実生アガベの成長記録⑮
はじめに
7月末からの酷暑を乗り越えてやっとお盆休みを終えるところ。アガベは温度が高すぎると成長が止まり、秋ごろに一番成長するという話を聞く。真偽のほどは自分にはわからないが、気温が峠を越えたと思われるこれからの時期、実生っこのみならずうちにあるアガベたちの成長度合いを引き続き見守っていこう。ということで、もうそろそろ播種から6カ月目を迎えるところで、ここまでの成長具合は、、、
オテロイ
子葉はだいたい枯れたかな。発芽したすべてに3枚程度本葉が出ており、はじめてにしては順調に育っているとしていいと思う。なんとなく全体的に葉が大きくなっている気がしないでもない。これまでの成長記録で比較的成長の早い3株にフォーカスしたが、やはりそれら3株は良い姿になりそう。ひとつは4枚目の本葉が見えており、ひとつは鋸歯に特徴が出そう。残るひとつは葉が大きい。9月、10月でどれほど大きくなってくれるかが今後のポイントかな。
前回の記録で新しい葉が白くふにゃふにゃになっていた株(写真右奥)はと言えば、また新たな葉が出てきた様子。こちらはちゃんとしてそうだからなんとかしっかりと育ちそう。
アメリカーナ・オアハセンシス
オアハセンシスはやっと根元から新しい葉が増え始めたのかな。小さい葉が2枚ほど見え始めたのがいくつか。今のうちにオアハセンシスに適した環境を見つけられれば良いのだろうが、まずは枯れてなければ良しとしよう。そろそろ個別管理に移行するか、という話をしておきながら全く作業ができていないが、なんとか8月中に時間を取れるようにしたい。
グアダラハラナ
葉が大きくなった気がするが、これは徒長なのだろうか。葉の形がいびつに見えるのでおそらく徒長しているのだろう。一方でロゼットの中心から新しい葉が出てくる気配があり、一応ちゃんと成長していることが分かる。あとは多少葉に赤みが出てきたことが気になるが、これは光を当てすぎ、ということだろうか。
サボテン
これはもうサボテンと呼んで差支えないだろう。とくに大きく育っている株がふたつあり、今後はこの二株に集中して育成していくことを検討しようかな。播種した時、種のあまりの小ささにうまく均等に配置することができず、結果的に隅の方に偏って目が出てきてしまった。種を見失ってしまったことが非常に悔やまれるが、この失敗を逆手にとって順調に育った株を選抜する、ということで間引いてしまうのも一つの策。サボテンはしばらく植え替えする気はないので、当面このままで育てるが、そのうち小さい株たちは大きい株に邪魔されてうまく土から養分を吸えなくなるのだろう。もし今小さい株たちの中でちゃんと大きくなるのが出てくればそれに越したことはないが、僕の中では二株ちゃんと成長すれば万々歳であることを忘れないでおこう。