我が家の家族予定の共有ノウハウ教えます
3年前くらいから子どもの習い事が増えていき予定がカオスになってきて母親役の私だけでは予定を管理しきれない!となりました。そこで夫とどのようにして予定を共有して当事者意識を持ってもらうかを悩んだ末、iPhone付属のカレンダー(iCalという名前だった)で管理するようになります。
子どもたちは小学校低学年と中学年だったので、予定管理の主導は親となる私と夫、子どもたちは予定を受動する側と完全に役割が切り離されていました。
それから3年が経ち、子ども達の状況は変化していきます。
小学低学年の子が高学年に、小学生が中学生に成長して、学校、塾、習い事と子どもの予定だけでカレンダーが毎日埋まってしまっている状況。そして子ども自身も自分の予定が把握できさえすれば自分から時間を調整する主体性も出てきた今、予定の共有方法を再考する時期が来たようです。
そこで、それまでの共有方法の問題点とこれからの共有方法の理想のかたちを考えてみることにしました。
これまでの共有方法の問題点 – iOS付属のiCalでの共有
1. iPhone or iPad以外のスマートフォンに共有するのが面倒
iPhone付属のカレンダー(iCal)は、Apple製品にもともとインストールされているカレンダーアプリで、Apple製品のデバイス(iPhone, iPad, AppleWatch, Macなど)間で共有することができる点がとても便利なのですが、AndroidやWindowsなどApple製品以外のデバイスへの共有には適していないため家族全員がApple製品を持つことになってしまいます。(それがAppleの戦略ではあるのですが。。。)
家族全員でスマートフォンを持とうと思った場合に、格安SIMで端末料金も抑えたいとなると、どうしてもAndroid機の方が選択肢も多く手に入れやすいですよね。AndroidでiPhoneのカレンダーをそのまま共有することは難しい点は大きな問題点でした。
2. カレンダーの色分け種類が少なく色がわかりにくい
カレンダーの色パターンが少なく、細かくカテゴリ別に管理しようと思うと色数に限界があります。使っている中でもう少し色数が揃っていたら、と思うことがしばしばでした。
3. 編集や閲覧権限の管理方法が足りない
iPhone付属のカレンダーは、あくまでiPhone所有の1ユーザーが様々なApple製品のデバイスで、情報を共有できることを目的としています。複数のユーザーで共有する場合の権限(閲覧だけ、閲覧・編集の両方が可能)に関する設定項目が少ないため、カレンダーの新しい共有の形にの実現に足りていないように思われました。
新しい共有ツールの必要条件
1. 子どもが自分のスマートフォンで予定を確認できる
子どもの予定を常に把握しなければならないのは、本来であれば当事者の子どもたち。
自分の予定を把握して今日1日、明日、明後日、1週間という単位で自分で考えて行動できるようになるためには、本人が自分の予定を主体的に意識することが必要と考えました。そのためにも予定を親から伝えられるのではなく、自分から予定を確認できる環境を作ってあげることが共有カレンダーの目的という結論に至りました。
2. 予定の対象となる本人(子ども)と親(私と夫)は予定を編集できる
今後子どもたち自身の友人関係も広がっていき、学校行事以外の個人の予定が増えていくことになるでしょう。その際に、子ども自身がカレンダーに登録してくれるようになるのが理想。
どちらかというと親に共有するというよりは、自分の予定を把握するために使用しながら自動的に家族に予定を共有してしまうという使い方ができれば、面倒臭さや煩わしさを感じずに生活の一部になって良いなと。
3. それぞれの予定は色分けで視認性をあげたい
家族でそれぞれ色を決めて視認性をあげるのも重要なポイントです。
今日誰に予定が入っているのか、予定が立て込んでいるのかを一目でわかるだけでも、それに合わせた自分の予定を想定しやすくなりますよね。
4. 継続性、汎用性も重要
いわゆるカレンダー共有をキーワードとしてリリースされているアプリはたくさんありましたが、できるだけ継続的に使えることはとても大切な要因の一つでした。また改めてカレンダーの共有環境を作り直すことは避けたかったんです。
・長く継続的に使いたい
・操作環境に汎用性がある
(操作端末がスマホに限らず、ブラウザでも可能)
・サービス終了やアップデートが停滞するようなアプリはNG
結果、Google Calendarで解決
結論として、我が家で採用したのが Google Caleandar。
家族4人でそれぞれのGoogle Accountを準備し、子ども2人のカレンダーには、それぞれ子ども本人 + 親2人に管理権限をつけ予定の追加・削除を行っています。
カレンダーごとのアクセス権限の設定
今の子どもたちの生活は学校や習い事中心のため、現在のカレンダーの使い方は、
1. 子どもたちが学校配布のお手紙をもらってくる
2. 手紙に書かれているそれぞれの予定を、主人か私がそれぞれのアカウントのカレンダーに登録
3. 子どもたちは当日、あるいは当日以降、週末の予定を自分で確認
というフローで、今は親に言われて予定を把握するのではなく自分の予定を把握して自ら動くというフェーズで使われています。
今年の一学期途中でスタートし、小学4年の弟くんも予定を自分で確認して準備をできるようになっています。共有カレンダー効果としては満足な状況ですね。
今後学年が上がる中で、学校の配布資料や自分で約束してきた予定を自分でカレンダーに登録する習慣づけができるようになればよいなと期待しています。
Google Calendarでの家族共有は始まったばかりですが、子どもの成長と合わせて試行錯誤しながら改善していければと思っています。
3年前の予定共有についてはブログで紹介しています。
よかったらそちらもみてみてください。