人間の力を根っこから。

今更、人と積極的に関わるようになった。
今のこの状況で自分を保つ為に、自然ととった行動のような気がする。

僕は普段、人とあまり関わり合いを持とうとしなかった。持とうとしない癖に、人が集まっている事を羨ましがる。わかりやすく面倒くさいやつだ。誰かに誘って欲しいのだ。思えば小学校の頃からこの気質なので、なかなかに年季が入っている。そんな僕が自分から誰かと関わろうとしている。

当たり前の話だけど人間は一人では生きていけない。人間という種は個の力を捨てる代わりに、大いなる集団の力を得た。だから、関わり合いこそが力なのだ。今回のCOVID-19は、結果としてその関わり合いを断絶しに来ている。すげぇ話だなと思う。人間の根本のところを殺しにかかってきている。地球を進化の実験場にしている宇宙人が人類に飽きたのか、それともグレンラガンみたいに人類の発展に天井が来たのか。
毎日の状況の変化や、いろいろな文献を見ていて思う。きっと5月頭になっても事態は収束しないだろう。ワクチンが早くて9月、ワクチンができなければ2022年まで断続的に外出禁止をしなければいけないというではないか。ウィルスってのはそんなに厄介なものなのだと今回の件で初めて知った。いやCOVID-19が特別面倒くさいヤツっぽいけど。

話を戻すと、僕は誰かに個人的に連絡したり、ツイキャスしたり、YouTubeの生配信の機材を揃えたり（これはこうなる前から用意していたんだけど）に躊躇いがなくなった。気になる人には面倒くさがられようとすぐに連絡するし、自分でも何をしているのか恥ずかしくて仕方ないただトレーニングをしているだけのツイキャスを流すし、YouTubeで一人お喋りしながら延々とどうぶつの森をしようとしている。そしてこれは個人差があるものの、いろんな人に当てはまるように見える。直接会えないのだから、今どうやって人と繋がりを持つのか。その動きの加速度が凄い。

きっとこれが普通になっていくんだろうなと思っている。人間の社会構造が変わっていく。ヴァーチャル空間に移住することも夢じゃない。現実世界で身動きが取れなくなった人類は、意識を仮想空間に移して、そこで出会い、別れ、関わり合いを謳歌するかもしれない。マトリックスの世界がやってくる。

そんな事を考えながら、新しい世の中に生きる為、ツイキャスで誰も見ていないトレーニングを配信し続けている。