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◆社内報・会報誌・広報誌のペーパーレス化、そのメリットとデメリット

こんにちは。
東京文京区 護国寺 の広報をデザインする会社、株式会社ユー・エス・エスです。

デジタル時代の最適な情報発信を

デジタル化の波は、社内報や広報誌にも影響を与えています。ペーパーレス化は多くの利点をもたらしますが、同時にいくつかの欠点も存在します。今回は、ペーパーレス化の利点と欠点を再考し、そのバランスをどのように取るかを探ります。


ペーパーレス化のメリット

環境への配慮

紙の消費を減らすことは、森林の保護と二酸化炭素の排出量を減少させる効果があります。しかし、日本への木材チップ輸入は、持続可能な方法で管理されている森林から行われていることが多いです。一般的に森林伐採と聞くと、ジャングルの木々が切り倒され、緑の地域が失われるイメージがありますが、実際には熱帯雨林の木々は製紙に適した均質な原料ではないため、これらは使用されていません。この点を考慮することが重要です。

引用:日本製紙連合会HP

コスト削減

印刷や配布に関わる費用が削減され、経済的な効果があります。

情報へのアクセス性

デジタル化により、情報の検索や共有が簡単になります。

更新のしやすさ

印刷物では版を重ねるたびに新たな印刷が必要ですが、デジタルフォーマットでは、内容の修正や更新が速やかに行えます。

携帯性

多くの情報を小型のデバイスに保存でき、場所を取らずに持ち運べます。

ペーパーレス化のデメリット

初期導入コスト

デジタル化には、機器やソフトウェアの導入、従業員の研修などの初期費用がかかります。

デジタル格差

すべての人がデジタル機器にアクセスできるわけではないため、不便を感じる人もいます。

セキュリティリスク

デジタルデータは、サイバー攻撃やデータ漏洩のリスクがあるので、適切なセキュリティ対策が求められます。特に個人情報を含む社内報は、漏洩時の対応まで検討しておく必要がありそうです。

デバイス依存

機器の故障やバッテリー切れなど、機械的なトラブルが情報へのアクセスを妨げる可能性があります。

健康への影響

長時間の画面使用は、目の疲れや頭痛を引き起こすことがあります。

興味のある部分しか読まない

デジタルメディアの利用が増える中で、読者が電子書籍を全面的に読まずに、関心のある箇所だけをピックアップして読む傾向が見られます。このような読み方は、情報の全体像を把握するのに不十分であり、断片化された情報から誤解が生じる可能性があります。視座の高いキャリア形成に役立つ情報を提供する冊子は、その機能を十分に発揮できないかもしれません。

一方で、紙媒体についても触れてみたいと思います。
デジタルの時代が進展する中でも、紙の質感や信頼感は依然として大切な価値を有しています。社内報や広報誌がペーパーレスへと移行していく中で、紙媒体の果たす重要な役割は決して小さくありません。

紙の冊子を発行するメリット

情報伝達の確実性

紙媒体の冊子は、電子媒体よりも信頼性が高いと見なされることがあります。特に、オフィス内では、全員に配布されるため、情報が確実に伝わります。

閲覧の容易性

デジタルの場合はすべての人がアクセスできるわけではありませんが、紙の場合は、オフィス内の共有スペースやデスクで自由に閲覧できます。

可視性とリマインダー

紙の冊子はデスク上に置いたりすることができるので、リマインダーとして機能し、重要な情報を見逃しません。

感覚的価値

紙の冊子は、物理的な存在感があります。読者はそれを手に取り、読むことで感覚的な満足感を得ることができます。これはデジタルメディアでは得られないものです。

デジタルとアナログの特性を活かし、情報伝達の最適化を

現代のコミュニケーションは、デジタルとアナログのメディアを巧みに組み合わせることで、その効果を最大限に発揮します。社内報・会報誌・広報誌の情報伝達においても、この原則は非常に重要です。
緊急性の高いリアルタイムが要求される情報は、迅速な更新が可能なデジタル形式で、一方で、企業文化の醸成や従業員のキャリア形成に関する内容は、紙の冊子を通じて伝えることで、社内コミュニケーションを強化し、組織の効率と生産性を高めることができます。

デジタルとアナログのバランスの取れたアプローチは、社内のコミュニケーションを強化し、組織全体の効率と生産性を向上させます。
デジタルと紙媒体の両方の特性を理解し、それぞれの利点を最大限に活かすことが重要です。


社内報・会報誌・広報誌の紙媒体の制作、Web化については、株式会社ユー・エス・エスに是非一度ご相談ください。豊富な技術と経験を活かし、情報の価値を最大限に引き出します。