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演劇の話

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STANDFLOWER「世界はそれをカレーパンと呼ぶんだぜ」稽古場風景01

つむぎあい Presents STAND FLOWER 演劇公演 「世界はそれをカレーパンと呼ぶんだぜ」 男は今、自分の不幸に打ちひしがれている。 でもその不幸は誰かにとって不幸ではない... 不幸についてのナンセンスコント6編。 多様性がマウントしあう現代に STAND FLOWER が送る《不幸相対化》コメディ。 [作] 上﨑陽介(旧・東京ガール) [演出] わかぎゑふ(玉造小劇店/リリパットアーミーII) [出演] 立花裕介 谷野まりえ(theatre PEOPLE PURPLE) 石畑達哉(匿名劇壇) 奥田卓(STAR☆JACKS) 上田一軒(スクエア) [公演日程] 5/10(金)19:00 5/11(土)15:00/19:00 5/12(日)12:00/16:00 [会場] <in→dependent theatre 1st > 大阪市浪速区日本橋3丁目3-19 https://itheatre.jp/ [料金] 前売・当日共 / 4,000 円 大学生以下 / 1,000 円(要学生証) [チケット予約] https://www.quartet-online.net/ticket/currysf 《稽古場鑑賞権》 予約していただいた方全員に、稽古日程・場所をお知らせします。 作品を創造する現場を目撃しに、稽古場にいらしてください。 《本番配信》 ツイキャスにて全公演無料配信します。 その他詳細、お問い合わせは STAND FLOWER 公式サイトにて! ▶▶ https://usuketatsubana.wixsite.com/standflower #カレーパンSF #演劇 #小劇場 #コメディ #オムニバス #ナンセンスコメディ #つむぎあい

【アルバート、はなして】配信チケットの購入方法が変更になりました。

8/28〜8/30にインディペンデントシアター2ndにて上演予定の立花が出演する舞台、彗星マジック「アルバート、はなして」の配信チケットの購入方法が変更になりました。 ざっくり言うと、 ・当初予定していた配信サービスでは上手く配信できない可能性が出てきたので、観劇三昧の配信サービスを使うことになりました。 ・それにともないお客様に行っていただく手続きが増えてしまいました。ごめんなさい! ・あと、コンビニ決済が8/23までしか使えなくなりました。それ以降はクレジット決済のみで

【アルバート、はなして】 たぶん稽古を4,5回やった。

稽古は続いている。ペースは人それぞれ。 今はまだまだ耕す時間。台本も今、今回のために書き換えられている。 稽古の時間をもっと遊びに費やしたい。まだ2ヶ月ある。可能性を探る稽古。遊びとは、答えに向かってないように見える「実験」という意味だ。当然、なんの脈絡もなく遊んでいるだけでは成立しない。けど、遠回りが結果、近道になる事は関川さんと作った「夜、ナク、鳥」で知っている。一見、ゴールに向かってない稽古が、豊かさを育むのにとても重要だと思う。僕らは演劇という「無駄」を作っている

【アルバート、はなして】 配信チケットについて。

先日、8月28日(金)〜30日(日)まで本番を予定している、彗星マジック「アルバート、はなして」の稽古が始まった。 この作品は2013年の1月に上演された作品だ。初演の頃は、僕が連続して彗星マジックに出演させてもらっていた頃。当然初演にも出演しているので、この作品に向き合うのは2度目。今回は、前回とは違う役で関わることになった。当時、小永井コーキが演じていた「アルバート」を演じる。主演だ。 こうして、客演なのに何度も軸を張らせてもらえる劇団の存在は貴重だ。本当にありがたい

【夜、ナク、鳥】 描かれてないセカイこそ、描かなきゃいけないな。

とうとう仁さんと稽古場で一緒になった。 てか、とうとう現場で一緒になった。 初共演。絡みはないんだけど。 でもだからこそ、稽古場では仁さんの芝居を冷静な目で見れるわけだ。 板の上での絡みはないけど、物語上の絡みはある。 「あ〜僕はこういう人と時間を過ごしていたんだなぁ。仲は良かったんだろうか?どんな会話をしていたんだろうか。話は合うんだろうか。」 そんなことを考えながら仁さんの芝居を見ていた。 つもりになっていたパズルのピースの色、みたいなものが見えてきた。輪郭はきっと

【夜、ナク、鳥】 残すトコロ、後一人。

稽古7日目。 毎週末、岐阜から来られている高橋さんと大江ちゃんが早めに抜き稽古。 あの手この手で二人の関係性を探っている。近づいたり遠ざかったり、見たい時に見なかったり、見たくない時に見たり。俳優の心情に対して、動きに制限を加えることは、俳優がまだ見えてない自分を発見するための手がかりを探る時間なのかもしれない。あまり自分に囚われず、状況に飲み込まれた方が新しい自分が見つけやすいんじゃないかと感じる。 夜からは、この作品の中心である女優4人が揃った。 足がピョーン。こ

【夜、ナク、鳥】 心がハズムと踊るみたい。

「ダンスのよう」だそうです。 会話劇なのにダンスのようでいいのか? できればそうはありたくないと思っているあたしですが、今はまだいいか。 でも確かにこれはもう踊りだ。あたしの右足は完全にステップを踏んでいる。でもいつこんなことをしたのかは全く覚えていない。こんなことしていない。 こっちは覚えている。でもこうやってみると完全に気功砲撃とうとしてるようにしか見えへん。会話劇ですよ。 ほら、演出家怒ってるやんwww まあそんな感じで、まだまだ具体的な作品作りには進まず、作品

【夜、ナク、鳥】 今はまだオヨイデいる方がいい。

夜から稽古に参加。関川さんと髙橋さんと大江さんは、昼から稽古。 以前の稽古のように、きっといろんな事を試しながら、自分の中にあるものを洗い出していく稽古だったのではないかと推測。 僕が参加した夜の稽古は、新たなシーンを試していく時間になった。 ひとまず読んでみる。女性3人が僕を囲んで。これは、サラッとこのシーン見た時の「役」同士の関係性だろう。 多分関川さんは、読みを聞いて、役者の中に内在しているであろう、役者自身も意識できてない感情の可能性みたいなものを探っている。と同

【夜、ナク、鳥】 今は種マキの時間。

シーン稽古参加。初日。演出の関川さんが俳優の感触を確かめていく。 同じシーンを、条件を変えながら何度も繰り返す。 二人とも立っていたり 片方だけ座ってたり 両方座ってたり お互い向き合ったり 寝っ転がったり まあそんな感じで、ゆっくりと土台づくりをしている。 言われるがままやってる僕なんかは、結局のところどうだったのかという明確な触感がなかったりもする。でも外から見ていると、役者は明確に変化しているし、一つ深くなるきっかけをつかめたりしているように思う。軽く喋

【夜、ナク、鳥】 顔アワセ、読アワセ。

ことのはの「夜、ナク、鳥」の稽古が始まった。 初日、顔合わせ。ざっくりと大まかな読み合わせをする。 キャストが全員揃っていなかったので、代役もしつつ。 この作品は実際にあった保険金殺人事件を題材にしたものだそうです。 僕は勉強不足でその辺りのことをよく知らないので、今調べているところ。 登場人物の名前は、本人たちと同じ名前ってな事も、何回も上演されている本だから今更かもしれないですが、「おお。」っと思ってちょっとワクワクというかなんというか。 「如何に、"死の影"と"日

そうだ、ここは「春匠」だった。

という事に改めて気づいた稽古。 「チョコレートケイキ」の大阪公演、東京公演に続いての春匠3回目の公演だと考えれば当然なのだけど、作品は広く一般的に「演劇」と言われるようなものではなくなろうとしている。春田さんの挑戦が本格的に始まった。と感じた。いや本当は、ずっと挑戦し続けていらしたんだろうから。「挑戦」がわかりやすく僕の中で明確化したというのが正しいのかもしれない。 稽古の度に、表現というものの根本を考え直すような、そんな稽古が続いている。偶然と衝動に素直に。ただ「生きる

【のっとり企画2】力で押し切る探検

「空駆ける馬」が本格的に走り始めた。相手役は新免誠也氏。 新免くんとはお互い2作品抱えているので、お互いもう一つの作品に集中している感じだなぁと勝手に思っていて、あえて今まで触れなかったんだけど、言葉にして確認したら新免くんも同じように思っていたみたい。 ようやく「空駆ける馬」に取り掛かる余裕ができてきたので、ここから猛スパートで創っていく。 力で押し切りたい。なぜなら作品の軸がかなり力のある嘘だから。その嘘に乗っかって、力で走り切りたいと思っている。力で押し切るためには、

【のっとり企画2】キチガイばかりが出てくるコメディ。

来月頭の企画の稽古が始まった。 東京ガールの上崎くんの書いたコントを5本やるそうだ。 僕はその内2本に出ることになりそう。 今日は本読み。 上崎くんの本はキチガイばかりが出てくる。 でもコントっていうのは往々にしてキチガイが出てくる。 キチガイというのはコントでいうところのボケで、ツッコミが普通の人ってのが一般的なんだと思うんだけど、今回は2人ともキチガイの場合が多々ある。 おかしい。 本当に居たら絶対イヤだし、関わりたくないけど嘘の世界の住人だから愛せるし笑える。笑いとい