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演劇の話

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2020年3月の記事一覧

【夜、ナク、鳥】 演出がマコトシヤカに動き出した。

いただいたマスクと消毒スプレーをありがたく使わせてもらっています。 各シーンの詰め稽古。ペアのやりとりを重点的に。 少しずつ確実な、演出からの細かな指示がつきだした。 全てのリアクションのタイミングを少し遅くする。とか、どこどこの台詞は絶対に外さない。とか。どこどこの台詞からはかわさずに向き合って話す。とか。それによって、作品全体から見たときの一つ一つのシーンの意味が決まってきているように思う。その点と点を繋いでいき、最後に大きな線にしていく作業が始まっているのだろう。

【夜、ナク、鳥】 ↑すぐにカンガエてる振りをする。

照明さんも音響さんも来られてたので、頭から止めながらの通し的なヤツを。 少し稽古が不定期になったりしていたからか、あったはずのものがなかったりしている。改めて再確認が必要だ。もう一度台本を一から読んだりしてみよう。 僕はシュートを打つ立場ではないので、女性陣に如何にナイスなシュートを打ってもらえるかを考える。時には障害になったり、時には後押しになったり。これからはじっくりとじりじりとした稽古になる。広く耕した畑を深く掘る。冷や汗ばっかりかく稽古を続けよう。 みんな悩んで

【夜、ナク、鳥】 本バンさながら。

ちょっくら体調を崩していたので、随分とあいてしまった。 けど、稽古はしておりました。 劇場主のプロデュース公演ということもあって、稽古場となっている本番当日の会場には、すでにセットが仮組みされている。 なんてこったい。シアターエートーの時もそうだけど、本番の会場で稽古ができるという事は、小屋入りしてからのサイズ感の調整が省かれるのでとてもありがたい。俗にいう本番さながらに稽古ができるってやつだ。 さてさて、セットが仮組みされているという事は稽古にも具体性が出てくるわけで

【夜、ナク、鳥】 思いもよらない鉱脈をホリ始めました。

前の日記でも書いたけど、僕の役は、仁さんの役と顔なじみだ。しかし実際に絡むシーンはないので、シーン稽古とは別で作り上げていかなければいけない。 仁さんが役を掘り下げると同時に、僕の役も掘り下げされていく事がある。 この日は思わぬ方向を掘りはじめる事になった。なんていうんだろ。鉱脈を掘り当てるために、そこそこ広めの穴を下に下にと掘ってたんだけど、急に全く別のところから穴を掘り始める感じ。鉄鉱石を探して掘ってたんだけど、急に「カブトムシの幼虫探そう!」ってなる感じなのか。