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夏、須佐美にて

2024/08/09
 関西に帰省す。昼に新幹線で京都駅に到着。それから京都イオンへ。翌日からの旅行に備えてトラベルグッズやら水着を買う。水着屋の店員が小麦色の肌にヘソだしルックでいかにも海!って感じだった、まじギャル。買い物が終わって、とっとと家に帰って飯食って旅行の準備をして床につく。寝る前、なんとなく旅行に行きたくない気持ちが湧いたが、行けば消えてなくなると思いそのまま眠る。実際その通りだった。

2024/08/10
 帰省する際に持ってきたカバンをそのまま担いで朝方に家を出る。待ち合わせは最寄りの駅前。友人が車で迎えにきてくれた。待ち時間は10分にも満たなかったが、雲ひとつない青天から注ぐ陽射しが時間を限りなく引き延ばし無限にすら思えた。そのまま他の友人宅を巡り、業務スーパーで買い出し、ホームセンターで薪やらなんやらを買って、和歌山県須佐美町に向かった。旅行の度に思うが買い出しは楽しい、普段買わない高い肉、酒、ご飯をしこたま買うのは快感すら覚える。旅先でやることを考え、想像を膨らませながら買い物するのも楽しい。
 行きしなの車中で何かしら会話したが何も覚えてない。多分私が興味ない話題だったんだろう。記憶にあるのは荷物と人を積みすぎて車が唸ってたことぐらいだ。私の体感だと30分くらいで須佐美町着いた。そこから宿泊先まで山道を走り、管理人の助言でなんとか宿泊先のコテージに昼過ぎに到着。
 荷下ろしして、食材を冷蔵庫突っ込んだらすぐさま水着に着替えて近くの川に飛び込んで遊んだ。揃いも揃ってアホなのでコテージの鍵はもちろん掛けてなかった。実家近くのドブ川とは違い、底を泳ぐ小魚が見えるくらいには川は綺麗だった。この時初めて知ったのだが、案外金槌が多かった。多分何かの能力者なのだろう。時間も忘れてしばらく川遊びをした後、腹の虫にせっつかれてバーベキューに興じる。正直ここら辺から記憶が曖昧、酒を飲んだからだ。なんの酒、肉を食べたのかもよく思い出せない。筋肉ムキムキの自称バイセクシャルのレズビアンがスイカを叩き割ってたことぐらいしか覚えてない。
 気づくと夜になって各々、麻雀に興じたり、学マスのライブ配信を観て過ごした。それにしてもライブはぎこちなかった。

バーベキュー


2024/08/11
 特にタイマーもなく8時ごろ起床、だらだら他のやつも起きてきて、みんなで食パンを食べる。そっから水辺で泳いだり、サビキ釣りに興じる。あとは昨日の繰り返し、スーパーで買い物してバーベキューである。その前後で私以外の人間が滝を観に行っていた。灼熱の中、酔狂なことである。バーベキューは夜まで続き、そのあとは山手線ゲーム等やって罰ゲームで酒を呑む遊びをした。1人は早々にダウンし、1人は目を閉じ、天を仰いでいた。残った奴らでゲームは続き、ワインが空き、レモンサワーの素も無くなり、いよいよお開きになるかと思ったが、残ってた奴らの1人の気が狂った。そこからはもう酷かった。大声で喚き散らすわ、寝てるやつを叩き起こして、引き摺り回すわ、誰も手をつけなかった角瓶を飲もうとするわ、風呂に着の身着のまま入るわで、手に負えなかった。おまけに無視して寝ようとすると叩き起こそうとしてくるのだからやってられない。ところで山はだいたい数メートル掘ると粘土層があって、そこに埋めたものはまず見つからないらしい。
 なんとか適当に話を逸らして花火やら焚き火に興じて、そのままの流れで部屋に戻って電気を消して寝た。エアコンが寒かった。

BONFIRE LIT


2024/08/12
 昨日と同じ時間に起床、昨夜のバーベキューの残り火でパンと卵、ハムを焼く。当たり前だがうまかった。そこから荷物を整理して10時ごろチェックアウト、スサミタウンにさよならバイバイ。帰りしなどこかのダサいPAでお土産のきんつばを買う。そこからは語ることもない山間をぶち抜いて作られた単調な高速をひた走るだけ。2時間ほどで見覚えのある景色が見えてきた、時間は昼時。せっかくのなのでくら寿司で昼飯、あと金の精算。
そのあとはアディショナルタイムみたいなもんでバッティングセンターに寄ってから帰宅。正直この日は早く帰ってゲームしたくてしょうがなかった。

朝食


感想
 面子は男しかいなかったので気楽なことこの上なかった。大人数の旅行は同性で固めた方が物事がうまく進む気がする。
 ホテルよりコテージの方が能動的にやることが多いのでめんどくさいが、その分楽しい。
 水遊びが気が狂うほど面白かった。いつのまにか泳げるようになっていたからだろう。時間があればまたプールでも海でも行きたい。

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