ステージ映像、フルセット、HIP HOP、自作の曲を初披露、ゲストギタリスト、ダンスコーナー…と、本当に色々と詰まったフェスティバル感がすごいライブだったと思います。
「情報量がすごかった」という感想にも激しく同意!

もちろん、ラキアはノンストップMCなしの曲だけで圧倒するというライブも出来ますし、やろうと思えばアルバム「the darkest before the dawn.」みたいなピアノだけのライブだって出来ます。
今回は、初めてのZeppでのワンマンということで、やりたいことを全部やったという、まさに「我儘」なライブだったのではないでしょうか。

とはいえ、前回ツアーのスタジオコーストと違って、後方にお立ち台はないし、花道もなく、ステージの構造としてはシンプルでした。
でも、逆にそれがパフォーマンスの凄さを際立たせていたかも知れません。
といっても、やっぱりZeppにラキアが来たということは感慨深いものです。

そして、㍉ちゃんの「元気をあげるから会いにきて」という言葉は心に沁みます。
この言葉を聞くためにラキアのライブに来たんだ、と思いました!
シンプルな構造なのですが「元気をもらいにラキアのライブに行く」
これ以上に幸せなことがあるでしょうか!


最後になりましたが、ライブ画像はメンバーのtweetからお借りしました。
セットリストについても、こちらのLiveFansの投稿を参照させていただきました。お礼申し上げます。
https://www.livefans.jp/events/1329018


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