【読書録】創造的におもちゃで遊ぶということ
※今回の記事は個人の学習のための記事です。読みづらい部分が多くあるかと思います。
ライフロング・キンダーガーデンという本を読みました。
今、どんな教育が必要か
教員をやっていて日々感じるのは、今、教育は変わるときが来ていて、新しい教育を我先に行おう!とか、新しい教育をだれよりも早く我が子に!という雰囲気を感じます。
どんな教育が必要かを考える上で、やっぱり少なくとも「未来10年後」に子どもたちが社会に出たときのことを考える必要があります。それは、私たちが生きてきた社会とは間違いなく異なるでしょう。だからこそ、大人としてのミッションは非常に難しいわけです。経験がないのですから。
それこそ、今問題になっている教員内のいじめ問題はささっと解雇し、問題を収束させるべきだとも思います。教員叩きに一生懸命になっているうちに、目の前の子どもの成長は進み、貴重な教育の期間が過ぎ去っていくからです。
ライフロング・キンダーガーデンでは、「創造的思考力」を育むことがとても大切だと述べられています。
そして、プログラミング教育を後押しする本でもあります。発売されてから1年半たった今、この本のアイデアは徐々に徐々に広まってきているように感じます。
【トイストーリーの悪役、シドは創造的思考力を発揮している】
この本の中でとても面白かったことがあります。映画トイストーリーの中で、「おもちゃを改造する子どもシド」が悪役として道場します。この子のベットの下には、シドが改造したおもちゃが大量にあります。作中では、おもちゃを大切にするアンディと対局的で、「おもちゃを自分勝手に改造しまくる恐ろしいやつ」として描かれていました。
この本の中では、そんなシドは、おもちゃを改造しているとき多くのことを学んでいただろうと書かれています。これは大いに賛成で、たとえ魔改造だとしても彼には高い創造性があることが見て取れます。
おもちゃ自体が創造的なものだとしても、それで遊ぶ子どもが創造的になるわけではありません。
子どもとおもちゃについて考えるとき、「そのおもちゃでこの子達は何を学び、どのように学ぶだろうか」考えることが大切です。ただ与えるだけでは不十分だということですね。
【道徳のアンディ 創造性のシド】
一方、アンディもおもちゃを通して大切なことを学んでいます。彼はおもちゃたちを本当の友達として扱い、ともに成長しました。アンディはおもちゃを通して仲間を大切にする、ものを大切にする、愛情をもつという素晴らしいことを学んでいます。
私が今気になっていることは、この映画だけに言及すると、「道徳」と「創造性」が相反するそうなものに見えてしまうことです。
多くの映画では、「ハッカー」は悪者のように扱われます。創造性に特化したため道徳観を欠いてしまった、という雰囲気です。
その雰囲気が「ゲームをしすぎると、凶暴性が増す」という言い伝えを生み出したのかもしれません。
今回はここまでにします。少しまとまりませんが、おもちゃの改造工場が学校にあったら面白い!と思いました。どの学校にも図書館があるように、改造工場(STEAMルーム)があってもいいだろうにと。
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