指パッチンの瞬間で変わる世界①

先日、急な頭痛と目眩で動けなくなった。
嫌な予感がする・・・・。
「これ、メッセージだ。しかもお急ぎ便」

余談だが、相手の言いたいことの勢いが強すぎる場合
受けきれなくて激しい頭痛と目眩になる。
機関銃のように捲し立てられるのを想像してもらいたい。
その機関銃が幾つもの方向からくるんだからたまったもんじゃない。
頭が割れそうになって何もできなくるので、この方法は勘弁して欲しいと毎度思う。

さて、今回の事態は深刻だった。
とある半島の地図と、その一帯に蓄積している巨大な地殻エネルギーが映る。
このエネルギーの端が跳ねたら、確実に巨大地震になる。
マズイ。非常にマズイ。
しかも、日付まで付いている。
残り10日もない・・・・・・。
呆然と見ているうちに、日付が一日早まってしまった。

(ここからはウス、心の声)

これ、あかんヤツや。

知らせてきたってことは、何か手立てがあるはず!
何や、何や!!

エネルギー抜くか?? 頑張ったら抜けへんことはなさそう、できるかも。
けど、こんだけのエネルギー抜くのは体への負担すごいやろなぁ、、、
けど、今やらなマジで危険。
けど、ホンマにエネルギー抜く方法でええのか???


すごい葛藤。自分の中ですごい勢いの自問自答が繰り広げられる。

5年前までの私ならば、なんの躊躇いもなくエネルギーを抜く選択をしていたと思う。
現にそうやって、文字通り身を粉にして各地を巡ってきた。
けど、違うのだ。
それは、今はもう違う。
特定の誰かを犠牲にして何かを回避するような、自己犠牲ありきの方法は絶対に違う。
今、旧体制の解決方法を求められているはずがない。
それには確信があった。

それは分かってるけど、どうしていいのか分からない。
普段から喋り相手の龍は黙ったままじっとこちらを見ている。

②に続く

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