ロシア・中欧旅行記#8.5~こばなし~
話は9月18日まで遡る…。
ロシア連邦、サンクトペテルブルク滞在中の、ちょっとしたトラブル。
お久しぶりのうすしおです。
試験期間でなかなかnoteまで手が回らず…という言い訳をとりあえず。
試験が少し落ち着いて、でもプラハ編書くのは重いかな~と思っていたところでちょっとしたトラブルを思い出したので、軽く書きます。
これまでの旅路はこちらから。
ロシア滞在最終日。
ある「おつかい」をお願いされておりました。
「ボルシチの素が欲しい。」
この一言が、今回のプチトラブルの発端です。
ボルシチの素、あるとは聞いているけれど、一体どこに売っているのやら。
スーパーにはありそうかなぁ。
片っ端からのぞいてみよう!!
近くの小さな商店でふらふら。
見つかりません。
別の小さなコンビニをふらふら。
ありません。
もう少し規模の大きなスーパーじゃなと売ってないのかな。
大きいスーパー。
入った瞬間に、「あ、これ入れはするけど、出るときはレジ通らないと出られないお店だ。」
入ってから気付きました。
仕方ないのでうろうろして、やはり売っていなかったので代わりに鶏肉ご飯の素とお菓子を購入して外へ。
お店ごと消費していたらたまったもんじゃない…。
そう思いながら次のお店へ。
こちらは一応レジを通らずにお店から出られそう。
しかし私服警備員がいる。
そんなに日常的に万引きされるのだろうか…。
やはりこの店でもボルシチの素は見つからない。
今回はレジを通らずにも出られそうだから、入った方から出て行くことに。
とてもとても暇そうな私服警備員。
ちゃんと仕事してんのか?なんて思いながら通り過ぎたその瞬間…
止められました。
「ええぇぇぇぇぇ~~?!」(※叫んではいません。)
滞在時間長くキョロキョロしていた割に何も買わず、そりゃ怪しいですよね。
おまけにとても暇そう。
私は弱そう。
「鞄の中を見せろ」的なことを言いつつ鞄を指さす警備員。
チャック付きの鞄でなく、エコバッグ的なね、口の開いているやつ持っていたので余計に怪しまれたのでしょう。
まぁ、万引きはしてないですから。
開けて、中を見せます。
(あ、、、やっべ、、、。)
後ろめたくなさ過ぎて忘れていたのですが、バッグの中にシベリア鉄道乗車中に買い込んだパン、入れっぱなしでした。
黒いビニール袋の中に。笑
「この黒いビニール袋も開けて」的なこと言われたので、開けます。
もちろん、パンが入っています。
パンを売っているスーパーです、ここは。
お???ちょっとまずいのではないかこれ???
とってないとってない!!!
パンくらい買うって!!ロシアでパン万引きするほど肝すわってないから!!
とりあえず日本語で
「ちがうちがう」って言ってみる。
向こうもロシア語で何か言ってくる。
私は日本語で「え?何?ロシア語わかんないんだけど…」と言う。
ロシア語で何かもにょもにょ言い続けているのだけど、正直本当になんて言っているのかわからない。
「え?なに?!わかんないんだってば!!」と日本語で言う以外、特にできることもない。
警備員さん、暇すぎてちょっと挙動不審な私に目をつけただけのようで、全く言葉が通じないことがわかると
「ハラショー。」
もういいや的な、諦めってやつでしょうね。
解放してくれました。
わーい、これで自由の身だーい!!
ロシアではスーパーの入口に荷物預けるロッカーがあることも。
スーパーに来て何も買わないなんてオカシイって感じ。
そりゃそうよな、目的がないのにスーパー来てどうするんだよって、思わなくもない。
そして疑われるようなことはする方が悪いので、疑われないように気をつけよう!
そんな気持ち。
くれぐれもパンやらお菓子やら無意味に持ち歩かないようにしましょうね。
スーパーでは挙動不審とか、疑わしいものを持ち込むとか、やめましょうね。(しみじみ)
サンクトペテルブルクのひやり体験、「万引きを疑われる」でした。
別室連れて行かれたり警察呼ばれたりしなくてほんと良かった~~。
完全にやる気が無くなったので「ボルシチの素売ってなかった」と連絡を入れて、晴れたサンクトペテルブルクをお散歩しましたとさ。
※ちなみにこの後、ピジョンのお兄さんに300ルーブル持って行かれるアノ事件が起きるわけです。
↓問題のハト。エルミタージュ美術館の前で写真を撮ったら、500ルーブル請求されました。財布の中に300ルーブルしかなかったんで、全部持っていかれて文字通りの一文無しになりました。
は~~、ちっとも気が休まらない旅だっ!!!
この鳩は300ルーブルの価値を生み出すまで許さないからな…!
もう十分使い回しているけれども!笑
もう万引きを疑われるのはごめんだいっ!!
鳩の写真に300ルーブル持って行かれるのも嫌だいっ!!
おつかいが招いた今回のプチトラブル。
単なるおつかいですらトラブルを引き寄せるこの絶妙な不運さ。
さあ、#9チェコのプラハ以降、どんなトラブルが待ち受けているのでしょうね…?(不穏)
ちなみにチェコのプラハでの教訓は、「どんなに客観的に美しい街でも、心が疲れていると主観的にはくすんで見える。」です。
宿や移動手段など、課金できるものはどんどん課金すればするほどこうした摩擦はきっと減るし、心穏やかに「観光」できるんだろうな~。