1株投資で株の勉強(4):SBIネオモバイルで株買付
こんにちは、と です。
前回は、ネオモバでの株売買の準備、Tポイント連携をお話しました。
今回は、ネオモバでのTポイントを使った株の買付についてお話します。
株を購入する際の大まかな流れは、次の4ステップです。
1.個別銘柄の画面を表示する
2.株数を指定する
3.概算代金を確認する
4.注文を確定する
銘柄の情報画面
普段、私は株を売買する際には、SBI証券又はマネックス証券を利用しています。今回、ネオモバで株を買付した際に驚いたのは、画面がシンプルであることです。
普通のネット証券会社の画面は、非常に多くの情報が表示さています。
SBI証券の個別株の銘柄情報のページを以下に示します。
投資勉強会を主催し初心者の人に教えていると、まずこの画面でまいってしまうそうです。情報が多すぎて、それらをどう見たらよいのか?そもそも買いたいけれど どう操作したらよいのか?初心者には様々な障壁があるようです。
一方、ネオモバは、個別銘柄の画面に移ると表示される情報はシンプル、株価と配当利回りとチャートのみ。チャートもシンプルな折れ線グラフです。箱ひげとかではありません。
株初心者にとっては、ユーザーインターフェースがシンプルな方が、迷わず買えてよいと感じました。
株数を指定する
株を買いたければ、「この株を買う」ボタンを押し、その後の画面で株数などを入力すればよいです。
このボタンのラベルも良いですね。一般の証券会社の場合「現物買」や「現物売」といった表現で、初心者にとっては直感的ではないです。
買付の指定方法は2種類あります。
A.金額指定
金額指定といっても、指定した金額以内で買える最大株数で買注文を入れます。ただ、半端な株数 例えば、5.2株など小数点以下を含む数量はかえません。この場合は、5株で買注文が入ります。
B.株数指定
こちらは字のごとく、株数を指定して買注文を入れます。
金額指定で買注文を出す画面を以下に示します。
株数指定で買注文をいれる画面を以下に示します。
ここで落とし穴があります。上の画面で、概算約定代金に注目してください。
現在値は、170.8円です。数量1株で指定しているので、普通考えると、170.8円が約定金額のはずが、220円と表示されています。
初めこれを見た時、私は手数料込みの代金なのかと思いました。ちょうど+50円(最低手数料)だったので、ネオモバではなく、SBI証券が提供している1株投資S株の手数料と一致していたので、勘違いしてしまいました。
概算約定代金の「?」マークを読んでやっと理解できました。
買いたい銘柄の”値幅の最大値”で、概算約定代金が算出されいるのです。
例えば、みずほフィナンシャル・グループの現在の値段170円の場合は、1日の値動きの幅が制限されていて、±50円です。それ以上に値が動く場合は制限が入り、ストップ高やストップ安という状態になり売買ができなくなります。
株初心者の方向けの売買の仕組み・システムなので、概算約定代金を、現在値✕買付株数で表示し、実際に売買成立した時の代金が高かった場合、不満やクレームが発生する可能性することを予想したのでしょう。
そして、概算約定代金分の資金が口座に準備されていないと注文ができません。
もしこれが、現在値で概算約定代金が計算され、さらに注文ができたとします。注文と実際に取引が行われる時刻はずれます(ネオモバは取引が行われるのは日に2回です)。口座に概算約定金額 ギリギリしか準備していない場合、取引が行われる時に、株価が上がっていると口座の資金不足で、取引が不成立になってしまいます。
買いたいと思って注文したのに、口座資金不足で取引不成立になってしまうと、これもまた不満につながってしまいます。
そのため、ネオモバでは、注文してもらったら取引を必ず成立させることを優先したのでしょう。
金額指定にしても、株数指定にしても、画面で、金額 又は 買付株数の入力し、概算約定代金の確認をし、Tポイントを使う場合は、Tポイント数を入力し、画面最下部の「次へ進む」ボタンを押します。
概算代金の確認と注文の確定
確認画面が表示されるので、ハガキで送られてきた取引パスワードを入力し「注文を確定する」ボタンをおせば注文完了です。
※ 概算約定代金が、先程の画面とことなるのは、別の日にこの画面をキャプチャしたためです。本来であれば概算約定代金は、前の画面と同じ金額が表示されます。
注文を確定して時間帯によって、翌日の午前開始時か午後開始時に取引が成立し、晴れて株主になることができます。
次回は、株の売り方を紹介したいと思います。
注文や約定など、もう少し詳しい事を知りたい方は、以降も読んでみてください。
約定金額とは、株の売買が成立したときの金額です。
株は、売りたい人の売値と買いたい人の買値、双方が一致した場合に売買が成立します。
株を売買する際、一般の証券会社では「成り行き」と「指値」というのを選択できます。
「成り行き」は売買の際、金額を指定せずに、売りや買いをだし、その時の株価で売買が成立します。
一方、「指値」は売買の際、金額を指定して売りや買いの注文を出します。例えば1株200円で買注文をだしていいて、株価が202円から200円へ動く 又は、同じ200円の指値の売注文が入っている場合は、売買が成立します。
ネオモバは、指値注文はできません。
注文を出す時間帯によって、午前開始時の成り行きでの売買か、午後開始時の成り行きでの売買かどちらかになります。
21:30までに注文をすると翌日の午前開始時の値での取引、当日10:30までに注文すると、当日午後開始時の値での取引になります。詳しくは以下の「いつでも注文が可能/1日2度の約定チャンス」を参照してください。
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