Tokyo Art Book Fairに行ってきた
勤労感謝の日
午前中、猫とのんびり過ごす。このままのんびりしつづけてもいいか、と思いつつ、昼過ぎ家を出る。tokyo art book fair をやってる東京都現代美術館にいくのだ。
晴れてるけど夜寒いし、駅まで車で行く。駐車場の空きが見つからない。駅からちょっと離れた花屋敷みたいなところの真ん前が駐車場になってる。2つだけ空いてて、狭いところに気をつけて停める。
御徒町駅で大江戸線に乗り換えるところで戸惑いつつ、15:30くらいに清澄白河駅に到着。
駅から美術館に向かう途中でカフェに入ろうと思ったが、どこも混んでいる。
空いてるカフェがないか探し歩いてるうちに美術館に到着。入り口の前からすごい人混み。公式のXによると、45分待ちとのこと。
空いてる方の入り口から公園に入る。グラウンドみたいなところで遊んでるこどもたち。バスケとかサッカーとかバラバラだけどぶつかったりしないのだろうか。うしろから九州訛りの若い女の人の話す声。
公園を抜けて住宅街をぶらぶらする。橋の上からスカイツリーが見える。水泳で関東大会優勝の垂れ幕がかかった中学校。マンション。小学生くらいの子供で賑わう公園。
10分以上歩いたところに珈琲かたのという店を見つけるが、「目の前でじっくりコーヒーを淹れる店」「怪しい階段を登れるか」という怪しい貼紙に怯んで引き返す。
ファミマでいろはすを買って公園のベンチに座っている、16:31。
17:00頃。美術館地下のレストランが空いている。前回来た時と同じガラス越しに水面が見える席に通される。880円の高いコーヒーフロートを注文。
小さなメガネをかけた男の子と、母親らしき人が隣のテーブルに座る。
17時30分頃、席を立つ。
流石に並ばず入場。入ってすぐのところからブースがずらっと出てて、人混み。ブースの人と話す勇気ないのでチラ見しながら人混みを進む。
インスタで見た韓国系アメリカ人のスーパーマーケットのおじいちゃん(トーマス・コンていう人)の展示どこかなと探しながら地下へ。エスカレーター降りたところに、ちょっと余裕あるスペースがあって右の方にトーベヤンソン、左の奥の方にスーパーのおじいちゃんの展示見つけた。お菓子とかの空き箱を切って貼ったコラージュみたいなやつが多数、四方の壁に飾られている。図録を1冊購入。
エスカレーターの方に引き返したところに面白そうな展示。クラフトエヴィング商會がフェイクで作ってそうな美術館のチラシとかハガキとか手紙とか。
不思議の国では
あなたの想像という魔法が全てのものを創造する
ここは現実の世界にできた
不思議の国の美術館
さあ、はじまりはじまり
分厚い図録パラパラめくる。面白そう。そのほかも見たいけど、先に奥のzineのブースを見ることにする。
ここも人混み。「弾いてみたい楽器」というタイトルと色味が好きな感じのイラスト。ブースの人は欧米系?の男の人。CDの歌詞カードくらいの大きさのzineも見たけど、ラジオっぽいイラストのポストカードを手にとって
「これ」としめすと
「ごっひゃくえん(ごにアクセント)。」
とのこと。小銭を5枚渡してポストカードを受け取り特に雑談せずに人波に戻る。
外国の方も結構いて、英語で果敢に喋りかけてる日本人もいる。
一回りして、さっきの面白そうなブースに戻って見本のパラ見を再開。
ブースの人が「ネットでも買えるんで〜。重いですよね〜。」とか言ってる声が聞こえてきたので、私もネットで買おっかな、と思ってフリーペーパーとショップカードみたいなのだけもらって去る。清里現代美術館というすでに閉館した美術館のコレクションらしい。
中庭へ。
真っ暗な空に高層マンションの光。飛行機の灯りがチカチカ浮かんでいる。
ガラス張りの向こうでzineを吟味する人群。
原田郁子と川内倫子のトーク。
明日休めなくなって今日来たけど、これが見れるからよしとする。
原田郁子の弾き語りに入るところで、パァァン、ン、ん、、、と破裂音。
原田「なんの音だろうね笑」
装丁家の祖父江慎との子供雑誌の企画で作ったオ・ノ・マ・ト・ペ。音源ではいろんな人の声とかで作ってた曲を全て1人の声とピアノで再現する。
小説家のいしいしんじがレトルトカレーにつけた小さい本に原田という女の人が出てきた。歌詞とC7のアルペジオから始まったと書いてあったのでその通りにしないわけにいかないとのことで、作った曲。
後ろの方で拍子木を打つような音。子供が遊んでるのかな。もしかしたら演出かなとも思ったけどやっぱり子供か。
街の音とピアノと歌声が混ざる。
川内倫子の映像を映し出して「いまここ」。
きゃははと笑い声をたてて、後方から小学校に入る前くらいの女の子と男の子 がちょこまか人混みを分けてくる。男の子はさっきレストランにいたメガネ少年かな。女の子のお母さんらしき人がおしころした「だめ、、、」という声を出して、女の子をぎゅむっとする。
最前列の男の人が譲ってあげるが、2人ともすぐ飽きて後ろにかけていく。
ちょっとして、またメガネ少年が戻ってくる。同じ男の人が譲ってあげるが、ぶるぶる首を振っている。後方のお母さんのところに戻って抱き上げてもらってた。
終演後、清澄白河駅に帰る途中にタントンみたいな名前のカフェ見つける。温かみのある灯り。先客は2名ほど。かわいらしいワニのイラストが壁に飾られている。入りたいとも思ったけどもう遅いから先に進む。
路地のところに猫影を見つける。こちらに歩いてくる。カメラを向けてもお構いなし。後ろからハイヒールの歩く音。カメラを止めて歩き出す。
帰宅して靴を脱いだら、新しい靴下の右の親指のところに穴が空いていた。