フエラムネのおもちゃを性別関係なく本気で楽しんでみた
いつも通りスーパーで買い物をしていた時、懐かしい駄菓子を見つけました。
そう、フエラムネです。
僕は小さい頃なぜかあまりフエラムネを買ってもらえず。
友達がピーコラピーコラ笛を吹き倒してるのを指咥えてみていました。
というわけで、当時の反動で一つ買ってみました。
フエラムネ。
すると、何やら箱に怪しい記述があります。
「おとこの子用おもちゃ」!?!?
なんと、買う前から遊ぶ対象が、性別によって規定されているのです。
これにはびっくり。
一体中には何が入っているのでしょうか。
小さい子から大人まで対象で、
男と女で、遊び方が異なる、
小さな箱に入ったおもちゃ。。。
おもちゃ。。。大人。。。
大人のおもちゃ。。。
アダルトグッズ???
???「フエラムネにな、おもちゃがついてるらしいねんけど、その中身が分からんねん」
「えーそれならちょっとそのおもちゃの特徴あげてみてよ」
「どうやらな、そのおもちゃは小さい箱に入ってるらしいねん」
「うーん、そりゃレゴブロックやな。みんなが楽しめて小さいものなんてレゴブロックくらいしかないからね」
「でもな、そのおもちゃには、おとこの子用とおんなの子用があるらしいねん」
「アダルトグッズやないかい!男と女とかいう古い性別二元論で、明確に使用対象を分けるべきおもちゃなんて、外性器に関するアダルトグッズしかないからね」
なるほど、小さい頃両親がフエラムネを買ってくれなかった理由。
21歳にしてようやくわかりました。
60円ほどの駄菓子から。
可愛らしいパッケージから。
アダルトグッズが出てくる。
戦々恐々としながら箱を開けると、、、
コマ!?!?!?
そして蘇る記憶、、、
「お母さん!勝ったよ!!」
小学3年生の僕。
当時流行ったタカラトミーのおもちゃ「ベイブレード」に夢中でした。
僕は友達とやるのに飽き足らず、家ではひたすら研究。
週末は大会に参加したりしていました。
近くのお店では大会を開いていなかったため、お母さんがよく送迎をしてくれました。
負けて泣いて不機嫌になってしまう僕を、毎週末いろんなところに連れて行ってくれたお母さん。
大会で上位に入賞したときは僕より喜んでくれたお母さん。
毎朝早くに会社に行って遅くにクタクタになって帰ってくるのに、休日たまに大会に連れて行ってくれたお父さん。
一緒に大会に出て、僕が負けた相手を倒してくれたお父さん。
僕は当時両親の愛を、ベイブレードを通じて感じていました。
学校にはベイブレードを持っていけないので、ペットボトルのキャップを駒にする遊びをクラス中に広めて遊びました。
youtuberという概念すら一切なく、動画編集ソフトも充実してなかった2010年ごろにベイブレードの実況動画を一人で永遠とあげたりしていました。
それくらい、僕にとってベイブレード、コマは大切なものでした。
さて、一つ疑問が湧きます。
もし、小さい頃にフエラムネを買ってもらえる家庭に育っていたら。
もし、姉と僕の両方にフエラムネが買い与えられていたなら。
もし、姉の「おんなの子用」のおもちゃ箱から「コマ」が出ていたら。
僕は、コマを好きになっていたでしょうか?
「コマ」が「おんなの子用」と定義されていたら、おそらく僕はコマを自然と遠ざけていたでしょう。
そしたら、僕と両親との思い出がなくなっていたかもしれません。
そんなの、悲しすぎます。
と、いうわけで、、、
フエラムネのおもちゃは、性別関係なく楽しめる、ということを証明していきたいと思います!!
願わくば、この記事が拡散され、全国の子供たちが、性別にとらわれることなく好きなものに好きと言える社会になったらいいな!!!
というわけで、たくさん買ってきました、フエラムネ。
そこから、おもちゃを取り出してみます。
おとこのこ用が14個、おんなのこ用が6個出てきました。
意図的に男の子用が多いのか、単純にランダムなのかは分かりませんが、男女比10:10を期待して買うのは危険ですね。
さて、ここから箱を開けていって、性別問わずおもちゃを遊び倒して行きたいのですが、
マッチョ男性である僕一人で物事を決めたら、それは現代のジェンダーギャップのある社会と何も変わりません。
というわけで、判別者にできる限りで多様性をもたらせてみました。
以下、今回のフエラムネのおもちゃ、全力で遊び隊です。
たくみ:専攻としてジェンダーを勉強中。大学でラグビーを始め体重が40kg代から80kg代まで増えた。フエラムネを吹ける。
じゅん:ものづくりと星野源が好き。最近は星野源を好きな人だけが登録できるマッチングアプリがあればいいとずっと思ってる。フエラムネを吹ける。
Aさん:いまだにマヂカルラブリーが漫才かどうかの議論をしている人が嫌い。フエラムネを吹けない。
パンダ(IKEA):草食動物
まずは全部のおもちゃを開けてみます。
女性の方から。
こうなりました。
遊び方を模索します。
立てて遊ぶことができました。嬉しい!
バッジになりました。みんなで揃えてクールに決めろ!
くまちゃんはどうやってもみんなで取り合いになります。争え!
でも、くまちゃんをひっぱってはいけないよ!
よいこのみんなは、くまをたいせつにしよう!
(熊を殺すと、土砂降りの悪天候になる「熊嵐」が集落を襲うから)
次はおとこのこ用おもちゃです。
こうなりました。
遊んでいきます。コマから。
フエラムネを六等分することができました。
六人いてフエラムネが一つしかない時、コマがないとデスゲームに発展します。デスゲームを防ぐことができました。
続いてたくさんの恐竜たち。
3匹いるラプトルの形がそれぞれ絶妙に違うのがポイント。
見分けることは困難だと学者がサジを投げたタンスを、識別可能にすることができました。
以上、フエラムネのおもちゃを遊び倒すことに成功しました。
本日紹介した遊び方はほんの一例です。
それに、調べるうちにフエラムネのおもちゃはかなり奥深いことがわかりました。
色々な人が色々な遊び方を模索しているみたいです。
みなさんも、よきフエラムネライフを。
【くまちゃんとまなぼう!~かへいけいざい~】
fin.