きのこ狩り:ポルチーニ茸
それほど遠くない場所でのきのこ狩りのお誘いをいただきいそいそと出向くと総勢10人のきのこハンターが集まった。
幸いおあつらえ向きの天気で、お弁当を肩にかけ、湿った苔のはえる危なっかしい斜面を昇り降りしつつ目は獲物を捕らえるために前方半径1-2メートルを常にスキャンする。
Steinpilz(ポルチーニ茸 あるいは ヤマドリ茸)の大きな頭を見つけては心が躍る。そして自然の恵みを恭しく享受した。
きのこという生物は面白い。菌類のつくる子実体を通常私たちは通常きのこと呼んでいるわけだけれど、地面の下に張り巡らされた菌糸のネットワークが本体だという。
オレゴン州の森でDNA鑑定により確認されたオニナラタケの菌糸は8.9km²広がっていたというから、きのこがその気になったら我々人間などあっという間に取り込まれてしまいそうだ。
そんなことを考えながら、ありがたく皆で収穫物を愛で調理し、美味しくいただいた。