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演劇の話

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2019年11月の記事一覧

【のっとり企画2】力で押し切る探検

「空駆ける馬」が本格的に走り始めた。相手役は新免誠也氏。 新免くんとはお互い2作品抱えているので、お互いもう一つの作品に集中している感じだなぁと勝手に思っていて、あえて今まで触れなかったんだけど、言葉にして確認したら新免くんも同じように思っていたみたい。 ようやく「空駆ける馬」に取り掛かる余裕ができてきたので、ここから猛スパートで創っていく。 力で押し切りたい。なぜなら作品の軸がかなり力のある嘘だから。その嘘に乗っかって、力で走り切りたいと思っている。力で押し切るためには、

【のっとり企画2】可愛い若い女の子が二人。

「待合室」はだいぶ姿が明確に見えてきた。 6日の「待合室」の相手役、「難波優華」ちゃんはとても素直。まっすぐないい子だなと、おじさんは感じている。マジでまっすぐすぎて可愛い。簡単に喜び、簡単に傷つくんだろうなと思ってしまう。素直すぎると生きづらい世の中だ。そこは心配する。ただその素直さが絶対芝居に生きてくるから、一生懸命生活してほしい。芝居もまっすぐだ。乗ってる時とか、好きなセリフとか、よく伝わってくる。だから、いかに楽しく一緒に板の上に乗るか。それが自分に全部返ってくるん

春匠、稽古始まりました。

昨日から春匠の稽古が始まりました。 と言っても台本がまだないのでお歌の練習です。 お歌の段取りとお歌のキー合わせと。もうひたすら歌、歌、歌。立花はもうひたすらにハードルの高い曲目を歌うことになりました。演歌って言ってたけど、演歌じゃなくなりました。あの歌のジャンルはなんなんだろ?曲名は、言っちゃダメって言われたので内緒です。でも私が履いている靴をよく見て欲しい…。 みんなで歌ったり、ひとりで歌ったりの人情劇。ホロっときて最後には笑える、そういうベタなお芝居になりそうです。

【のっとり企画2】パワープレイと頭脳プレイ。

稽古は進んでいる。 僕は「待合室」「空駆ける馬」の2作品に出る。 「待合室」は、ある飲食店の待合室で延々待たされる一人の男と、順番が来た客を延々呼び続ける女性店員の話。 「空懸ける馬」は”野生のパイプイス“を捕まえようとする探検隊の話。 両作品ともに二人芝居なので、相手役ととても濃密なやりとりをしている。 「空駆ける馬」は、やっと始まったというところなんだけど、既に一端のゴールは見えているので、後はそのゴールに向かってどれだけ全速力で走れるかといった感じ。簡単に言うと、

【のっとり企画2】ナンセンスコメディと向き合う。

稽古が本格的に始まった。 今回の台本は、設定というか登場人物の頭の中がぶっとんでるから、それ以外の発言であったり行動であったり常識であったりは現実に忠実である方がいい。何でもかんでもぶっ飛んでると、ぶっ飛んでることが当たり前になって、そもそも何がぶっ飛んでるのかわからなくなるような気がする。たぶんこれ、幾多のコメディ俳優がやってきたことなんじゃないかと思うけど。 だから台本上に現れる疑問や不都合を無視せずに、向き合って全て解消しなきゃいけないなぁと思うわけです。なかっ

【のっとり企画2】 はじめましてのすてらさん。

自分がどの作品に出演するか決まりました。 今回の演出である野倉くんとも話していたんだけど、わたくし立花は追い詰められた方が面白いという結論に至り、ひとつは追い詰められる作品。もう一つは馬鹿馬鹿しい思い切りのいい作品。どちらも筋の通った狂人であろうと思います。 僕個人としては、その場に居るだけで笑ってもらえるよう作り込みたいなと思う次第です。コメディだからといって変に笑わせにいかないように。登場人物としてはただそこにあるように。結果面白くて見えたらいいなという、そういう事を

【のっとり企画2】キチガイばかりが出てくるコメディ。

来月頭の企画の稽古が始まった。 東京ガールの上崎くんの書いたコントを5本やるそうだ。 僕はその内2本に出ることになりそう。 今日は本読み。 上崎くんの本はキチガイばかりが出てくる。 でもコントっていうのは往々にしてキチガイが出てくる。 キチガイというのはコントでいうところのボケで、ツッコミが普通の人ってのが一般的なんだと思うんだけど、今回は2人ともキチガイの場合が多々ある。 おかしい。 本当に居たら絶対イヤだし、関わりたくないけど嘘の世界の住人だから愛せるし笑える。笑いとい