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『ふわり。夏のおわりに』- Tori-co-Role楽曲紹介

こんばんは。

今回はTori-co-Roleとしての初投稿曲『ふわり。夏のおわりに』について書きたいと思います!

『ふわり。夏のおわりに』 - ニコニコ動画

『ふわり。夏のおわりに』 - Youtube

実はTori-co-Roleの活動自体はずいぶん前から考えてはいたんだけど、仕事が忙しかったのもあったりして、なかなか活動できてなくて。

そんな中、ミクさんが生誕10周年を迎えるとのことで、「せっかくなら何かしたい!」と思って作り始めたのがこの曲。
2017年春の話ですね。
その時は結局時間が足りなくて投稿は見送って、そこから長い眠りにつくことになり。。。

いろいろあって、本格的にTori-co-Roleの活動を開始しようとなったのが
その2年後くらいで、当初よりは2年遅れの2019年8月31日に動画投稿するに至りました。

楽曲について

曲自体は2017年8月初旬には原型ができていました。
ちょっと過渡期でファイルが整理できていないけど
見つかった中では最初のデータがこれ。

サビのメロディも今とは少し違うし、伴奏は全然違う感じ。

この曲を作っていたいた中で印象に残っていることといえば、Bメロのメロディ。

あれから何年もが過ぎて
君は遠くへ行ってしまった

この部分ね。
「も」のところ大きく下がるんだけど、これは自分の力では出てこなくて、くれはさんのアドバイスで出来上がった部分。
ほんとに音符の跳躍って大事なんだけど、ついつい跳躍を少ないメロディを作ってしまう癖があって、アドバイスで一気にメロディの違和感が無くなったのは今も覚えてる。

本当はギターも生録したかったんだけど、カッティングが下手すぎてなかなかうまく取れず、結局タイムアップで打ち込みになりました。

そういえばこの曲は、
Singer song writerからabilityにDAWを移行してからは初の楽曲。

当時金欠過ぎてAbilityを買うかだいぶ迷ったけど、「未来への投資だと思って買ってもいいんじゃない?」という後押しがあって、10年くらい?使っていたSingar song writerをついに卒業。
初音ミクからのクロスアップグレードが使えたので、意外と安く買えました。
使ってみて、今までとは音が全然違うことにもびっくり。。。
ずっと音源はVSCを使ってたから、Ability Proに入ってる音源の質がどれも良すぎてだいぶ感動した笑
本格的にいろんな音源使いだしたのはこの曲が最初。

楽器編成&VSTi

  • Vo            : 初音ミク V2

  • Synth1     : Alpha_SSW9 (スクエアウェーブ系の音のやつ)

  • Synth2     : CrX4_SSW10 (イントロの主旋律に使っているやつ)

  • Synth3     : CrX4_SSW10 (イントロの最初の音)

  • Synth4     : Alpha_SSW9 (サビの頭で鳴ってる音)

  • Synth5     : Alpha_SSW9 (サビで伸ばしメインで使っている音)

  • SynthBs.1 : CrX4_SSW10

  • SynthBs.2 : SpectrakSSW_64 (サビで鳴り始める音)

  • E.Gt.         : Kontakt 5 - Rock Guitar

  • E.Bs.         : Kontakt 5 - Classic Bass

  • Drums.     : RMV 8-8_SSW9

  • Perc.         : Kontakt 5 - Crystal Kit

ドラムは808 Kit 5のプリセットを使ってる。
いつもそうなんだけど、ほかの音源もプリセットをそのまま使ってる(もしかしたらちょっといじっているやつもあったかもだけど)。
なかなかシンセいじりは難しい。。。

当時はノートPC使っていたので、DTMやるにはかなりスペック的にはきつかった。
ミキサー上でエフェクトをインサートして使うのはできなくて、曲が出来上がった段階でそれぞれのパートをwavに書き出してからMIXしてた。
これが本当に骨の折れる作業で。。。
ほかの楽器のMIXをした結果すでにMIXしたパートの音を変えたくなった時は、また元の音声ファイルにエフェクトかけて他のパートと合わせて確認、という流れ。
音源の設定してるだけでメモリをかなり食うから、最後に音源全部外したプロジェクトを作って、オーディオ編集用にしてた。
今使っているPCなら他のパート流しながらパラメータの微調整とかできるんだけどね。
当時は重すぎて無理だったorz

コードについて

スケールはGb major(ラスサビはG major)。
フラット系のkeyはちょっとふわふわした感じが出ますね!

Key = Gb major

/* イントロ */
 Gb → Db7 → Ebm7 → Cb | Gb → Db7 → Ebm7 → Cb | Gb → Eb → Db → Cb ||
/* Aメロ */
 Gb → Ebm → CbM7 → Db7 | Gb → Ebm → CbM7 → Db7 ||
/* Bメロ */
 Ebm → Db → CbM7 → Gb | Ebm → Db → CbM7 → Gbsus4 ||
/* Aメロ */
 Gb → Ebm → CbM7 → Db7 | Gb → Ebm → CbM7 → Db7sus4 ||
/* サビ */
 Gb → Db7 → Ebm7 → Cb | Gb → Db7 → Ebm7 → Cb | Gb → Db7 → Ebm7 → Cb ||
 Bbm → Db7 → CbM7 → Gb | Bbm → Db7 → CbM7 → Dbsus4 ||
/* 間奏 */
 Gb → Db7 → Ebm7 → Cb | Gb → Db7 → Ebm7 → Cb ||
/* Aメロ */
 Gb → Ebm → CbM7 → Db7 | Gb → Ebm → CbM7 → Db7 |
 Gb → Ebm → CbM7 → Db7 | Gb → Ebm → CbM7 → Db7sus4 ||
/* サビ */
 Gb → Db7 → Ebm7 → Cb | Gb → Db7 → Ebm7 → Cb | Gb → Db7 → Ebm7 → Cb ||
 Bbm → Db7 → CbM7 → Gb | Bbm → Db7 → CbM7 → Dbsus4 ||
/* 間奏 */
 Gb → Bbm → Cb → Ebm → Cb → Dbsus4 ||
 Gb → Db7 → Ebm7 → Cb | Gb → Db7 → Ebm7 → Cb |
 Gb → Eb → Db → C ||
/* サビ */
 G → D7 → Em7 → C | G → D7 → Em7 → C | G → D7 → Em7 → C ||
 Bm → D7 → CM7 → G | Bm → D7 → CM7 → Dsus4 ||
/* アウトロ */
 G → D7 → Em7 → C | G → D7 → Em7 → C | 
 G → E → D → C → D | G

[イントロ]
基本的には「トニック→ドミナント→サブドミナント」の流れなので、超教科書的なコード進行ですね。
ハーモナイズ(コード割り当て)は苦手なので、だいたいいつもこんなもんです。。。
[Aメロ1回目]
イントロと同じく、超教科書的なコード進行です。
[Bメロ]
大体メジャースケールの曲を作るときはBメロはマイナーコード(ルートの代理コード)で始めてます(これも教科書)。
[Aメロ2回目]
前半は1回目のAメロと同じ、最後だけsus4に。
サビ前をsus4にするのも定番だと思うけど、基本僕はこれでしか作ってないなぁ・・・。
たまには新しいことしないとorz。
[サビ1回目]
この曲のサビは前半がイントロと同じコード進行、後半がBメロと同じようなコード進行になってる。
まぁこれも定番かなぁ。
サビ~間奏は終止感出したくないのでsus4で。
[間奏]
大体イントロと同じ。
[Aメロ3回目]
繰り返し回数が違うだけで、1番のAメロと同じ。
[サビ]
1番のサビと同じ。
[間奏]
ここはちょっと特殊。
コード進行うんぬんより、ここは耳で聞いてギターがいい感じになるようコードを割り当てた、という感じ。
間の部分はこれまでの間奏と同じ。
最後はサビでKeyを上げるためにDb→Cの半音下げる流れでKeyを切り替え。
major→minorの時にたとえばA→Amのコード進行するのと同じかな?
コードの知識なさ過ぎて、だいぶ危ういorz
詳しい人、解説して←
[サビ]
ラスサビのコード進行。
Key上げただけで、1番と同じ。
[アウトロ]
アウトロのコード進行。
これまでの間奏と同じで、keyが違うだけ。
最後は完全終止で締め。
見かけないレベルの基礎的なコード進行笑

作業分担について

作曲、編曲⇒うっしー
イラスト、歌詞⇒くれはさん
基本的にはこの流れで作る曲が多くなるかなと。
歌詞を最初に書いてもらって、それに対してメロディー&コード&伴奏つけて、くれはさんから意見もらいながら直していく感じ。

イラスト&歌詞について

くれはさんに描いて(書いて)もらった分なので、特に書けることがないけど。。。
とりあえず風船と髪の毛はびっくりした笑
あと風船に引っ張られてる鳥が好き笑

とは言え、何も書かないのもさみしいので、くれはさんからメッセージをいただきました←

この曲はTori-co-Roleとして初めてニコニコ動画に投稿したボカロ曲となりました。

初音ミクの12周年記念のお祝いソングということで、ハッピーで明るい詞にしたかったのですが、みんなにお祝いされて人気者のアイドルであるミクには決して自分の手が届くことは無く、自分はその他大勢のひとりでしかないという少し劣等感が入り交じる詞となりました。

イラストに関しては、デジタルで1枚絵を描くこと自体が初めての経験だったのですが、明るくキラキラした雰囲気にしたかったので髪色や風船の彩度を高めにし、目を引くようなイラストに仕上げました。個人的には髪の表現が気に入っています♪

(くれはさんコメント)

おわりに

今後はこんな感じで、Tori-co-Roleの投稿曲については作成秘話的なものとか、内容の解説を上げていきたいと思います!

自分自身がまだまだ知識不足ではあるんだけれども、微力ながらもボカロ曲を作っている方の参考になればと思います。

それでは、see you next article, and have a good creators life!


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