帰ってきた「夢を売る男」
僕は昨年12月配信の人財版令和の虎に志願者として出演した。「リアル『夢を売る男』なって夢をかなえるもう」というプランだった。
『夢を売る男』とは百田尚樹さんの小説のことで本当にあった出版業界の裏側を元にしたフィクションだ。
僕はかつて大学受験の予備校に勤務していて「志望校合格」という夢を売っていた。
今度は「著者になるという夢」を売るというわけだ。それなら小説の登場人物がやっていることと変わらないじゃないかと思う人もいるかもしれないが、はっきり言えば変わらない。
大学受験で言えば独学できる人は予備校はいらない。同様に著者になるのも自分で原稿が書けて自分で出版社に売り込んだり、編集者とコネがあったり、既に何者かになっていて出版社からオファーが来るような人には僕の力は必要ないだろう。実際に人財版令和の虎でも「君を頼る必要はない」と言われた。
面白いことに僕の収録が終わった翌日くらいの収録に「お金を払ってでも本を出したい」という志願者が事業再生版令和の虎に現れた。そして配信はそちらが先だった。僕の名前が突然出てきてびっくりしたが彼は僕を頼った方がいい人の1人だろう。
結果的に彼の本は出ていない。
彼に限らず著者になれる人となれない人の差は著者になりたいという思いの強さだと思う。
昨日、特に面識がなかった令和の虎の志願者にアポを取って会ってきたのだが彼は即決で出版することを決意した。既に出版社とのLINEグループも作った。順調に行けば来年の4月には彼の本が書店に並んでいるはずだ。
人財版令和の虎に志願してからちょうど1年。
紆余曲折があったが今は「著者になる夢」を売るトップセールスマンとしてのイメージがありありと描けている。予備校のトップセールスマンから出版コーディネートのトップセールスマンへの転職。これが僕の天職かもしれない。
著者になりたいが自分には無理と思っている方からの問い合わせをお待ちしています。
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