誰でも売れるようになるセールスのヒント

最近、拙著『毎日が革命』を購入したという読者の方から次は臼井さんのセールスについての文章を読んでみたいという声を頂いたので書いてみたい。

僕は21才の時に子供英会話教室の飛び込みのアポインターとして営業の世界に足を踏み入れた。この経緯は拙著『転職王』に書いた通りだ。その後、予備校に転職し22才の8月には月収100万円、9月には月収170万円を得た。翌23才の年収は1200万円。大企業の部長並の収入を得た。その後、光回線の営業や教材の販売、最近では車の買取のコールセンターなどで商品をセールスしたりアポイントを取ったりしている。
もちろん、全ての職場、商品で成功したわけではない。投資マンションのテレアポでは1週間全くアポが取れずにクビになったし、予備校の営業以外の職場では上位の成績は残したもののトップセールスではなかった。
そういうわけで、僕は作家でありながら、これまでセールスについては、あまり語ってこなかった。何故なら、セールスについて語るには、もっと、ふさわしい人がいると思っていたからである。
ただ、noteであれば必要な人が読めばいいと思い、少しセールスについて語ってみようと思う。

セルフマガジン

「かさこマガジン」というセルフマガジンを御存知だろうか?これはライターのかさこ氏が毎年無料で配っているセルフマガジンだ。私は、この「かさこマガジン」の初期の頃に深く関わりがあり、最初の広告の出稿者になった。自分の記事が載っていることもあり、ホリエモンや名古屋市の河村市長、鳥越俊太郎など多くの著名人に直接、手渡した他、異業種交流会や各種イベントで名刺代わりに配った。
私をきっかけに、かさこ氏と繋がった人は多くいる。残念ながら現在は、そのかさこ氏からは絶縁されている……。

http://www.kasako.com/works.files/kasakomz3.pdf

かさこ氏は現在、フリーランスとして活躍しているが、その成功の原因の1つが、彼のセルフマガジンにあることは間違いない。

このセルフマガジンは「自分売り込みカタログ」という形で成功哲学のバイブルとされるナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』に載っている。最近はブログや電子書籍で、自分売り込みカタログを代用している人もいる。

ところが、本質をわからずに真似をしても、成功はできないのだ。

かさこ氏の真似をしてセルフマガジンを発行しても仕事に繋がっていない人は数多くいるし、本家のかさこ氏に至っては、年々制作経費が増えている。今では、ちゃんとした本が制作できるだけの経費をかけている。

もちろん、かさこ氏は成功しているので、それだけ多額の経費を、かけられるのだろう。そして、知名度も実績もあるので、かけた経費の回収もできると判断しているのだろう。

ところが、かさこ氏に師事している「かさこ塾」の塾生や、「かさこマガジン」や、かさこ氏のブログの読者が同じように、できるかと言うと、難しいだろう。

そもそも、初期投資で、多額のお金がかけられない。セルフマガジンは数ページのモノで数万円でいいと思う人もいるだろう。

その場合でも注意が必要だ。かさこ氏のように多額の経費をかけて大量にマガジンを発行できる人は別にして小予算でマガジンを作った場合は、せいぜい1000部。場合によっては100部程度しかマガジンが作れないだろう。

この場合、大切なのは「誰に渡すか」なのである。
営業で成功する秘訣として「多くの見込み客を持っていること」は大切なことだが、「見込み客の選別」も重要である。
全く見込みがない客に時間をかけるのは愚の骨頂である。
もちろん、一見、見込みがなさそうな人が実は上得意様になることは稀にある。そういう人に出会うために、かさこ氏は大量にセルフマガジンを配っているが、それは、あくまでも強者の戦術である。
営業の初心者、普通の営業力の持ち主は、大量にアプローチする姿勢は大切だが、全員にセールスするのではなく、見込み客を選別し、可能性の高い人にセールスすればいい。
そういうやり方で僕は予備校時代に、最高で16アポ14成約という成績を残したのである。

わかりにくかったという人は、コメントなりDMなり頂ければ更に解説をさせていただく。

good luck!



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